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我々が知っていること
ロレックスは、グリーンを多用したビッグな一日を過ごしているようだ。すでに新型のエアキングRef.126900と左利き用のGMTマスターⅡ Ref.126720VTNRを目にしたが、どちらもグリーンのアクセントが特徴だ。だが、グリーンはもうお腹いっぱいだ。今回、42mmのヨットマスターが2モデル登場した。ひとつはホワイトゴールド製でファルコンズアイダイヤルを備えている。そしてもうひとつはイエローゴールドのヨットマスター42だ。
従来のホワイトゴールドモデルと同様に、ケースやダイヤルの素材も新たな領域に踏み込んでいる。ダイヤルには真っ白な文字が配され、シンプルでわかりやすいデザインとなっている(エバーローズゴールドのヨットマスター40では、ヨットマスターの文字が赤で印字されていた)。
42mmのヨットマスターシリーズにオプションが追加されたことは、ファンにとって喜ばしいことだろう。以前は、このサイズではホワイトゴールドと標準的なブラックダイヤルのみの展開だった。どちらのバリエーションも2015年にリリースされ、2019年に登場した42mmのヨットレジャーウォッチの内部に搭載されたものと同じロレックスの自社製Cal.3235を搭載している。
もちろん、ロレックスはそれだけにとどまらない。この新しい42mmモデルに加え、ホワイトゴールド(同コレクションでは初)、両方向回転ベゼル、そしてシャープなラグを備えたヨットマスター 40も発表した。確かに、あるレベル以上のヨットにふさわしい時計と言えるだろう。
我々が思うこと
カプリ島のファンテイルでのんびりとお酒を飲むときにふさわしい素材といえば、イエローゴールドだろう。もちろん、真のセーリングには向かいないかもしれないが、現実的に考えて、ヨットマスターのターゲットとなるユーザーは、そのような船旅にはあまり興味がないのだ。では、ファルコンズアイダイヤルはどうだろうか? これはただ欲しいと思うから望むようなもの。それでいいのだ。
ヨットマスターは、ロレックスのラインナップのなかでも異彩を放つ存在だ。サブマリーナーに似ているが、鏡面仕上げとは対照的にマットなセラミックベゼルを採用するなど、いくつかの違いがある。もちろんヨットマスターとほかのロレックスのスポーツウォッチとの最大の違いは、貴金属製であることだ。そしてその傾向はイエローゴールドの登場によって今日も続いている。
イギリスのセーリング選手、ベン・エインズリー(Ben Ainslie)卿のために試作されたチタン製のヨットマスターがロレックスから発売されなかったことを残念に思っているファンも多いことだろう。まぁ、しょうがない。この新作はシリーズ内の一貫性を保っている。ゴールドであり、ゴールドのままだ。
どのバリエーションが好きかは、悩むところだ。イエローゴールドモデルも大好きだ。なぜなら、そう、私はイエローゴールドが大好きだから。昔からある時計のように見えるし、少なくともずっとあるべき時計で、それはいいことだと思う。一方、ファルコンズアイのダイヤルを見てほしい。これは紛れもなくクールで、思わずぐっと近づいて見てしまうもののひとつだ。ロレックスはこのようなダイヤルを作る必要があったのだろうか? もちろん、そんなことはないのだが、そこはロレックスだ。
どちらもロレックスのオイスターフレックスブレスレットが装着されており、ゴールドの価格とは裏腹にスポーティな印象を与える貴重なモデルとなっている。もうすぐヨットの季節がやってくる(と、自分は思っている)。そして、ちょうどいいタイミングでこれらが発表された。
基本情報
ブランド: ロレックス(Rolex)
モデル名: ヨットマスター 42(Yacht-Master 42)
型番: Ref.226658(イエローゴールド)、Ref.226659(ホワイトゴールド、ファルコンズアイダイヤル)
直径: 42mm
ケース素材: ホワイトゴールド、イエローゴールド
文字盤色: ブラックまたはファルコンズアイ
インデックス: アプライド
夜光: あり
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: オイスターフレックスブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: 3235
機能: 時、分、秒、日付
パワーリザーブ: 70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時(4Hz)
石数: 31
クロノメーター認定: あり
価格 & 発売時期
価格: イエローゴールドモデルは314万7100円、ファルコンズアイモデルは357万8300円(すべて税込)
発売時期: 未定
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詳細はロレックス公式サイトへ。
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