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我々が知っていること
パテックフィリップのパーペチュアルカレンダー5320は、2013年に登場した。ベン(・クライマー)はこのモデルの紹介を書いている。5320がパテックフィリップのヴィンテージウォッチを愛する人たちが5320に感じている、本質的な魅力を理解するために彼の記事を読み返すことをおすすめする。文字盤の中央には曜日と月を表示、夜光が塗布された注射器型の針(このW&Wで初めて見るものではない)、そして6時位置には美しいムーンフェイズ表示とデイト表示がある。40mm×11.13mmのモノブロックのホワイトゴールドケースに、パテック フィリップが手掛けた最もクールなデザインのラグ(3段のファセットデザインは本当に素晴らしい)が備えられている。税込価格は、1093万4000円だ(ひとつのラグあたり273万3500円)。
ホワイトゴールドのパテック フィリップ クロノグラフ5172は、もっと最近に登場したものだ。カーラ(・バレット)は、このリファレンスの最初のモデルが発売されたバーゼルワールド(RIP、安らかに眠れ)2019のあいだに、素敵な紹介記事をまとめた。もちろん、最近のパテックの系譜をご存知の方なら、5170を5172がリプレイスしたことを思い出すだろう。どちらのリファレンスも同じ手巻きCal.CH 29-535 PSを搭載しており、これは5172のアップデートでも引き継がれている。
手巻きクロノグラフはマニア垂涎のアイテムだが、サーモンダイヤルの新型5172Gは、さらにニクイ存在だ。しかも日付表示なし、ポンププッシャー、ツーカウンター、注射器型の針、そしてクラシックでドレッシーなデザインにスポーティなエッジを加える美しいタキメータースケールなど、2019年のリリースで高く評価された特徴はすべて踏襲されている。サーモンダイヤルの新作5172Gは、929万5000円だ(税込)。
我々が思うこと
サーモンダイヤルは間違いがないと確信している。魚はうまいものだ。その色も魅力的で、時計の文字盤において使い古された感じのない素晴らしい輝きを放つのだ。パテック フィリップは、新作の5172と5320の文字盤を“サーモンダイヤル”とは呼ばず、“ローズ・オパリン ”と表現している。バラは他の名前でバラと呼ばれることがある。私たちは、このふたつの文字盤を“サーモンダイヤル”と呼ぶことにした。
コレクターは常にパテック フィリップを熱く語るものだ。それは、ロレックスと並ぶBBOC(Big Brand On Campus)であることに起因するものである。信じられないと思うなら、昨年末から続いているティファニー ブルーのノーチラス5711の記事へのコメントをご覧頂きたい。その発売から1週間も経たないうちに、パテックは魅力的で技術的にも興味深いアドバンストリサーチ フォルティッシモ Ref. 5750を発表し、アンチを黙らせたのだ。
昨年12月のあの1週間で、パテック フィリップが時計製造のマウントラッシュモアに値するには理由があることがあらためて証明された。(このブランドは、ストリートから独創的な時計としてのデザインまで、幅広いジャンルで通用する)。ただし、パテック フィリップは今でも、ヴィンテージスタイルの複雑な時計作りを、世界中の誰よりも得意としている。新しい5172と5320のリリースは、その事実を思い出させてくれるはずだ。
基本情報
ブランド: パテック フィリップ(Patek Philippe)
型番: 5172G、5320G
直径: 5172G 41mm、5320G 40mm
厚さ: 5172G 11.45mm、5320G 11.13mm
ケース素材: ホワイトゴールド
文字盤色: サーモン(ローズゴールドメッキのオパーリン)
インデックス: アプライドのアラビア数字
夜光: あり
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ホワイトゴールドのフォールドオーバークラスプ付きのチョコレートブラウンのアリゲーターレザーストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: CH 29-535 PS / 324 SQ
機能: 時、分、秒、クロノグラフ / 時、分、秒、日付、曜日、月、閏年表示、ムーンフェイズ、デイ/ナイト表示
直径: 32mm / 28mm
パワーリザーブ: 65時間 / 45時間
巻き上げ方式: 手巻き / 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時 (4 Hz)
石数: 33 / 29
クロノメーター認定: パテック フィリップ・シール
価格 & 発売時期
価格: 5172 929万5000円 、5320 1093万4000円(すべて税込)
限定: なし
Images by Atom Moore.
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詳細はパテック フィリップ公式サイトへ。