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ブレゲ マリーン コレクション 海のロマンチシズムが息づくスポーティエレガンス

2018年にアップデートがなされた現在の第3世代マリーン コレクション。昨年に引き続き今年も新たなスタイルが加えられ、さらに魅力がプラスされた。

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大いなる海に抱かれ、探検の精神と尽きない好奇心を象徴するコレクションがブレゲ マリーンだ。新たにブルーダイヤルのチタンモデルとスレートグレイダイヤルのローズゴールドモデルを加え、魅力をさらに広げた。多様化するライフスタイルに応え、オンオフを問わず、つねに満ち足りた時間とさらなる刺激を与えてくれる。


洗練された個性を宿して

変わりゆく日常に、これまでとは違う生活や時間の過ごし方の新しい選択肢が広がる。ワーケーションもそのひとつだ。従来のようにオフィスに縛られることなく、近場に滞在することで新しい自由な発想が生まれる。マリーンのチタンモデルは、そんな身近にある非日常という新鮮な時をもたらしてくれる。軽量なチタンケースに加え、フィット感にも優れるラバーストラップは終日付けていてもストレスを感じさせない。端然とした3針は、カジュアルなスタイルでも腕元の品格を損なわず、オンラインでつながった相手にも好印象を与えるだろう。手作業による美しいサンバースト仕上げを施したブルーダイヤルに目をやる度、無限に広がる大海原への憧憬に心も解放されていく。

軽量かつ堅牢に加え、潮や腐食に対する強い耐性を備えることから、チタンは海をテーマにする時計にふさわしい素材だ。だからこそ2018年に新たなデザインコードをフルコレクションに展開した新生マリーンで初採用し、その幕開けを飾ったのだ。さらに文字盤は、アイコンである波模様のギヨシェ装飾ではなく、シンプルなサンバースト仕上げで機能美を強調するとともに、新たに加わったブルーダイヤルがスマートな躍動感を演出する。フライバック機能を備えたクロノグラフは、3時と6時位置に30分積算計と12時間積算計を配置した特徴的なレイアウトに、スモールセコンドとの大小の違いでメリハリをつける。視認性に寄与するだけでなく、洗練された個性が宿るのである。


冒険心をかき立てる存在

喧騒から離れたリゾートや豊かな自然環境で過ごすワーケーションの醍醐味は、心身をリラックスさせつつ、いかに意識を研ぎ澄ませるか。それは間断ない日常では得難い、新しいワークライフバランスだ。そんな時間をマリーンのRGモデルが静かに刻む。ゴージャスなRGケースに対し、スレートグレイダイヤルは都会的な雰囲気を醸し出し、そのコントラストにエレガンスが漂う。とくにアラーム ミュージカル 5547は、トラベルユースにも実用的な第2時間帯表示に加え、アラーム機構を備える。右のサブダイヤルと4時位置のリューズで時刻を設定し、8時位置のプッシュでオン/オフを簡単に操作でき、タイムスケジュールに合わせて使えば、心地よい音色に気分も切り替わるだろう。創造性や集中力を高め、新たな発見や気づきにもつながるに違いない。

初代アブラアン-ルイ・ブレゲは、1815年にフランス国王ルイ18世から王国海軍時計師の称号を授けられた。この歴史に着想を得て1990年にマリーンは誕生。以降熟成を重ね、2018年に現在の第3世代へと進化を遂げた。伝統的なクラシックスタイルと、独創的な先進技術を併せもつブレゲの個性に、スポーティなマリンテイストが溢れる。とくにゴールドケースの、派手さを控えたシックな気品は唯一無二であり、スレートグレイダイヤルを合わせることでさらに現代的な魅力を増し、幅広いシーンにも映える。そしてダイヤル中央に刻まれた波模様のギヨシェ装飾が、変わることのない航海への冒険心をかき立てるのだ。

クラシックなドレスウォッチが印象の強いブレゲにおいて、マリーンはスポーティモダンに位置づけられる。それでも伝統のブレゲ針をモディファイし、針のような繊細な秒針のカウンターウェイトに国際海洋信号機の“B”を象るなど独自の美学を崩すことはない。そして多彩な機能に、素材やスタイル、カラーを揃えた豊富なラインナップは、あらゆる用途やシーンに応える。そこにブランドが培ってきた海のロマンチシズムが息づくのである。


ブレゲ マリーン コレクション
チタンケース×ブルーダイヤル
ローズゴールドケース×スレートグレイダイヤル

Photographs: Yuji Kawata Words: Mitsuru Shibata Styled: Eiji Ishikawa(TRS) Hair&Make:Ken Yoshimura