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クイック解説
2019年にラインナップへ加わったロイヤル オーク クロノグラフの38mmモデルには、長らくフレデリック・ピゲ社製の薄型クロノグラフムーブメント「Cal.1185」ベースのキャリバーが搭載されてきました。オーデマ ピゲではこのムーブメントのブリッジや装飾に変更を加えてCal.2385と呼んでいます。小径ケースにも収まる薄型の一体型クロノグラフとして非常に完成度が高く、多くの高級時計ブランドに採用されてきた実績を持つ、信頼性の高いムーブメントです。
一方で、41mm径のロイヤル オーク クロノグラフは2022年にいち早く自社製クロノグラフムーブメント「Cal.4401」を搭載しました。ただし、このキャリバーはサイズの関係から38mmケースには適合せず、小径モデルは引き続きCal.2385を採用するかたちとなっていました。
しかし、その状況もついに変わります。オーデマ ピゲが今回新たに発表したのは、そうした流れの中で開発された自社製クロノグラフキャリバー「Cal.6401」を搭載するロイヤル オーク クロノグラフ 38mmです。
ラインナップは全3モデル。ステンレススティール仕様は、ブランドを象徴するブルーの「グランドタペストリー」ダイヤルを備えた王道の1本。ピンクゴールド仕様は2モデルが用意され、ひとつはグレーダイヤルにシルバーのサブダイヤルを組み合わせたシックなモデル、もうひとつはサンドゴールド調のダイヤルにベージュのサブダイヤル、さらにダイヤモンドセッティングのベゼルを備えた、華やかな仕様です。
価格は、ステンレススティールモデルが594万円(税込)に設定されています。ピンクゴールドモデルはいずれも要問い合わせ。なお、スティールモデルに限った比較ではあるものの、従来モデルと比べて22万円の上昇となっています。
ファーストインプレッション
今回のリリースは完全に新しいものではありませんが、38mmというケースサイズは近年の時計業界における小径志向の流れに合致しています。スポーツウォッチであっても、過度にサイズを主張しないバランスを求める声は確実に増えており、ロイヤル オーク クロノグラフもその例外ではありません。クロノグラフという存在感のある機構を備えつつも、決して主張しすぎないバランスは、小径モデルならではの魅力と言えると思います。
ロイヤル オークを選ぶ際に、ムーブメントが自社製かどうかを決定打にする人は、決して多くないかもしれません。それでも今回のアップデートによって、ケースからデザイン、そしてムーブメントに至るまで、すべてがオーデマ ピゲによるものとなりました。
今回のムーブメントの変更に伴い、ダイヤルレイアウトも見直されています。クロノグラフの分積算計は9時位置、時積算計は3時位置に配置され、視認性と左右のバランスが向上しました。4時半位置に設けられた日付表示は、従来モデルでは5時側に寄っていたのに対し、4時と5時のインデックスのほぼ中央へと再配置され、全体としてより整った印象を与えています。
左から新型の26450ST.OO.1356ST.01と従来モデルのRef. 26715ST.OO.1356ST.01。
また、ケースバックにはサファイアクリスタルが採用され、ムーブメントを鑑賞できる仕様となりました。APロゴをあしらったゴールド製ローターに加え、クロノグラフの要となるコラムホイールも確認でき、機械式時計ならではの魅力を存分に味わえる点も見逃せません。
基本情報
ブランド: オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
モデル名: ロイヤル オーク クロノグラフ(Royal Oak Selfwinding Chronograph 38mm)
型番:26450ST.OO.1356ST.01 (スチールケース、ブルーダイヤル); 26450OR.OO.1356OR.01 (ピンクゴールド、グレーダイヤル); 26450OR.ZZ.1356OR.01 (ピンクゴールド、サンドゴールド調ダイヤル)
直径: 38mm
厚さ: 11.1mm
ケース素材: ステンレススティールまたはピンクゴールド
文字盤色: ブルー、グレー、サンドゴールド調
インデックス: アプライド
夜光: あり
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: フォールディングクラスプ付きの一体型ブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: 自社製Cal.6401
機構: 時・分・秒、日付表示、クロノグラフ
直径: 27mm
厚さ: 5.7mm
パワーリザーブ: 約55時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 44石
クロノメーター認定: なし
価格 & 発売時期
価格: スティール 594万円(税込)、ピンクゴールドはいずれも要問い合わせ
発売時期: 今すぐ
限定:なし
詳細は、オーデマ ピゲ公式サイトへ。
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