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Photos by TanTan Wang
読者の皆さんはウニマティックが次々と繰り出す、特徴的なブルータリズムのシルエットを持つ新作にもう慣れていることだろう。なかには大胆なモデルもあれば、繊細なモデルもある。しかしこのブランドをチェックするたびに必ず何か新しいモデルが登場していることは紛れもない事実だ。そして常に限定モデルをリリースするという戦略は功を奏しており、通常100〜300本というロットは完売し、次のバッチが新たな購入者を引きつけるという好循環を生んでいる。
しかし最近、ウニマティックはコンパクトな36mmケースのモデロ・サンク U5Sにいくつかの新作を追加した。そこには、小さくも劇的な変化があった。夜光が充填され、手作業で植字された立体的なウニライト(UNILIGHT)インデックスの採用だ。モデロ・サンクを何本か所有している私としては、このアプライドインデックスが、これまでのプリント仕様のモデルと比べてダイヤルに新たな深みを与えていると感じる。もちろん、将来的にプリントインデックスのデザインがなくなるわけではないだろうが、これは実に素晴らしい出来栄えだ。
ウニマティックの“イタリアン アルプス”シリーズに最近追加された2モデルは、メカクォーツ搭載のモデロ・サンクにライトブルーダイヤルと、このウニライトインデックスを組み合わせている。しかし私が数日間試用したのは、よりプレミアムなブラックダイヤルを備えたU5S-BL 限定モデルだ。ケースはステンレススティール(SS/写真)とDLCコーティングされたブラックの2種類から選べる。もしほかモデロ・サンクを見たこと、あるいは試着したことがある方ならこのモデルの感触も想像に難くないだろう。ウニマティックのほかの大振りなモデルが合わないような細い手首にもフィットするコンパクトなスペックで、36mmという小径ケースに、やや珍しいプロポーションである22mmのラグ幅が組み合わされている。ケース厚は11.6mm、ラグ・トゥ・ラグは43.7mmと短く、手首への収まりもよい。
ほかの要素はおなじみのものなので、このモデルの魅力はすべてダイヤルに集約されている。夜光を充填したソリッドなブロックは、深みのあるグロッシーなブラックダイヤル上に配置され、まるで暗闇に浮かんでいるかのようだ。ウニマティックはこのダイヤルをマット仕上げと呼んでいるが、実物はかなり光沢があり、角度によっては針やインデックスがユニークな光の反射を生み出す。深く窪んだダイヤルと高さのある見返しを持つこの時計にとって、立体的なインデックスはまさにうってつけのデザインと言えるだろう。
インデックスはプリントされた質感の高いメタリックシルバーの縁取りで囲まれており、ダイヤルにはそれに合わせたセコンドトラックとロゴが配されている。私がこの時計を試用しているあいだ、夜光の性能は申し分なかった。ただ、視覚的にひとつだけ気になる点があった。インデックスと針に塗布された夜光の色合いが統一されていなかったことだ。針は暖色系のインデックスに比べて、より寒色系の白色に見える。これはやや気になるポイントであり、今後のモデルではこの差異が改善されることを期待したい。
ウニマティックは、クォーツと機械式ムーブメントでいくつかのグレードのデザインを展開しており、その価格帯は幅広い。この2モデルは自動巻きのセリタ SW200-1bを搭載しており、価格は1390ドル(日本円で約21万3000円)ちなみに先述のメカクォーツモデル2本は約700ドル(日本円で約10万7000円)だ。ストラップは、オリーブドラブカラーのシートベルト織りNATOストラップと、ブラックのツーピースレザーストラップの2本が付属する。私のお気に入りはオリーブのNATOストラップだ。シートベルト織りならではの厚みと滑らかさで着け心地が抜群なだけでなく、36mmケースのやや広めにとられたラグ幅がこのワンピースストラップと素晴らしい相性を見せている。
細い手首には驚くほど快適な着け心地だが、NATOストラップの一体感のある見た目は、手首が太い人でもモデロ・サンクの小振りなサイズをうまく着けこなせるようにしてくれると思う。いずれにせよ、NATOストラップを合わせると、この時計は高級感のあるモダンなフィールドウォッチといった趣になる。
U5S-BLの発売から2週間で、300本限定のSS製バージョンは完売し、DLCコーティングモデルのみがまだ在庫に残っている。私にとってこれは驚異的な売れ行きだ。というのも、結局のところブラックダイヤルのモデロ・サンクであり、スペック上は過去のデザインとそれほど劇的に違うようには見えないからだ。しかしその一方で、この事実はツールウォッチらしいウニマティックならではの美学に対する需要が依然としてきわめて高いことを示している。そして今後も、間違いなく多くのバリエーションが登場することだろう。
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