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Introducing ベンラス スカイチーフが素晴らしいヴィンテージスタイルで復活

ヴィンテージ感あふれるサイズ、スリムなケース、そしてかつてHODINKEEが愛したヴィンテージ スカイチーフの魅力をすべて受け継ぎ、復活を遂げた。

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我々が知っていること

ベンラス スカイチーフをご存じない方のために、まずはこの時計について説明させて欲しい。これは今でも比較的手頃な価格で見つけることができる、最高にクールなヴィンテージウォッチのひとつであると同時に、ある種のパラドックスを抱えていた。ニューヨークを拠点とするベンラス社が1940年代に発表したこの時計は、当時のいくつかのブランドに見られたオーバーサイズの時計とは異なり、小振りなパイロットクロノグラフだったのだ。スカイチーフは、やがて世界のトップエアラインのパイロットたちの公式ウォッチとなった。その印象的な3つのカウンターを備えたダイヤルのデザインはコレクターたちに愛され、そして今、きわめて魅力的な姿で復活したのである。

Benrus Sky Chief

 前述のとおり、これらのヴィンテージクロノグラフは現代の購入者にとってはやや小振りな35mmだったが、今回の復刻版では36mmとわずかにサイズアップしたものの、ヴィンテージの範疇に収まっている。写真からも、そのやや小振りな装着感が見て取れるだろう。しかし同時に、ダイヤルが時計の前面の多くを占めていることもわかるはずだ。分厚いベゼルに押しつぶされることなく、ダブルドーム型のボックスサファイアクリスタルによって、ある程度拡大されて見える効果もある。

Benrus Sky Chief

 オリジナルのモデルはかなり厚みがあったが、今回のモデルはサファイアケースバックを含めてもわずか11.9mmと、はるかにバランスの取れた装着感を実現している。ヴィンテージのスカイチーフの側面を見ると、新作のサテン&ポリッシュ仕上げを施したステンレススティール製ケースのプロポーションと、どことなく似ていることに気づくだろう。(オリジナルと同様に)きわめて傾斜の急なベゼルとサファイアが多くのスペースを占めている。そしてベゼルがケースに取り付けられる部分の垂直リング(厚みを抑えるために縮小されている)、ミドルケース、そしてよりフラットになったケースバックリングで構成されている。リューズはかなり大きく、がっしりとした印象で、ヴィンテージテイストの時計に求める要素をまさに満たす。これらすべてに加えて100m防水性能を備え、素晴らしいケースデザインに仕上がっている。そして内部には42時間のパワーリザーブを備え、COSC認定を受けたETA製の自動巻きムーブメント Cal.2894を搭載する。

Benrus Sky Chief

 ダイヤルは、ヴィンテージのスカイチーフによく見られる2種類を模したものが用意されている。ストラタス グレー(スネイル仕上げのインダイヤルを備えた光沢のあるラッカーブラック)と、シーラス ホワイト(スネイル仕上げのインダイヤルを備えた、サンバースト仕上げを施したライトグレー)だ。どちらもインデックスにはヴィンテージ調のスーパールミノバが塗布されているが、興味深いことに、針には着色されていない。実はベンラス社の要職に就いている友人に尋ねたところ、ヴィンテージモデルを注意深く研究した結果、針とダイヤルの夜光塗料の色調が一致することはまれだったということがわかったそうだ。過度に“フォティーナ”を施すことを避け、ふたつの色を対比させることでうまく機能すると判断したとのことだ。

Benrus Sky Chief

 新しい(あるいは復活した)ベンラス スカイチーフには、ポリッシュ仕上げを施したピンバックルが付いたグレーのレザーストラップが付属し、追加オプションとしてブラックレザーストラップも用意されている。価格は3950ドル(日本円で約62万4000円)で、これは状態のよいヴィンテージモデルと同じか、それ以下の価格設定だ。


我々の考え

まずは価格から見ていこう。4000ドル(日本円で約63万円)に迫る価格設定は、正直なところ、現代のベンラスに期待していた価格帯ではなく、少々強気に感じられることは間違いない。デザインは魅力的で好みではあるが、価格はややアグレッシブだ。このスカイチーフは、ニバダ・グレンヒェンのクロノマスター アビエーター シーダイバー(略してCASD)と同じような欲求を刺激する(この記事を書きながら、急にCASDを着けたくなったほどだ)。ただし価格はほぼ2倍である。長所も短所もあり、もしかしたら実機で比較レビューをするかもしれない。しかし先ほども述べたように、重要なのはベンラスが、状態のよいヴィンテージモデルの価格を下回る価格でこの時計をリリースしたことだ(これはブランドがしばしば失敗する点でもある)。全体として見ると、多くのブランドがすでに段階的に廃止しているETA 2894を搭載したモデルのなかでは高価な部類に入る。

Benrus Sky Chief

 個人的にはダークカラーのダイヤルがとても気に入っているが、針と夜光塗料の色の組み合わせについては同意しかねる部分もある。また、ベンラス社の見事な転身にも感銘を受けている。ほんの10年ほど前には、オリジナルとは似ても似つかず、率直に言ってかなりひどい見た目の300ドル(日本円で約4万7000円)のスカイチーフを発売していたのだから。ブランドがディテールにまでこだわるようになった今、スカイチーフについては語りたいことがまだたくさんあるので、近いうちに実機を手にしてみたいと思っている。


基本情報

ブランド: ベンラス(Benrus)
モデル名: スカイチーフ(Sky Chief)

直径: 36mm
厚さ: 11.9mm
ケース素材: 316L ステンレススチール
文字盤色: ストラタス グレー(スネイル仕上げのインダイヤルを備えた光沢のあるラッカーブラック)、またはシーラス ホワイト(スネイル仕上げのインダイヤルを備えた、サンバースト仕上げを施したライトグレー)
インデックス: プリント
夜光: BG W9 スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: グレーのレザーストラップ、セカンドストラップとしてブラックレザーストラップが追加オプションで利用可能。ポリッシュ仕上げを施したピンバックル付き

Benrus Sky Chief

ムーブメント情報

キャリバー: ETA 2894
機能: 時・分表示、スモールセコンド、30分積算計と12時間積算計を備えたクロノグラフ
パワーリザーブ: 42時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 37
クロノメーター認定: COSC認定クロノメーター
追加情報: シースルーケースバック、両面反射防止コーティングを施したダブルドーム型ボックスサファイアクリスタル


価格&発売時期

価格: 3950ドル(日本円で約62万4000円)
発売: ベンラス公式サイトにて発売中
限定: なし

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