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Bring a Loupe トロピカルダイヤルのチューダー サブマリーナー、パテック クロノグラフのペア、そしてeBayから注目の時計などご紹介

このヴィンテージウォッチ週次レポート(復活!)では、ウェブ上のあちこちから選りすぐった時計を紹介しよう。


編集部注:読者の皆様にBring A Loupeの復活をお知らせできることをうれしく思う。セレクションを担当するのは、我らがリッチ・フォードンだ。リッチはHODINKEEのVIP顧客アドバイザーとして、ヴィンテージウォッチコレクションのキュレーターを務めてきた。その後、編集部にフルタイムで参加したため、彼の名前が頻繁に登場するようになったのはご存じのとおりだ。見落とされがちなおもしろい時計を見つけるのに、長年のeBayと時計のファンである彼ほど適任者はいないだろう。購入ガイドに加え、Bring A Loupeでは、コレクターがどのように学び、考えるかを考察している。市場に参加していない読者も必読だ!

というわけで、ようやく復活! Bring A Loupeの最後の投稿から実に4年が経過しており、そのあいだ私を含む多くの読者が復活を待ちわびていたことだろう。なじみのない読者のために説明すると、本シリーズではHODINKEEの“どこで何を売っているのか”をテーマに、ウェブ上の(ときにはウェブ外の)ベストウォッチを紹介している。2024年版のBAT(Bring A Loupe)の時計は必ずしも“ヴィンテージ”とは限らない(好みは変わるもので、HODINKEEも例に漏れない)が、ルールは2012年当時と同じだ。

A)   ご紹介する時計は、すべて買主責任負担の原則に則り、HODINKEEは紹介する時計の真贋について一切の責任を負わない。提供された情報に基づき最善を尽くしているに過ぎず、これらは時計や販売者のを推奨するものではない。ただ単に、かっこいいものを紹介しようとしているだけである。そしてB)これまでと同様、我々はこれらの売主とは何の利害関係もなく、素晴らしい時計が素晴らしい人々(もちろん、忠実なHODINKEE読者)の手に渡ることを願い、善意で取り上げている。

 今回の拡大版で、失われた時間を埋め合わせよう。ただし今後もこの拡大版を続けるとは約束できないけれど。さあ、今週のピックアップはこちら!


パテック フィリップ クロノグラフ Ref.533R、1952年製

 それでは、往年のヒット作を見て感覚を取り戻していこう。まずはパテック フィリップの黄金期を支えたクロノグラフだ。Ref.533は1937年から1957年まで合計約350本製造され、ピンクゴールド(またはローズゴールド)が215本と最も多く製造された。およそ1500本製造されたRef.130(1936年~1964年)の姉妹機にあたるが、より希少なモデルとされている。この2本のリファレンスの違いはわずかだが、注目すべきはベゼルである。Ref.130のベゼルはわずかに段差のある凸型であるのに対し、Ref.533は同時代のカラトラバ Ref.96のベゼルと同様、フラットである。

 最近ヴィンテージカラトラバの人気が急上昇しているため、Ref.533は日に日に魅力的に見えてくるはずだ。“小さな時計はクール”、“パテック Ref.96は完璧な時計”という風潮は、若い世代にも広がっており、“おじいちゃんがつける時計”なんてイメージは過去のものだ!

 この個体は72年前の時計にしては驚くほどクリーンな状態を保っている。スターン・フレール(Stern Frères)社製のダイヤルはツートン仕上げで、ヴィンテージのパテック クロノグラフには必須のディテールである。売主は“力強い”エナメルと“非常に光沢(原文の“shiney”は、“shiny”のスペルミスであり、私のミスではない)のある”ラッカーと説明書きし、ダイヤルがオリジナルであることを強調している。実はRef.533とRef.130のケースは、研磨するとラグが痩せてしまうことがある。この個体のケースは研磨が施されているものの、ラグの形状はしっかりと残っており、好ましく映る。

 売主はニューヨーク在住の旧友アンドリュー・シアー(Andrew Shear)氏で、希望価格は10万ドル(日本円で約1480万円)。詳細はこちらから。


パテック フィリップ クロノグラフ Ref.1579、1955年製

 ヴィンテージのパテック クロノをもっと見たいって? 1943年から1964年まで500本に満たない数しか製造されなかったRef.1579は、36mm径のウェンガー社製ケースが当時としては“オーバーサイズ”と見なされた。私はRef.1579とタイムオンリーの兄弟機、Ref.1578の“スパイダー”ラグに引かれてきたが、これらはコンディションがきわめて重要だ。ラグに過度な研磨が施されると繊細なファセットや軽いサテン仕上げなど、このラグの美点の多くが失われてしまうからである。幸運なことに、この個体は驚くほどクリーンな状態を保っている。

 このリファレンスは2世代にわたり製造され、ダイヤルタイプによって区別できる。私は細長いバトンインデックスが特徴の第1世代が好みだが、第2世代も悪くない。こう書くと、米ドラマ『メディア王 〜華麗なる一族〜(原題:Succession)』シーズン2のなかで、グレッグがヨットの上でロゼを飲みながらこう呟いたのを思い出す。“いいんだ、飲むよ。ただ僕の好みじゃないってだけ”。

 売主はサンディエゴにあるトロピカルウォッチ(Tropical Watch)のヤツェク・コズベック(Jacek Kozubek)氏で、12万9850ドル(日本円で約1920万円)ぽっきりで販売している。ご自身の目でお確かめいただきたい。


ブランパン パーペチュアルカレンダー クロノグラフ Ref.5585、1990年代製

 パテックから話題を移し、時代を40年早送りして、そのギャップを埋める非常にクラシックなサイズのケースを持つブランパンを紹介しよう。パーペチュアルカレンダーとクロノグラフの複雑機構を備えたRef.5585は、直径34mm×厚さ11mmの小さなケースに多くの機能が詰め込まれている。売主の説明どおり、このモデルは市場で最も薄いパーペチュアルクロノであったことに加えて、パテックの手巻きのRef.3970より薄く、さらにこれは自動巻きなのだ!

 私はネオヴィンテージブランパンの大ファンである。もし小振りなケースサイズを我慢できるなら、作り込みと品質にかけては、この価格帯で買える最高のものだと太鼓判を押そう。ダイヤルの微妙に荒らした仕上げやわずかに湾曲したラグなど、ディテールまで抜かりがない。このレベルの細部へのこだわりは、1990年代製というよりも前の2本の時計を思い出させるほどだ。

 ウォッチ・ブラザーズ・ロンドン(Watch Brothers London)のベンが売主であり、1万8000ポンド(日本円で約345万円)を要求している。彼の素晴らしい画像をご覧いただき、こちらから連絡して欲しい。


グローネフェルド 1941 ルモントワール HODINKEE限定モデル
A Gronefeld LE for Hodinkee

 今後私の習慣とするつもりもないし、HODINKEE Shopで販売された時計を取り上げることは、Bring A Loupeの趣旨ではないことは重々承知しているが、お付き合い願おう。グローネフェルド ルモントワールは、HODINKEE限定モデルのなかでも最高峰に位置付けられる。もし“古きよきHODINKEE”なるものを探しているならば、この時計こそまさにそれだ。この時計を初めてご覧になる方は、ここですべてのディテールと通常モデルからの変更点をチェックして欲しい。この時計はしばらくのあいだHODINKEEの金庫にあり、この時計が身近にあることを楽しんでもいた。結局、Back To Basicsセールにひっそりと加えることになったが、まるで干し草の中の針のようなものだ。もし誰かが発見し、それが何であるかが分かった際の顔は見ものである。

 自前の商品で甘い汁を吸おうとしていると非難されるかもしれないと思いながらも今回取り上げたのは、それが驚いたことに我々のセールに売れ残っているからである(US版掲載時)。小売価格より高い? そう。2020年を最後に一般販売された個体と同等の価格? そう。では、そしてHODINKEE限定でない通常仕様グローネフェルド ルモントワールの価格よりも手頃な価格? 同じく、そう。

 売主のHODINKEE Shopは、ニューヨークのソーホー地区にあるこの時計を7万3000ドル(日本円で約1080万円)で販売していた(US版掲載時)。詳細はこちらから。

 そして、私がHODINKEE Shopからの掲載でこの記事の理念を“台無し”にしていることをさらに強調するために、レッセンス(Ressence)のラインナップをここで紹介しよう。当サイトは、創業者ベノワ・ミンティエンス(Benoît Mintiens)氏のビジョンを長年サポートしており、このブランドを販売できることを誇りに思っている。Type 1° マルチカラーType 5 ブラックブラック、この2本のリファレンスはほかでは在庫を見つけるのが難しいため、さりげなく提案させていただきたい。


チューダー サブマリーナー Ref.7928 “トロピカルポインテッドクラウンガード”、1960年代製

 ロレックス サブマリーナーに深くマニアックな歴史があるように、チューダー版もまた、史上最高のダイバーズウォッチに複雑な解釈を加えている。このふたつのサブマリーナーの違いで私が好きなのは1960年代製のモデルである。この時代のロレックスのコレクションは深い光沢のあるギルトダイヤルが中心だが、チューダー版はマットギルトという異なる仕上げを施している。実際に目にするとその表情は際立っている。多くの光沢のあるロレックスのダイヤルを見たあと、マットなチューダーのギルトダイヤルを体験すると、本当に引き込まれ、いい意味で正気を失いそうになる。

 トロピカルポインテッドクラウンガードのようなディテールを持つサブマリーナーの収集は、5年前のほうが現在よりも人気があった。とはいえ、このような時計が特別なものであることは今も変わらない。どちらのブランドもこの年代のサブマリーナーがこんなルックスを持つなら文句のつけようはあるまい...これはまさにツールウォッチ収集の金字塔である。

 マイアミにあるメンタウォッチ(Menta Watches)のアダム(Adam)氏とジョーダン(Jordan)氏は、このマニア向け仕様のチューダーに4万ドル(日本円で約590万円)を要求している。詳細はこちらから。


ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.6239 “ビッグ・デイトナ”、1967年製

 Bring A Loupe復活にあたり、ヴィンテージのデイトナを取り上げないのは完全に間違っている。今、世界で最もホットな時計というわけではないが、適切に選別された個体を見つけるのは容易ではないし、あれば掘り出し物だ。このRef.6239がまさにそれにあたる。同時代に製造された7735ブレスレット(71Nエンドリンクも!)から全体的にきれいなコンディションまで、私はこのデイトナの粗探しに苦労している。

 Ref.6239でどこをチェックすべきかについて簡単にメモしておこう。もちろん、夜光プロットには細心の注意を払ってほしい。このドットの経年劣化は、修復と同様よくあることだ。適切な夜光プロットの大きさを熟知しておくこと。修復された場合、画像で見るものよりも大きくなる傾向がある。ベゼルは外縁が比較的シャープで、はめ込まれた数字にできるだけ歪みがないことを確認すること。研磨するとエッジが削れ、たとえば“7”の上部がダリ風に溶けて見える。この個体のベゼルにはそのようなことは見受けられない。

 売主はロンドンにあるマン アバウト タイム(Mann About Time)のロビン・マン(Robin Mann)氏で、5万2000ポンド(日本円で約995万円)を要求している。詳細はこちらから。


ハブリング² クロノ フェリックス Ref.A11C-H1 シェルマン50周年記念モデル、2023年製

 現代のモデルから選んでみよう。HODINKEE編集部のメンバーであるタンタン・ワンのThe Value Proposition記事、ハブリング² エルウィン “タキシード”にちなんで、もう1本素晴らしいハブリング²をご紹介しよう。日本のリテーラーであるシェルマンの50周年記念でつくられたこのモデルは、シェルマンの限定モデルにふさわしい全体的にヴィンテージ風の外観に仕上がっている。ハブリング²の背後にあるウォッチメイキングの水準は、この価格帯では信じられないほどだが、私ではなくタンタンの感想を読んでいただきたい! とはいえ、このダイヤルこそ真の主役である。

 セクタースタイルのクロノグラフダイヤルは目新しいものではないが、ブラックの“ギルト”仕上げと聞けば、私は耳をそば立てる。このような時計は響くか響かないか両極端である。2023年のヴィンテージデザインには、私の琴線に触れるのと同じくらい、違和感を覚えるものもあるのだ。仕上げこそが実に重要であり、ハブリング²はこの作品でちゃんと押さえていると思う。

 オークション主催者であるルーペ・ディス(Loupe This、なんと素敵なネーミングだ!)はロサンゼルスにあり、現在(US記事掲載時)の入札価格は7650ドル(日本円で約115万円)だ。このハブリング²のオークションは、8月21日(水)午後12時9分(東部標準時)に終了する。


モバード キングマチック “スター”ダイヤル、1960年代製

 思ったほどeBayの時計を取り上げていない? そしてヴィンテージモバードを取り上げずにこの機会を逃すと思っただろうか? どちらも間違い! 余談だがHODINKEEに参加するずっと前に、私が所有するモバード サブ・シー キングマチックがBring A Loupeに掲載されている!

 この特別なリファレンスとダイヤルは、ステッツ(Stetz & Co)社で売りに出されているのを見て以来、ずっと注目していたものだ。eBayの出品者はムーブメントの写真を載せていないが、これはモバード最高傑作の自動巻きムーブメント、Cal.531と見て間違いないだろう。同キャリバーは1960年から1967年まで製造されていたもので、この時計もその時期に製造されたものと仮定しよう。細部までつくり込まれたダイヤルに対して、このケースのシンプルさがバウハウスをほうふつとさせるようで、とても気に入っている。

 eBayでは、評価の高いフロリダの出品者から出品されている。このモバード キングマチックのオークションは、8月18日(日)午後8時2分(東部標準時)に終了した。現在の入札価格は499.95ドル(日本円で約7万円)だ(US版掲載時)。


ホイヤー カレラ Ref.3647 “ブルー・デシマル”ダイヤル、1960年代製

 私のお気に入りのヴィンテージカレラの仕様のひとつである“ブルー・デシマル”は、外側の10進法のクロノグラフトラックが、ご想像のとおりブルーで表記されていることにちなんだ名だ。カレラは視認性をきわめて高く、シンプルでクリーンなデザインを追求したモデルだ。特に2レジスターのカレラ Ref.3647については、私を引きつけるプラスアルファが必要だと思っていた。ツートン仕上げとクールなブルーの表記、このバリエーションは私にとって本当にぴったりだ。

 出品者はこの個体を“カタログ記載のとおりに動作する”と簡潔に説明しており、きれいな(おそらく未研磨の)ケースとダイヤルを眺めるのに十分な量の写真を提供してくれている。人によってはちょっとやり過ぎに感じられるかもしれないが、私はこのパティーナにとても引かれる。実物を見れば、きっと独特の温かみを感じるに違いない。ヴィンテージホイヤーは弱気相場に戻りつつあるため、最終的な落札価格はとても魅力的なものになるのではないだろうか。

 フロリダの新参だが、業者と思しきeBay出品者がこのカレラを出品しており、オークションは8月16日(金)午後1時50分(東部標準時)に終了した。現在の入札価格は2000ドル(日本円で約30万円)だ(US版掲載時)。

追記;パティーナが強過ぎる? では、このタグ カレラ Ref.CS3113復刻版はどうだろうか。


ホイヤー カマロ Ref.73443T チャンピオンWネームダイヤル、1970年代製

 eBayに出品されているもう1本のホイヤーはポテンシャルが非常に高い。このカマロは1972年に製造されたと思われるモデルだ。このRef.73443Tは、モナコ風の針が特徴的で、興味深いことにオレンジ色のクロノグラフ秒針を備えているため、ディーラーやコレクターからは“エキゾチック”リファレンスと呼ばれている。読者がどう受け取るかは別として、幸いなことにeBayではニックネームにプレミアムがつくことはない。

 プレミアムがつくとすれば、それはチャンピオン・オート・パーツ(Champion Auto Parts)とのWネームダイヤルに対してである。スパークプラグで有名なチャンピオン社は、そのブランド力をさらに高めるために時計を使う習慣があったようだ。たとえば数十年前、インディアナポリス500の優勝者にギャレットのモノプッシャー・クロノグラフが贈られたことがある。チャンピオン・カマロについて詳しい話を聞いたことはないが、長年にわたって何本か見た経験はある。これもまた、何らかの形で賞品として贈られたのだろう。

 この出品は、2024年にeBayで何を探すべきかの好例だ。私は傷のある風防(風防用研磨剤は私のよき友だ)とシャープなケースを歓迎する(すなわち、しばらく手の入っていない時計を指す)。出品者が多少 “素朴な”写真を撮っても、私が見るべきものを見れさえすれば、それはプラス要素となる。

 オレゴン州在住のeBay出品者は、このホイヤー カマロを8月19日(月)午後5時57分(米国東部時間)に終了するオークションに出品した。現在の入札価格は4050ドル(日本円で約60万円)である(US版掲載時)。


ランコ バラクーダ スーパーコンプレッサー、1960年代製

 正直なところ、私はランコについてあまり詳しくない! ご存じの方はコメントで教えてほしい。しかしEPSA社のスーパーコンプレッサーケースならよく知っている。というのも私のお気に入りの風変わりなヴィンテージダイバーデザインのひとつだからだ。

 この時計の外観が好きで、めったに状態がいいものを見かけないためにeBayで検索して保存しておいたものだ。目を引くのは、ダークグレーのメタリックダイヤルに、放射状に配置されたアラビア数字のインデックスだ。特大の夜光針は、まさに真のツール志向のダイバーに期待されるものである。“Barracuda(バラクーダ)”のフォントも魅力的だ。先述したとおり、最近状態のいいバラクーダを見つけるのは少し難しい気がしている。傷のないダイヤル、夜光の美しいパティーナ、そして非常にシャープなケースなど、チェックボックスをすべてクリアした個体だ。

 イタリア在住のeBay出品者は、このランコ バラクーダを1000ユーロ(日本円で約16万3000円)からオークション形式で出品していた(US版掲載時、入札なし!)。


ブラウン AW10 1998年ワールドカップ

 私はヴィンテージのブラウンAW10に好意を持っているだけに、締めくくりとしておもしろいオークション出品対象ということで取り上げたい。クォーツだし、先に紹介した時計と同じクオリティではないが、ほかに数百ドルをドブに捨てる方法は山ほどあるのだ。

 これは1998年開催のワールドカップのためにつくられたもの。どうやらブラウンは公式シェーバーだったようだ。知れば知るほどおもしろい。

 リトアニア在住のeBay出品者は、このブラウン AW10を250ドル(日本円で約3万7000円)またはベストオファーで出品している。

別の優れた個体をお探しか、あるいは特定の時計についてもっと知りたい方はコメントで教えて欲しい。次回掲載のために目を光らせておこう。