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我々が知っていること
ロレックスはたくさんのリリースのなかで、今回、非常にひっそりとディープシーコレクションを更新した。あまりの静かさに、ほとんど見逃してしまったほど。
本機は、我々が知っているディープシーと高い水準で同じものだ。44mmのステンレススティールケースとオイスターブレスレットを備え、文字盤外周にはリングロックインジケータが。ブラックダイヤルと、“ジェームズ・キャメロン”として広く知られているブルーグラデーションにグリーンテキストが配された2モデルがラインナップされている。
では、何が変わったのだろうか?
小さなことだが ロレックスはベゼルをわずかにスリム化し、面取りされたサファイアクリスタルを採用した。デイトウィンドウが8%拡大されたことで、日付表示自体も大きくなっている。ケースバックは引き続きチタン製で、RLXチタンと改名された。RLX...ロレックス的な?...まあなんとなくわかるだろう。
また、ロレックスはクロマライト表示を最適化し、ある大きな特徴が取り除かれたとしている。それは、ウェットスーツの上から装着できるように、ブレスレットのスナップボタンを外すことができるフリップロック式のエクステンションがなくなった点。興味深いことに、この機能は標準的な43mmのスティール製シードゥエラーからも取り除かれている。
我々が知っていること
これはおそらく、ロレックスの歴史のなかで最もロレックスらしいアップデートと言えるだろう。このような漸進的な変化こそ、ディテールにこだわるブランドの時計づくりへのこだわりを示すものだ。デイトウィンドウのサイズが8%大きくなったからといって、肉眼ではわからない? おそらくそうではないが、ロレックスはそうしたことがすべてなのだ。
しかし、ロレックスの最も本格的なダイバーズウォッチなのに、なぜフリップロッククラスプを外したのだろう。ロレックスのダイバーズウォッチでこのような機能を必要とするのは、シードゥエラーやディープシーだと思われるのだが、もうなくなっている。ロレックスは、顧客がこの機能を使わないという情報を得たのかもしれないし、この機能を追加することで時計が重くなりすぎたのかもしれない。フリップロックが過去のものとなってしまったように、「なぜ」なのかはわからないままだ。
軽さといえば、チタン製のケースバックをRLXチタンと改名したことは、なかなか面白い事実だが、結局のところ、ケースバックに関してはあまり変わりはない。
全体として、これはわずかな変化だが、目的のある変化だと思いたい。それが何であるかは、これから見ていくしかないだろう。HODINKEEでロレックスの新作ハンズオン記事をお楽しみに。
基本情報
ブランド: ロレックス(Rolex)
モデル名: ディープシー(Deepsea)
型番: 136660
直径: 44mm
ケース素材: ステンレススティール、RLXチタンケースバック
文字盤色: ブラックまたはグラデーション
インデックス: アプライド
夜光: あり
防水性能: 3900m
ストラップ/ブレスレット: ブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: 3235
機能: 時、分、秒、日付
直径: 28.5mm
パワーリザーブ: 70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 4Hz
石数: 31
クロノメーター認定: あり
価格 & 発売時期
価格: ブラック 153万8900円、グラデーション 157万4100円(税込)
発売時期: 未定
限定: なし
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詳細は、ロレックス公式サイトへ。