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我々が知っていること
ミラノで開催されたLVMH Watch Week 2026で発表となったジュネーブ タイムオンリーは、昨年登場した完成度の高いジュネーブ ミニッツリピーターを受け継ぎつつ、ジェラルド・ジェンタのモダンリバイバルを次の段階へと押し進める最新作である。今回の新作は、ローズゴールドまたはホワイトゴールドで展開される、時刻表示のみに絞ったふたつのリファレンスで構成。これらのモデルはジェンタ晩年の美学に根差したコレクションのデザインコードをしっかりと受け継ぎながらも、よりシンプルで比較的手の届きやすい価格帯に抑えられ、日常使いを想定した仕様となっている。
ジュネーブ タイムオンリーの両モデルはいずれも、厚さはわずか8.15mm、38mmのクッション型ケース(ミニッツリピーターは40mm)を採用しており、ケース両サイドには短く処理されたラグをひとつずつ備え、全体のシルエットを引き締めている。ダイヤルはいずれもきめ細かなグレイン仕上げを施した真鍮製で、ミニッツトラックは2層構造。外周にはクッションケースの輪郭に沿ったトラックを配し、その内側に円形のミニッツトラックを重ねるレイアウトだ。マローネはローズゴールド4Nケースに、温かみのあるオレンジからブラウンへと移ろうグラデーションダイヤルと同系色のストラップを組み合わせている。一方のグラファイトはホワイトゴールドケースを採用し、よりクールなシルバートーンのダイヤルに、グレーカラーのカーフスキンストラップを合わせた仕様となっている。
両モデルの心臓部には、ゼニス エリートをベースとした自動巻きCal.GG-005Pが搭載されており、シースルーバック越しにその姿を鑑賞できる。このムーブメントは新設計の自動巻きローターを備え、2万8800振動/時(4Hz)で駆動し、パワーリザーブは約50時間を確保。その名が示すとおり表示はタイムオンリーに徹していて、クリーンでミニマルなダイヤル上に時・分針のみが配される。
ジュネーブ タイムオンリー マローネおよびグラファイトはいずれも今月中の発売が予定されており、価格はそれぞれ2万5000スイスフラン(日本円で約500万円)に設定されている。
我々の考え
昨年登場したジュネーブ ミニッツリピーターの正統な後継として位置づけると、今回の2モデルは、その魅力を十分に受け継ぎながらも、より現実的な価格帯へとデザインの魅力を広げた存在だと僕は感じている。もちろん、決して安価とは言えず、価格表記には相応の桁数が並ぶわけだが、それでも先行モデルである前述のミニッツリピーターが32万スイスフラン(日本円で約6300万円)と、実に10倍以上の価格であったことを踏まえればその差は明確である。
LVMHがジェンタのデザインアーカイブという庭園で探求を続けるなか、これらのジュネーブモデルは、その個性的で端正なデザインを、扱いやすいサイズ感のラグジュアリーウォッチとしてうまく再構築している。定番に落ち着きがちな選択肢とは異なる、センスのいい代替案として成立している点は素直に評価したいところであり、僕自身も好印象を抱いている。
基本情報
ブランド: ジェラルド・ジェンタ(Gerald Genta)
モデル名: ジュネーブ タイムオンリー マローネ&グラファイト(Geneva Time Only, Marrone and Grafite)
型番: ECFD01A1(マローネ)/ECFF01A1(グラファイト)
直径: 38mm
厚さ: 8.15mm
ケース素材: ローズゴールドまたはホワイトゴールド
文字盤: オレンジまたはグレーのグレイン仕上げ
インデックス: オレンジまたはグレーのアプライド
夜光: なし
ストラップ/ブレスレット: ケースカラーに合わせたカーフスキンレザーストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: ゼニス製エリートCal.GG-005P
機能: 時・分表示
直径: 25.6mm
厚さ: 3.88mm
パワーリザーブ: 約50時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時(4Hz)
石数: 27
クロノメーター: なし
追加情報: カスタマイズされたローターデザイン
価格&発売時期
価格: いずれも2万5000スイスフラン(日本円で約500万円)
詳しくはこちらをご覧ください。
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