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クイック解説
ドバイで開催されたLVMH ウォッチウィークでは、既存コレクションに多くの改良が加えられた。ゼニスの最も伝統的なスタイルをもつシリーズである「エリート」コレクションでは、サンバースト文字盤を含む多くのデザインも更新された。ケース形状は、針と同様にやや現代的な雰囲気になり、ミニッツトラックはより強調され、リューズも以前のモデルより若干大きくなっている。タイム/デイト表示のクラシックモデルには、40.50mmと36mmの2サイズが用意されており、後者にはダイヤモンドをセットしたベゼルが付いている。サイズはクラシックと同じで、スティール、ローズゴールド、ダイヤモンドセットベゼルの小さいモデルもラインナップされている。
ファースト・インプレッション
私にとってムーンフェイズの時計は総じてたまらない魅力がある。このエリート ムーンフェイズも例外ではないだろう。ムーンフェイズはコンプリケーションとして、特に目新しいものではないが、シンプルな伝統的デザインに加えられることによって、洗練された雰囲気を感じさせる。サンバースト文字盤は非常に余白が多く配されており、他の複雑機構(日付表示さえもない)を伴わないため、くだらない冗談を言うと、ムーンフェイズがいつもより少しだけ輝くチャンスが増えるだろう。
これらの時計について、またクラシックなモデルについても興味深い点は、非常に優れた自社製ムーブメントを使用していることだ。エリートコレクションは確かに自社製キャリバーを使用しており - ムーンフェイズウォッチの場合はエリートCal.692、クラシックウォッチの場合はエリート670SKだ。Cal.692はムーンフェイズと9時位置にスモールセコンドを備え、エリートキャリバー670 SKはセンターセコンドと日付表示を備えている。Cal.670のSK版はシリコンレバーとテンワを搭載しており、いずれも4Hz(2万8800振動/時)でパワーリザーブは48時間となっている。ゼニスがエリートコレクションで自社製ムーブメントを使用し続けているという事実は、評価する際に心に留めておく価値があるのは間違いない。
スモールセコンドが9時位置に配置されているということは、このムーンフェイズ・ウォッチにさらなる利点をもたらしている。つまり、ムーンフェイズ表示が部分的に見えなくなることがないということだ。ゼニスの誰かに検証したことはないが、スモールセコンドを9時に配置したムーブメントはクロノグラフバージョンが作られる想定だったのが、エル・プリメロの生産を維持するためにこのアイデアが破棄されたからだと聞いていた。これは、エル・プリメロの生産が1990年代半ばになると、ロレックスからデイトナ・クロノグラフ用のムーブメントを受注したことで、エル・プリメロの生産が再び好調になった歴史とはほぼ一致している。
いずれにしても、エリート・キャリバーは、ゼニスの歴史の中で重要な時期に製造された自社製自動巻きキャリバーであり、それ自体が興味深い歴史をもっている(ただエル・プリメロの影に隠れた期間が長いため見過ごされがちなのだが)。
基本情報
ブランド:ゼニス(Zenith)
モデル名:エリート ムーンフェイズ(Elite Moonphase)
直径:40.5mm/36mm
ケース素材:ステンレススティール、18Kローズゴールド;36mmバージョン限定ダイヤモンドセットベゼル
文字盤色:シルバーもしくはグレーのサンレイダイヤル
インデックス:アプライド
夜光:なし
防水性能:50m/5気圧
ストラップ/ブレスレット:ラバーライニング付きのアリゲーターストラップ、ライト/ダークブルー、もしくはグレー
ムーブメント情報
キャリバー:自社製エリート Cal. 692
機構:時、分表示、9時位置にスモールセコンド、ムーンフェイズ
直径:25.6mm
厚さ:3.97mm
パワーリザーブ:50時間
巻き上げ方式:自動巻き(手巻き付き)
振動数: 4Hz(2万8800振動/時)
石数:27
価格・発売時期
価格:40.5mmローズゴールド-147万円
36mmダイヤモンドセットベゼル(RG)-168万円
40.5mmステンレススティール-73万円
36mmダイヤモンドセットベゼル(SS)-104万円
発売時期:販売中
限定:なし
全てのエリートコレクションをご覧になる方はゼニス公式サイトへ。