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我々が知っていること
フレデリック・コンスタントのパーペチュアルカレンダーは、機械式永久カレンダーモデルとしては最も手ごろな価格帯の1本として知られている。ハイライフコレクションであれクラシックコレクションであれ、このモデルはその他の同価格帯ブランドにとって比較基準であり続けてきた。そして今回、フレデリック・コンスタントはパーペチュアルカレンダーにまったく新しいムーブメントを搭載し、ケース径を40mmにサイズダウンした新作クラシック パーペチュアルカレンダー マニュファクチュールとして復活させた。
リニューアルモデルは、直径40mm、厚さ12.1mmのステンレススティール(SS)製ケースを採用。内部には自動巻きの自社製パーペチュアルカレンダームーブメント、Cal.FC-776を搭載している。このムーブメントは72時間のパワーリザーブを備え、ベーシックなペルラージュ仕上げとサーキュラー・コート・ド・ジュネーブ装飾が施されており、シースルーのケースバックからその様子を鑑賞することができる。仕上げ自体は最高級とは言えないものの、時・分表示、ムーンフェイズ、日付・曜日・月・うるう年表示といった複雑機構を網羅しており、加えてサーモンカラーのサンレイダイヤルも魅力的だ。何より価格設定は依然として競争力が高く、市場でも屈指のバリューを提供する1本と言える。本モデルは、2025年秋に165万円(税込)で発売される予定だ。
我々の考え
先日発表された小径のワールドタイマーに続き、今回新しく小径のパーペチュアルカレンダーが加わったことで、フレデリック・コンスタントはますます波に乗っているように見える。彼らが最も得意とする分野、つまり複雑機構を搭載したモデルからムーンフェイズ付きのシンプルなクォーツウォッチに至るまで、魅力的で実用的、かつ価格面でも手の届きやすい時計を着実に作り続けている印象である。
ある意味では、少しほっとする展開でもある。というのも近年のフレデリック・コンスタントは、418万円(税込)のゴールド製や854万7000円(税込)のプラチナ製トゥールビヨン、495万円(税込)のホワイトゴールド×マラカイト文字盤など、高額路線に踏み出していた時期があったからだ。どれも魅力的なモデルばかりであったが、そうした価格帯に市場がどこまで応えるのかには疑問が残った。フレデリック・コンスタントに対して顧客が求めているのはやはり“手ごろさ”であり、それはブランド自身もよく理解している。価格も165万円(税込)と、税抜でギリギリ“1万ドル”程度に設定されているのは偶然ではないだろう。近いうちに、この時計を実機で見るのが楽しみである。
Watches & Wondersの会期中に発表された新作情報は、こちらからチェックして欲しい。
基本情報
ブランド: フレデリック・コンスタント(Frederique Constant)
モデル名: クラシック パーペチュアルカレンダー マニュファクチュール
型番: FC-776SAL3H6
直径: 40mm
厚さ: 12.1mm
ケース素材: SS
文字盤色: サーモンカラーのサンレイダイヤル
インデックス: シルバーカラーのアプライドインデックス(ダイヤモンドカット)
夜光: なし
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ダークブラウンのアリゲーターレザーストラップ(同色ステッチ入り)、フォールディングバックル付き
フレデリック・コンスタントの自社製Cal.FC-776。
ムーブメント情報
キャリバー: 自社製キャリバー FC-776
機能: 時・分表示、ムーンフェイズ、日付・曜日・月・閏年表示
パワーリザーブ: 72時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26
クロノメーター認定: なし
追加情報: ペルラージュ仕上げおよびサーキュラー・コート・ド・ジュネーブ装飾
価格 & 発売時期
価格: 165万円(税込)
発売時期: 2025年秋
限定: なし
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