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Introducing G-SHOCK GWF-A1000 フロッグマン 初のアナログモデル 2020年新作 歴代モデルも紹介

Sponsored By Casio

G-SHOCK GWF-A1000 フロッグマン 初のアナログモデル。

クイック解説

 フロッグマンとはその名の通り潜水士の使用を想定して作られた時計であり、屈強なG-SHOCKの中でもとりわけタフなISO(国際標準化機構)準拠の200m防水性能を備えた特別なモデルである。間違いなくG-SHOCKのカルト的人気を支える柱となった1本で、初出は1993年。初めてニックネームが付いたG-SHOCKでもあり、その人気に支えられ歴代モデルで数々の先進技術や最新の構造が搭載されてきた。

フロッグマンGWF-A1000-1A4_JFの正面

 このGWF-A1000フロッグマンは、シリーズ初のアナログモデルでダークトーンの文字盤に白く大きな時分針がその視認性を誇示するようだ。ケースは、裏蓋との一体構造を採用した最新のカーボンモノコックケースが採用され、前世代機(GWF-D1000)から22gの軽量化を実現。また、本機は高強度・軽量・低吸水率のカーボン強化樹脂を使用した裏蓋一体型モノコックケースを、グラビティマスターに続きフロッグマンとして初採用。ガラスを圧入したメタルリングとこのケースを6本のビスで連結して気密性を確保し、アウターベゼルの下層に配して外部衝撃に対応した。ボタンシャフトは耐薬品性に優れたフッ素ラバー製Oリングを追加したトリプルガスケットとし、信頼性を大きく向上させている。

 針によるフルアナログ表示でワールドタイムやタイドグラフ、潜水時間の計測などが可能で、これらはケース右側に配されたリューズで操作する。アナログ化によってシリーズ初搭載されたリューズによって、より直感的に扱える改良がなされている。

 スマートフォンリンク機能の搭載もフロッグマン初だ。しかも Bluetoothシステムの省電力化により時計とスマホの常時接続が可能になった。たとえば、ダイブモードで計測したデータをアプリ上で管理する場合、潜水日時、時間、本数などをタイムライン表示するほか、ダイビングポイントもスマホのGPS機能と連動して地図上に表示。常時接続のためデータ転送は自動的に行われ、ダイビング終了後にはスマホで活動データがすぐ確認できる。また、タイドポイント設定では、アプリにプリセットされた約3300ヵ所の主要スポットを地図上で選択するだけで、その場所の潮汐情報と現在時刻が時計へ転送される。時計単体では扱いにくい大量の情報も簡単に使いこなせるのだ。

 こうした情報をアナログ針だけで見やすく表示するため、G-SHOCKで初めて高速運針可能なデュアルコイルモーターを3個搭載し、全5モーターで駆動。もちろん暗所では高輝度なスーパーイルミネーター(LEDライト)がダイヤルを明るく照らし、視認性を確保する。

ファースト・インプレッション

 一見すると本機はフロッグマンだと分からないかもしれない。25年以上にもわたってほぼ変わらないアシンメトリーなケースデザインであり続け、それにデジタル時刻表示というのがおきまりだったからだ。正直に言えば、僕こそがその感想を抱いた張本人なのだ。

 フロッグマンとは、G-SHOCKで唯一ダイバーズウォッチをかたっている時計だ。G-SHOCKは全てのモデルで20気圧防水を実現しているが、ISO準拠のダイバーズ規格をクリアしているのはフロッグマンだけである。さらに、フロッグマンは前作のGWF-D1000で水深計(トリプルセンサー)までも搭載し、10cm単位での水深計測を可能とした。これは、そもそもこのシリーズがデジタル表示を前提としていたからフィットした機能だと思うし、事実、水難救助隊の意見も取り入れられた前作はダイブコンピュータを圧倒する性能を誇っていた。カシオが、性能という側面でフロッグマンを磨き上げた、ひとつの頂ともいえるだろう。

 しかしながら、腕時計としてのダイバーズウォッチをみわたしてみると、当たり前だが機械式時計はアナログ表示が基本だ。フロッグマンはクォーツウォッチであるが、本作によってこのフィールドへ足を踏み入れたのではないだろうか。既存のフロッグマンの延長ではなく、G-SHOCK流のダイバーズウォッチをまたイチから模索したのであれば、このアナログフェースも好意的に感じられる。フロッグマンは、20年以上にもわたって培ったブランドの外側に飛び出し、あくまで腕時計=ダイバーズウォッチとして、本格的な一歩を踏み出したといっても過言ではないだろう。

フロッグマンGWF-A1000-1A_JF正面

フロッグマンGWF-A1000-1A_JF

フロッグマンGWF-A1000-1A2_JF正面

フロッグマンGWF-A1000-1A2_JF

フロッグマンGWF-A1000-1A4_JFの正面
フロッグマンGWF-A1000-1A4_JFのサイド
フロッグマンGWF-A1000-1A4_JFのサイド

 さて、カシオがアナログウォッチの開発に勤しんだ理由はもうひとつあるだろう。2014年のグラビティマスターGPW-1000の発表以降、同社は先進の電波ソーラーとアナログ表示をセットにして各カテゴリのハイエンドモデル開発に注力してきた。陸・海・空それぞれでフラッグシップモデルを発表し、グラビティマスターやマッドマスターは比較的新しいコレクションながらG-SHOCKファンの支持を得ている。

 同社にとって残った課題は"海"だったのだ。もちろん、前述の流れで発表されたガルフマスターというアナログ表示モデルは存在している。しかし、G-SHOCKにおける"海"とはフロッグマンに他ならないわけで、このコレクションにアナログ針を実装することはある意味近年のカシオの悲願だったのではないかと思う。実際、ISO準拠200mの防水性能をもつダイバーズというハードルはかなり高いのだろう。ただでさえ、各種センサーやBluetooth、LEDライトなど搭載する要素が多い時計に、さらに大型の針を動かすためのモーターまで実装することが本機の最大のハードルだったと、僕は考える。

 実は、カシオ最大の技術力はこの高密度実装技術に結実していると僕は思う。腕時計とはある程度サイズが決まっているもので、優れた機能を搭載しようとしても限度がある。だからこそ、小さく優れた時計が魅力的なのだが、カシオはフロッグマンでそれを実践してみせたのだ(このサイズが小さいかどうかは別の問題)。しかも、カーボンケースやアナログ表示で潜在的価値を高めながら、その価格は10万円アンダーと先代モデルよりもお得度は高い(水深計は除かれているが)。幸い、まだデジタルのフロッグマンが完全に消えると決まったわけではないし、僕たちには本機とそれらを比較検討する時間はまだ残されているように思う。

 しかしながら、この新たなフロッグマンは紛れもなく最新進化を遂げたモデルであり、G-SHOCKの海の頂点に立つにふさわしい時計なのだ。

フロッグマンGWF-A1000-1A4_JFのリストショット(着用イメージ)

歴代フロッグマンギャラリー

基本情報

ブランド: G-SHOCK
モデル名: フロッグマン(FROGMAN)
型番:GWF-A1000

直径: 56.7×53.3mm
厚さ: 19.7mm
ケース素材: カーボンモノコックケース+メタルリング
文字盤色: ブラック
インデックス: バー
夜光: あり。さらに高輝度なLEDライトを搭載(スーパーイルミネーター、残照機能付き)
防水性能: 200m(ISO基準)
ストラップ/ブレスレット:フッ素エラストマーストラップ

フロッグマンGWF-A1000-1A4_JFのケースバック

※画像はサンプル実機を撮影したもの。


ムーブメント情報

キャリバー: タフソーラー(ソーラー充電システム)、マルチバンド6搭載、Bluetoothによるモバイルリンク機能
機構: 時、分、秒、ワールドタイム、ストップウォッチ、タイドグラフ
追加情報:針位置自動補正機能搭載、最大30本のダイビングログ取得可能、デュアルタイム(27タイムゾーン、サマータイム自動設定機能付き、ホームタイムの時刻入替機能付き)、ストップウオッチ(1秒~24時間)、タイマー(1分~24時間)
追加情報: 潜水時間計測(最大2時間、1秒単位で計測可能)、水面休息時間表示(最大24時間)ダイビングログ取得、


価格・発売時期

価格: 9万円(税抜)
販売時期: 発売中
限定:なし、通常ライン

詳細は、G-SHOCK公式サイトをクリック。