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ブライトリングはアストンマーティン、そしてアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームと公式ウォッチパートナー契約を締結した。航空界との強い結びつきで知られるこのスイスブランドは、これによりウォッチスポンサーがひしめくF1、そしてモータースポーツの分野へと躍り出ることになる。
スイス・グレンヘンを拠点とするこの時計メーカーはイギリスの自動車会社と、そのレーシングチームと数年にわたる契約を締結したと発表した。2月9日に発表される2026年シーズンの新しいリバリー(編注;車体カラーリング)を纏ったアストンマーティン・アラムコの車両やチームウェア、そして3月6日から8日にメルボルンで開催される開幕戦オーストラリアGPのトラックにおいて、同社のロゴが掲出されることになる。
スイス時計産業のトップ10ブランドのひとつであり、クロノグラフを搭載したナビタイマーを含むパイロットウォッチで知られる航空界の雄である一方で、ブライトリングの自動車、特にF1モータースポーツとの関わりはタグ・ホイヤーやロレックス、さらにはリシャール・ミルといった競合他社に比べるとわずかなものだ。同社のマーケティング、コミュニケーション、ヘリテージ、そして製品部門は最高峰のモータースポーツという新たな舞台においてブランドを位置づけるという任務を負うことになる。
Image: Courtesy Aston Martin
「DB5やDB6といった歴史的な名車が持つ奥行きと歴史、アストンマーティン・アラムコとのフォーミュラ1チーム、そしてラゴンダは私たちに異なるセグメントで製品を展開する機会を与えてくれるでしょう」と、ブライトリングCEOのジョージ・カーン(Georges Kern)氏はHODINKEEの質問に対し語った。
「マーケティングのルールはきわめてシンプルです。“一番乗りになるか、より優れているか”であり、私たちは間違いなくより優れた存在になるでしょう」とカーン氏は付け加えた。
この新しいスポンサーシップを記念して、ブライトリングはチタン製のナビタイマー クロノグラフの限定エディションを発売する。アストンマーティンのレーシンググリーンの斑点が散りばめられたカーボンダイヤルが特徴だ。これは、このパートナーシップから生まれる数あるテーマウォッチの第1弾になると期待されている。ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームの詳細な実機レビューは、近日公開予定なので期待して欲しい。
ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム(本機については近日中にHands-On記事を公開予定)。
カーン氏が少なくとも3年から5年は継続すると見込んでいるアストンマーティンとの契約は、ブライトリングがNFLの公式タイムピースパートナーとして獲得した、もうひとつの注目すべきスポンサー契約だ。
「このような関係において成功の鍵となるのは活用施策です。NFLとF1が巨大なメディアプラットフォームであり、グローバルなスポーツであることは明らかです。真の魔法はその一段下のレベル、つまり顧客とのエンゲージメントにおいて起こります」と、アストンマーティンCEOのエイドリアン・ホールマーク(Adrian Hallmark)氏は述べている。「これらのイベントプラットフォームと私たちの顧客グループを結びつけることは、間違いなく素晴らしい機会です。周知のとおり、クルマを好む顧客は時計を好み、その逆もまた然りですから」とホールマーク氏は付け加えた。
ブライトリングはモータースポーツやF1との結びつきを強化するために、古くからのレースの歴史を紐解いている。アストンマーティンが1959年に初めてF1に参戦した時代、伝説的なドライバーであり航空機パイロットでもあったグラハム・ヒル(Graham Hill)とジム・クラーク(Jim Clark)はともにブライトリングのナビタイマーを着用し、そのコックピット計器としての機能をトラックに適応させていたという。
ブライトリングとアストンマーティンのより明確なつながりは、1965年のジェームズ・ボンド映画『007/サンダーボール作戦(Thunderball)』に見られる。劇中で007はブライトリングのトップタイム・クロノグラフを着用し、今やアイコニックな存在となったアストンマーティン DB5を運転している。
今回のスポンサー契約の財務条件は公表されていない。スイスのプライベート・エクイティ企業であるパートナーズグループが過半数を所有するブライトリングは、別の中核的なスイスブランドであるジラール・ペルゴからアストンマーティンのF1チームのウォッチスポンサーを引き継ぐ形となる。
この契約により、アストンマーティンのドライバーであるランス・ストロール(Lance Stroll)氏とフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)氏は、ステアリングを握っていない時にブライトリングのタイムピースを着用することになる。なお、レース中や練習走行中は安全規定により、時計や宝飾品の着用は認められていない。
タグ・ホイヤーは親会社のLVMHがレースシリーズと結んだ10億ドル(当時のレートで約1490億円)以上の価値があるとされるマルチブランドの10年契約の一環として、F1の公式計時パートナーを務めている。タグ・ホイヤーは、10年以上その地位にあったロレックスのあとを継いでF1の公式タイムキーパーとなった。
近年、F1でチームスポンサーを務めるほかの時計ブランドにはチューダー、H.モーザー、IWC、タグ・ホイヤー、リシャール・ミルなどがある。
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