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Hands-On G-SHOCK マッドマン GW-9500TLC-1JR トヨタ車体「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」コラボレーションモデルを実機レビュー

過去最大級にバルキーかもしれないマッドマンのコラボレーションモデルは、どんなインパクトをもたらしてくれるのだろうか?

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砂漠や山岳地帯、泥濘地など、さまざまな悪路をいかに短時間で走破できるかを競い合うダカールラリー。過酷な環境に耐えられる強靭な肉体と精神力を必要とし、クルマはもちろん参加者にとっても“世界一過酷なラリー”と評され、その完走率は50%程度と言われている。そんな苛烈を極めるレースに1995年からランドクルーザーで市販車部門に連続参戦し続けているのが、トヨタ車体のラリーチーム「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」だ。G-SHOCKでは、これまでにたびたび同チームとのコラボレーションモデルをリリースしてきた。

 初代は2007年に登場したマッドマン G-9000をベースにしたG-9000TLC-4JRだ。それから10年以上もの時を経て、第2弾が登場したのは2018年。この年はレンジマン GPR-B1000(GPR-B1000TLC-1JR)と、マッドマスター GG-1000(GG-1000TLC-1AJR)をベースとして製品化された。そして2022年に第3弾として発表されたのは、マッドマスター GWG-2000をベースモデルとした、GWG-2000TLC-1AJRだった。第4弾(5作目)にあたる本作、GW-9500TLC-1JRでは、再びマッドマンがキャンバスに選ばれた。ベースモデルとなったのは、マッドマン GW-9500だ。

 GW-9500は、2011年に発売されたGW-9300以来、実に12年ぶり、2023年にフルモデルチェンジを果たしたマッドマンの最新形だ。その特徴でもある防塵・防泥のマッドレジスト構造という独自のタフネス性能を継承した上で、ほかの多くのモデルにも見られるカーボンコアガード構造を採用し、耐衝撃性はさらに進化した。特にGW-9500ではこのカーボンコアガード構造や、薄型モジュールによって小型・薄型化が可能になり、二層液晶で方位表示の視認性を高めながら、従来モデルよりもダウンサイジングしている。

カッティングガラスと接着構造を採用してベゼルの高さを抑え、さらにカーボンコアガード構造により小型・薄型化。ケース厚14.8mmながら、多パーツ構成のプロテクターや別体構造のフロントボタンが存在感を高めている。

フロントボタンと3つのダイレクトセンサーボタンは、大型で操作がしやすく泥水を排出しやすい形状で、それをシリンダー型のステンレススティールパーツで保護。ボタンシャフトにはガスケットを備え、泥、塵の侵入を防ぐ。

上部液晶で方位をグラフィック表示、下部液晶で時刻や計測値を大きく表示する二層構造を採用。液晶の薄型化によって厚みを抑えた二層構造化が実現した。

自然の変化を感知するトリプルセンサー(方位、気圧/高度、温度計測)を搭載。役立つツールとしてデジタルコンパスの実用性が向上している。

ストラップは砂漠のなかを力強く走行する車体をイメージして、サンドカラーをベースに走行後の轍をモチーフにしたデザインをブラックで全面にプリント。

 本作では、ダカールラリー参戦車両(ランドクルーザー300 GR SPORT)に使用されているブラックカラーを取り入れた。メタルベゼルにIP処理をかけて全体を黒でまとめ、3時側ボタン部や側面のレッドラインなど随所に赤のアクセントを加える一方、フロントボタンのガードパーツにはブラウンIP処理を施している。全体としてはチームカラーのホワイト、レッド、ブルー(インデックスのBATTERY表記のみ)を差し色とするなど、コラボレーションモデルならではの特別なカラリングとデザインになっている。

 レースで実際に使用されるオフィシャルウォッチのシンボルとして、ストラップと裏蓋に「TEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY」 のチームロゴがあしらわれているのは最もわかりやすい特徴かもしれない。LEDバックライトが点灯すると、液晶に“TLC”のシンボルマークが印象的に浮かび上がる。

 今回このモデルを僕がハンズオンしたいと思ったのは、ダカールラリーのような過酷環境でこそ性能を発揮するマッドマンのような時計、そして通常とは異なる特別なコラボレーションモデルが、日常のシチュエーションに連れ出したときにどう感じられるかを知りたかったからだ。時計の詳細はもちろんお伝えしているが、動画のなかでは実際につけてみて得られたこの時計への思いを紹介しているので、ぜひチェックして欲しい。

そのほか、時計の詳細はG-SHOCK公式サイトへ。

Video & Photographs by Keita Takahashi、Edit by Kyosuke Sato

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