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Hands-On G-SHOCK DWN-5600 “リングウォッチ”を実機レビュー

36mmのドレスウォッチなんて時代じゃない。これからは23mmのG-SHOCKだ。

Photos by TanTan Wang

HODINKEEは、これまで数多くのHands-On記事をお届けしてきた。実際、この記事を読んでくださっている読者の多くが、それを目当てにこのサイトを訪れてくれているのだろう。しかし今回お届けするのは、我々にとって初めての実機レビューかもしれない。

DWN5600-9 vs classic G-SHOCK

大きさ比較のためのバナナ、と言えば伝わるだろうか。もしクラシックなGW-5000U-1がそのバナナだとしたら、こんな感じだ。

DWN5600-9 pointer finger
DWN5600-9 Slanted Shot

 というのも昨年12月、カシオは大きな成功を収めたカシオのリングウォッチに続き、さらに興味深い提案を打ち出した。G-SHOCKのリングウォッチだ。そしてほんの数週間前、ローワー・イースト・サイドで買い物をしていた私は、G-SHOCKの象徴的なイエローカラーのモデル、DWN-5600-9をコレクションに加えるときが来たと決心した。結論から先に言ってしまうと、このG-SHOCK nano 5600が特別なのは約10分の1のサイズでありながら、実質的にほかのどのG-SHOCKとも何ら変わりがない点にある。

 G-SHOCKというブランド全体が、その究極の耐久性を核としており、耐衝撃性と防水性は、この象徴的な名を冠するすべての時計に必須の条件だ。G-SHOCK nano 5600は、単にアイコニックなスクエアのシルエットに似せた、薄っぺらい外装に小さなスクリーンをつけただけのものではない。小型化された電子モジュールを搭載していても、気密性を確保したG-SHOCK独自の構造を採用することで、兄貴分たちと同じように耐衝撃性を備えているのだ。そして、すべての時計が200m防水であるというG-SHOCKの長年のルールも受け継いでいる。もちろん推奨はしないが、この小さな時計を海に持っていくことだって可能なのだ。

DWN5600-9 Case Side
DWN5600-9 Buckle Shot
DWN5600-9 soldier shot to scale

 DWN-5600の外装ケースは、現代のほとんどのG-SHOCKと同様にバイオマスプラスチック製で、内部にはガラス繊維強化樹脂が使用されている。今回の発売では、ブラック、レッド、イエローというおなじみの3色が用意された。サイズは、とにかく小さい。ケース径は20mm、ラグ・トゥ・ラグ(いや、指の関節から関節までと言うべきか?)は23.4mmだ。厚さ7.5mmというのは、指にはめてみると驚くほど快適で、写真で想像していたよりもずっと出っ張りが少ない。

 以前のフルメタル製のカシオ リングウォッチはワンサイズで、指の細い人向けにふたつのプラスチック製の調整用スペーサーが付属していた。一方、G-SHOCK DWN-5600は、G-SHOCKに付属するスタンダードなストラップをそのまま小さくしたようなストラップを備え、金属製の尾錠もついているため、あらゆる指のサイズに対応できる最も汎用性の高いリングとなっている。ストラップは最もきつい穴で48mmから82mmまで対応しており、これは円周が約4.8cm〜8.2cmまでの指なら誰でも着用できることを意味する。

DWN5600-9 caseback
DWN5600-9 Side Shot on table
DWN5600-9 on finger

 ケースバックもクラシックなデザインを踏襲しており、四隅にある4本のネジで裏蓋が固定されている(残念ながらスクリューバックではないが、このようなリリースでは当然だし、あまりにニッチすぎるだろう)。2年の電池寿命が尽きたら、ほかのG-SHOCKと同じように裏蓋のネジを外して電池を交換できる。内部にはG-SHOCK 3592モジュールが搭載されており、この極小のデジタル液晶を駆動し、リングに本来必要とされる以上の機能性をもたらしている。ケースの左側には爪で押せるプッシュボタンがふたつ、右側にはミニチュアのバックライト用のボタンがひとつある。バックライトはかなり弱いが、ないよりはましだ。

 機能面では、時刻表示に加えて、カレンダー、ストップウォッチ、デュアルタイムといったいくつかの機能を切り替えられる。バックライトと同様に、アラーム機能もこの小さなタイムピースにおける妥協点を示している。これは音で知らせるアラームではなく、指定した時刻にバックライトが点滅するだけなのだ。実際、カシオは「タイムフラッシュはエンターテインメントを目的としています」と述べている。ともあれ、私は楽しませてもらったので、ミッションコンプリートといったところだ。

DWN5600-9 Finger shot closed knuckle

 手首に、いや、指にはめてみると、DWN-5600は驚くほど快適だ。G-SHOCKのリングウォッチは1万4300円(税込)という価格で、ノベルティ的なギミックであるにもかかわらず、その着け心地のよさには少し愉快な気分になった。その軽さは明らかで、小さな樹脂製ストラップの柔らかさは実に素晴らしい。さらに、もし塩分を少し摂りすぎたと感じる日があっても、バックルの穴をひとつずらせばいいだけだ。

 リングウォッチが活躍する場面はほとんどない(特に腕時計をすでに着けているならなおさらだ)。そして正直に言えば、ストリートウェアの界隈を別にすれば、このアイテムはお世辞にもファッショナブルとは言えない。しかしだからこそDWN-5600は、これを人前でまったく皮肉抜きで身に着ける自信のある人を求めているのだ。しかしそういったことはさておき、私がDWN-5600を心から愛し、これを大成功だと考える理由は、カシオがリングウォッチという楽しくてトレンディなアイデアを取り上げ、その遊び心をとことんまで追求したことにある。