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グランドセイコーSLGH005白樺モデルを再発見する

時計界のアカデミー賞と呼ばれるGPHGにて、メンズウォッチ部門を受賞した傑作SLGH005。改めて、その価値に迫りグランドセイコーの現在地を探る。

今や世界的にラグジュアリーウォッチブランドとして高く評価されているグランドセイコー。その評価を大きく押し上げた一因が、2021年に発表されたSLGH005であることは疑いようがない。そのダイヤル装飾から“白樺”と呼ばれるこのモデルは、グランドセイコーにおける総合芸術ともいえる、さまざまな面で卓越した時計である。

 SLGH005は、グランドセイコーのデザインの骨格を成してきた象徴的なグランドセイコースタイルを進化させた新たなデザインコード、エボリューション9スタイルを取り入れたエボリューション9 コレクションに属するモデルだ。この時計は、前年に発表された新型ハイビートムーブメントCal.9SA5を搭載した初のレギュラーモデルであり、グランドセイコースタジオ 雫石で製造されている。ダイヤルにはグランドセイコースタジオ 雫石の近くに群生する白樺林が精密な型打ち技法で表現されている。グランドセイコーが積み上げてきた、デザイン、技術、美的表現といったすべての要素が詰まったモデルが、このSLGH005なのである。

 その評価は非常に高く、時計界最高の権威といわれる2021年のGPHG(ジュネーブウォッチグランプリ)にて、主要賞であるメンズウォッチ賞を受賞。さらにドイツ最高峰のデザイン賞であるレッド・ドット・デザインアワードにて、プロダクトデザイン部門の最高賞Best of the Bestを獲得した。また、日本のグッドデザイン賞も受賞し、その実力を証明している。

 従来のグランドセイコーは、ともすると技術面での評価に偏る傾向があったが、SLGH005はその枠を超え、時計のプロフェッショナルからだけでなく、プロダクトデザインの分野においても高く評価された。そういう意味でも、グランドセイコーの歴史に残る時計といえるだろう。

 このSLGH005は、東京・銀座の中央通り沿いにかまえるグランドセイコーブティック 銀座のリニューアルを記念して、琳派のアート作品に見られる金箔地の箔足文様を本革に表現したグランブルーカラーのストラップを製作。 日本的でありながらヴィンテージ感溢れるモードな雰囲気を楽しむことができるストラップがグランドセイコーブティック 銀座でのみ50セット限定でSLGH005に同梱されることになった。

 エボリューション9 コレクションのデザインはややボリューム感があり、メタルブレスレットを合わせるとスポーティな印象を与えるが、レザーストラップと組み合わせることで、よりドレッシーでエレガントな雰囲気を楽しむことができる。白樺のテクスチャーが美しい陰影を生み出すホワイトダイヤルは、さまざまなストラップとの相性が良い懐の深さが魅力的だ。特にこのブルーストラップは青焼きしたブルーの秒針とも絶妙に調和し、腕元に洗練されたスタイルを演出するだろう。


グランドセイコーの今

デザイン、機構、表現のすべてにおいて高く評価されたSLGH005は、間違いなくグランドセイコーの歴史に残るマイルストーンとなるだろう。しかし、グランドセイコーの進化はそれだけに留まらない。ダイヤル表現の多様化、そしてケースサイズや素材のバリエーションの拡充など、絶え間ない革新が続けられている。

右からSBGA499、SLGA025、そしてSBGH347。

 例えば、SBGA499(写真右)は、スプリングドライブムーブメントCal.9R65を搭載し、鮮やかな赤のダイヤルによって、信州にある時の匠工房から望む穂高連峰が朝日に照らされる情景が表現されている。また、SLGA025(写真中)は、長野県の阿寺川と阿寺渓谷の美しい景色にインスパイアされたエメラルドグリーンのダイヤルが特徴で、ブライトチタン製のケースとブレスレットがその色彩を引き立て、同時に高い着用感を実現している。さらにSBGH347(写真左)は、厳冬期の岩手山で見られる自然現象「氷瀑」をイメージした青白いダイヤルが特徴で、ケース径37mmのコンパクトなデザインに、耐食性に優れたエバーブリリアントスティールが採用された。

 統一感のあるデザインのなかに、カラーリングや型押しのテクスチャーなど豊かな表現力を生み出すグランドセイコー。単に機能性や美しさにとどまらず、身に着ける人のライフスタイルや個性を引き立てる魅力を備えているのだ。

リニューアルされたグランドセイコーブティック 銀座

魅力的な進化を続けるグランドセイコーだが、その世界観を体験できるグランドセイコーブティックも、さらなる魅力を備えた空間へと進化している。セイコー創業の地である銀座に2019年にオープンしたグランドセイコーブティック 銀座は、今回のリニューアルで、組子細工や白木を基調としたショーケースなどを取り入れた新しいコンセプトのもと生まれ変わった。

 賑やかな中央通りに面しながらも、奥へ進むにつれて広がる静寂な空間で、豊富なグランドセイコーのコレクションを堪能することができる。

 さらにリニューアルを記念して、10月18日(金)~11月4日(月)の期間でフェアを開催。SLGH005には前述したグランブルーカラーストラップが限定50セットで同梱。また、その他モデルをお買い上げのお客様にはグランドセイコーオリジナルノベルティが贈呈される。

  • 住所:〒 104-0061 東京都 中央区 銀座7-9-16(Google Map
  • 電話番号: 03-3562-3800
  • 営業時間: 11:00am - 7:00pm

Words: Tetsuo Shinoda Photos: Tetsuya Niikura(SIGNO) Styled: Eiji Ishikawa(TRS)