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香港、北京、ソウルに続き、東京・原宿で開催されていた、カルティエ初となるウォッチメイキングにフォーカスした没入体験型の世界巡回イベント、「TIME UNLIMITED - カルティエ ウォッチ 時を超える」が10⽉1⽇(⽇)、大盛況のうちに幕を閉じた。
「パイオニア精神」「フォルムを生み出すウォッチメイカー」「デザイン文化」「美を支える技術」と、それぞれテーマごとに区切られたスペースでカルティエのウォッチメイキングにおける重要な4つのビジョンについて理解を深めることが可能なこのイベント。なんとか時間を見つけてようやく来ることができたと、食い入るようにさまざまな展示や時計を見つめる方はもちろんのこと、会期中に幾度も足を運んだという熱心な方もこれで見納めと、最終日も多くの来場者が大いにイベントを楽しんだ。
外観はもちろん、会場のなかもカルティエを象徴する赤で統一。没入体験イベントにふさわしい非日常的な空間に。
フォトブースも用意されており、さっそく会場を訪れた読者の多くが思い思いに写真を撮り楽しんでいたようだ。
Room1. Pioneering Spirit/「パイオニア精神」
カルティエの黎明期、カルティエファミリーがいかにしてメゾンの進化を促したかに焦点をあて、実用的な意味で世界初となった腕時計「サントス」誕生の背景や「タンク」の誕生にかかわった3代目当主ルイ・カルティエの時計史における功績が紹介された。
Room2. Watchmaker of shapes/「フォルムを生み出すウォッチメイカー」
時計の内部にいるかのような設えが特徴的なエリアに約50本のカルティエ ウォッチを展示。それぞれが持つフォルムのユニークさを垣間見ることがでる。このイベントのためにアーカイブピース「カルティエ コレクション」も来日し展示され、時代を超越したケースフォルムへの追求を体感。
約50本のカルティエ ウォッチを展示されたRoom2。時計がズラリと並んでいたこともあり、多くの読者がこの場でトークを楽しんでいた。
普段お目にかかれないアーカイブピース「カルティエ コレクション」が展示されているということもあって、自身のカメラで写真に収める人も少なくなかった。
Room3. Culture of Design/「デザイン文化」
まるで宙に浮いているかのような展示が印象的だったこのエリア。「タンク」「サントス ドゥ カルティエ」「パンテール ドゥ カルティエ」「バロン ブルー ドゥ カルティエ」の4つのアイコンウォッチを通し、デザイン文化を意欲的に探求し続けるメゾンの基本理念を表現。
Room4. Technique Serves Beauty/「美を支える技術」
デザインと技術の融合、そして時計制作のかかわるサヴォアフェール(職人技)など、これまであまり語られてこなかったさまざまなエピソードを紹介。ウォッチメイカーであると同時にハイジュエリーメゾンであるカルティエが持つユニークさを知ることができる内容だ。
YouTube公開収録の会場スペースに入ってすぐに目に入って来たのは、“Cartier”ロゴの大きなオーナメント。
4つの展示スペースを抜けて、「コノサーズトーク」公開収録会場へ
事前にこちらの記事でも案内していたとおり、最終日にはこの特別なイベント展示会場で、時計専門誌クロノス日本版 編集長の広田雅将さんと、HODINKEE Japan 編集長の関口 優がホストを務める動画コンテンツ「コノサーズトーク」第3弾の公開収録が読者の皆様を招待して実施された。
右から時計専門誌クロノス日本版 編集長の広田雅将さん、江口洋品店・時計店代表、江口大介さん、HODINKEE Japan 編集長の関口 優。カルティエのウォッチメイキングをテーマに話が弾む。
江口さんはヴィンテージのタンクに早くから注目し、日本における近年のタンクブームを牽引した。
今回の公開収録では、スペシャルゲストとして江口洋品店・時計店代表、江口大介さんも登場。江口さんを交えながら、カルティエのウォッチメイキングを深掘りした。終始和やかな空気のなかで進んだ収録だったが、方や時計メディアとして、方やヴィンテージウォッチディーラーとして、さまざまな視点からカルティエのウォッチメイキングについて意見を交わした。収録後半には質疑応答の時間も設けられた。「いまはなくなっているがお気に入りだったモデルは?」「最初に買うのにおすすめのモデルとは何か?」という質問に、それぞれがその思いとともに回答。気になるコノサーズトークの詳細は後日公開予定なので、乞うご期待。なお、これまでのコノサーズトークの様子は以下の動画から確認して欲しい。
記事「カルティエが紡ぐ時計デザインとシェイプの進化がもたらす価値とは」(PR)
読者の皆さんは、どんなカルティエウォッチをつけているの?
公開収録に参加いただいた多くの読者のリストショットは、もちろん押さえている。どうやら皆、熱心なカルティエファンのようだ。
カルティエスタッフのリストショット。さらりとつけた姿が様になっている。CPCPの「トーチュ」 ワンプッシュクロノグラフ イエローゴールド。
こちらは「タンク マスト」LM ソーラービート™搭載モデル。モノトーンのシックな装いに映える。
6時位置に日付がないこちらは、35.1mmの「サントス ドゥ カルティエ」MM、グラデーションブルーダイヤルだ。
日付がないので、左の方と同じく「サントス ドゥ カルティエ」MM。こちらはシルバー仕上げのオパラインダイヤル。
「タンク マスト」。LMサイズだろうか。ライトブルーのストラップが、なんとも爽やかな雰囲気を醸し出している。
こちらの女性がつけていたのは「パシャ C」。35mmと小ぶりだが、ブレスレット仕様でしっかりと存在感を主張している。
まさかの共演。ともに2022年の新作として発売された「サントス デュモン」。左はブラックラッカー仕上げが施されたベゼルとラグが特徴的なSSモデル、右は世界限定250本のベージュラッカーベゼルを持つピンクゴールドモデルだ。
これは大胆な文字盤デザインが目を引く、「タンク ソロ」LM インデックス アニメーション。ケースがオーソドックスなだけに文字盤の存在感が際立っている。
「タンク ルイ カルティエ」のピンクゴールド。サイズ感からするとLMだろうか。丸みのあるケースサイドの形状とダイヤルのギヨシェがポイントだ。
これはかなり珍しいのではないだろうか。アンティークの「タンク ルイ カルティエ」。特徴的なレイルウェイインデックスがなく、極めてシンプルなデザインだ。
ブラックラッカー仕上げが施されたベゼルとラグが特徴的な「サントス デュモン」のSSモデル。いち早く購入できたという幸運がうらやましい限り。
「サントス 100」。51.1×41.3mmという大ぶりなサイズとリューズガード付きのがっしりとしたケースが、「サントス」に力強い印象を与える。
「サントス ドゥ カルティエ」MM。シルバー仕上げのオパラインダイヤルとマッチした淡いトーンの素敵なコーディネートが印象的。
公開収録を終えて
公開収録終了後は、会場を移してカルティエウォッチのタッチ&トライの時間も設けられた。短い時間ではあったものの、多くの読者が見て、聞いて、そして触って、じっくりとカルティエのウォッチメイキングの世界へと入り込むことができたのではないだろうか?
そのほか、カルティエウォッチの詳細はカルティエ公式サイトへ。
Photographs by Keita Takahashi