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チューダーが2024年シーズンの、ビザ・キャッシュアップRBチームのスポンサーになると発表し、今日はF1を愛する観戦ファンにとっては素晴らしい日となった。最近リブランドされた同チームは、以前はアルファタウリ名で知られており、レッドブル社が所有するふたつあるF1チームのうちのひとつである。来シーズンのF1に向けて、チームはより大きな競争力を期待して再編成され、その一環としてチャンピオンシップを制したレッドブルチームのスポンサーでもあるビザとの、全面的なリブランディングが行われたのだ。
ビザ・キャッシュアップRBチームは、昨年アルファタウリでハンドルを握ったドライバー、ダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)氏と角田裕毅氏をそのまま起用する。2023年のランキングでは、アルファタウリは10チーム中8位(25ポイント)で、昨シーズン活躍したドライバー22人のうち、それぞれ17位と14位だった。この新チームは2月8日ラスベガスにて、おそらくチューダー仕様のカラーをまとった新車を発表するだろう。
チームのルーツはミナルディとして登場した1979年までさかのぼり、2006年にレッドブルはチームを買収し、トロ・ロッソにリブランドした。その名前は2019年まで続き、チームは再びアルファタウリへと改名。F1ではこのような売却とリブランドされるパターンは珍しくなく、ある程度のF1ファンである僕は、チューダーのような時計ブランドが参入するのを見てワクワクする。そして、多少不便な名前にもかかわらず(単に“Racing Bulls”だったらクールだったのに)、新しいビザ・キャッシュアップRBチームは、有名な時計ブランドにとって興味深い賭けを表していると思う。実質的には完全に支配的なレッドブルチームの姉妹チームとして機能しているビザ・キャッシュアップRBチームは、F1界における劣勢を象徴している。
さらにふたりのドライバーは最近のシーズンで特に目立った活躍をしているわけではないが、どちらもファンに愛される個性的なドライバーであり、2月23日で第6シーズンを迎える『Formula 1: 栄光のグランプリ(原題:Drive To Survive)』(Netflixで配信しているF1のリアリティ/ドキュメンタリー番組)の過去数シーズンのおかげで、知名度が急上昇している。
興味深いことに、チューダーが現代のF1に参入するのはこれが初めてだが、レッドブルとのつながりはこれが初めてではない。昨年6月、チューダーはアメリカズカップのヨットレーシングチーム、アリンギ・レッドブル・レーシングとの提携を発表している。このパートナーシップにより、ペラゴスにカーボンを使用したふたつの新作(ペラゴス初のクロノグラフを含む)が誕生した。
2024年のF1世界選手権は、3月2日にバーレーンで開幕し、チューダーはこの新チームの開幕戦に出席する。世界で最も注目されるスポーツのひとつであるF1での新たなスポンサーシップは、チューダーにとって新たなステージであり、間違いなく多くの人々の目に触れることになるだろう。裕毅氏とダニエル氏の手首にはどんなチューダーモデルが巻かれるだろう? ブラックベイ? ペラゴス クロノグラフ? それとも何か新しいものが来るのだろうか。
詳しくはチューダーの公式ウェブサイトをご覧ください。