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Hands-On ブライトリング ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula ONE™ teamを実機レビュー

ブライトリングはアストンマーティンのアクセントとディテールを施したチタン製の限定ナビタイマーとともに、フォーミュラ1への参入を表明した。

アストンマーティン、そしてアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームとの新たなスポンサー契約を通じて、ブライトリングがフォーミュラ1のパドックへ参入したことを記念し、その象徴的なフラッグシップクロノグラフであるナビタイマーの限定モデルを発表した。ブライトリング ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム(Aston Martin Aramco Formula ONE™ team)は、アストンマーティンが初めてフォーミュラ1シリーズに参戦した年にちなんだ、1959本の限定モデルだ。この時計自体はナビタイマーを歴史的なモデルたらしめている、定評あるデザイン要素から大きく逸脱してはいない。しかし空ではなく陸上の乗り物を計測するのにより適した、いくつかの調整や意匠が加えられている。 

aston breitling

 正直に言えば、ナビタイマーは少なくともその本来の目的においてはパイロットウォッチである。確かにこれはクロノグラフであり、ラップタイムを含めたあらゆる計測にきわめて有用だが、ベゼルに備わった斬新な回転計算尺(残念ながら、私はまだその操作方法を理解するのに時間を割けていないが)などの機能によって、このタイムピースは常に真の航空計器であり続けてきた。空にインスパイアされたのではなく、パイロットのための計器やツールとして、空のために作られたのだ。1952年、ブライトリングはオーナーパイロット協会(AOPA)との協力により、初めてナビタイマー(“ナビゲーション”と“タイマー”を組み合わせた造語)を発表した。それらの初期の、そして今やきわめて人気の高いリファレンスには、AOPAの翼のロゴも共に記されていた。

 アストンマーティンのナビタイマーは、サーキットやステアリングを握る際の実用性を強調するため、飛行計器としての属性を控えめにしている。チタン製のケースを採用しているおかげで、手に取ったときや手首に載せたときの感覚は驚くほど軽い。直径43mmというナビタイマー伝統のプロポーションを維持しつつも、その軽さと49mmという妥当なラグ・トゥ・ラグにより、このやや大振りな時計は私のように手首サイズが7インチ(約17.8cm)に満たない人にとっても身に着けやすいものとなっている。

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 アストンマーティンらしさを際立たせている要素について言えば、それらは(ほとんどが)ケースバックに集約されており、ダイヤル側にはより控えめな特徴が見られる。ドーム型のサファイアガラスの下には、アストンマーティンのレーシンググリーンが散りばめられたブラックカーボンダイヤルが収まっている。さらにクロノグラフのセンター秒針は見逃せない存在感を放っており、F1チームのアクセントカラーに合わせたネオンがかったグリーンイエローの彩色が施されている。型押しレザーストラップのステッチにも、同じネオンカラーが使用されている。これは確かに、クラシックなナビタイマーを思い浮かべるときに想像するような伝統的なストラップではない。

 一見すると、情報量の多いナビタイマーのダイヤルはかなり落ち着いているように見えるが、よく見ると、クラシックなホワイトのインダイヤルや12時位置にアラビア数字を配したホワイトのアプライドインデックスとコントラストをなす、豊かな質感とカラーが浮かび上がる。6時位置の日付表示に加え、この時計はベゼルを囲むようにすべてのクラシックなナビタイマーと同様にカウンターを備えており、回転計算尺を使用して対地速度、上昇・下降時間、燃料消費量、飛行時間、単位換算などを依然として計算することが可能だ。軽快なクロノグラフ秒針を除けば、針はシンプルで目立ちすぎない。時・分針はフラットなホワイト(夜光塗料が充填されている)で、60秒計、30分積算計、12時間積算計の各インダイヤルの針はブラックとなっている。

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 軽量なチタン素材を除けば、ケースはクラシックなナビタイマーそのもので、22mm幅のラグ部分はコンパクトかつシャープに削り出されている。シンプルなプッシャーはこのコレクションの心臓部であり、コラムホイールと垂直クラッチを備えたCOSC認定のB01クロノグラフムーブメントに期待されるどおりの優れた操作感を提供する。

 ハーフオニオン型のリューズがアクセントを添えるケースの厚さは13.7mmと、それほどスリムではない。しかしケースの形状とチタン素材のおかげで、私の手首でも十分に収まりがよいと感じられる。ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームの価格は、156万2000円(税込)だ。これは同サイズのクラシックなステンレススティール製のモデルよりも23万円高い。

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 アストンマーティンの要素がより強く表れているのはケースバックだ。ストラップの裏側のカラーはチームのカラーリングを想起させ、サファイアクリスタルのシースルーバックから見えるローターにはアストンマーティンとフォーミュラ1チームのロゴがあしらわれている。ケースバックには“1 of 1959”とエングレービングされており、これがパイロットウォッチだと思っている人のために“Instruments For Drivers(ドライバーのための計器)”であることを示している。ほかのナビタイマーと同様に、このモデルも30mという控えめながらも実用的な防水性能を備えている。

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 昨年登場したレトロでクールな限定モデル、トップタイム B01 マルティーニ レーシングのダイヤルからロゴを排除した決断を反映し、今回のダイヤルにもアストンマーティンのブランディングがないことを我々は称賛したい。時計のダイヤルに車の名前やロゴが入る時代は終わったように感じられ、私たちはそれをできるだけ長くバックミラーに映る過去のものとして留めておきたいと考えている。そしてナビタイマーは直感的にはレースカー向けの時計とは感じられないかもしれないが、サーキットでの歴史はないにせよ、ロレックスやタグ・ホイヤーのクロノグラフと同じ機能(さらには回転計算尺によるそれ以上の機能)を確かに備えているのだ。

 ブライトリングのマーケティング部門とヘリテージ部門は、ブランドとモータースポーツの結びつきを示すさらなるつながりや歴史へと我々を導くため、適切なストーリーを見つけようと懸命に取り組んでいるに違いない。かつて適切なストーリーさえあれば、ほぼすべての顧客のあらゆる課題に対しても最適な時計を提供できることを証明した、紛れもなくゼネラリスト的なブランドにとって、今回のフォーミュラ1への進出がどのように展開していくのか見守ることにしよう。

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