ADVERTISEMENT
クイック解説
G-SHOCKは、事実上壊れないことで知られている由緒ある時計だ。これは、水泳、スカイダイビング、登山、そして昼寝も楽しむことができる優れものである。コンクリートの壁に手首を打ち付けたとしても、あなたの手首はどうか分からないが、G-SHOCKの方は大丈夫だろう。伊部菊雄氏の発案によるこの時計は、全てのツールウォッチを凌駕する頑丈で万能な実用時計なのだ。ただ、これまでそれに何かを追加することはできなかった。
カシオは、G-SQUADと呼ばれるラインに、新作のG-SHOCK GBD-H1000-1A7をリリースした。本機は、このブランドに期待される全ての機能を搭載しているのだが、全く新しい1つの機能を備えている。ケースバックにあるセンサーから心拍数などの計測が可能なのだ。大型の時計に見合う技術が満載で、そして相変わらず頑丈だ。
ファースト・インプレッション
カシオは、心拍計を腕時計に導入するという点で、他に少々遅れを取っているかもしれないが、補ってあまりあるものをもってリリースした。本機は、G-SHOCKのデザインを諦めなかったものの、時計自体はとても大きい。ケースは63mm(おそらくベゼルプッシャーを含む)、文字盤の直径は55mmと記載されているが、時計のスペックと中に詰め込まれた機能を考えると納得のサイズである。ケースバックのセンサーは、心拍数を測定するために必要なテクノロジーを備え、測定可能な領域を大きく広げている。カシオが行ったことは、G-SHOCKの代名詞である堅牢性をもちながら、21世紀に必要としたテクノロジーを注入したということだ。
G-SHOCKへの心拍計の追加、それもこの価格で提供されるのは本当に嬉しいことだ。非常にアクティブなライフスタイルをサポートするためにデザインされており、着用者の毎日の動きやフィットネスのリアルタイムなデータのトラッキングを可能にしている。
中でも特筆なのが、G-SQUADは、体内に取り込むことのできる酸素の最大摂取量を測定する、VO2max計測が可能という点。VO2max計測は、ユーザーがランニングなどのスポーツで持久力強化を行いたいときに心肺能力の指標とすることができる優れた機能である。カシオは、Firstbeat社のアルゴリズムを使用して、エンドユーザー向けにデータ分析を生成する。このデータがカシオの時計に統合されたのはこれが初めてのことで、このアルゴリズムは、ガーミンやモンブランなどの時計でも使用されている。
本機は、データとトラッキング機能の支援のためGPS機能を搭載。また、皮膚下の血流を検知して心拍数を計測することができる光学センサーも備えている。当然、ソーラー充電に対応し、暗い場所で使用することも可能である。
本質的にこれはG-SHOCKそのものであり、おそらくあなたが知る多くのお馴染みの点を持ち合わせている。マッドマスターを思い浮かべて欲しい。この時計自体のサイズ感や全体的な機能をある程度ご理解いただけるだろう。しかし、既にお伝えしている通り、この時計は新しいセンサー技術を様々な方法で使用可能にする心拍計に帰着する。さらにこれらの機能は全て、カシオがリリース予定の新しい専用アプリケーションから利用できる。
素材の観点では樹脂に注目したい。時計の金属製のベゼルとプッシュボタンの両方が樹脂で覆われており、時計にグリップ感を与えている。この時計が激しい運動中に使用されることを想定しており、汗を考慮する必要があるため悪い選択肢ではない。カラーはかなり目立つものかもしれないが、この手の時計では気になる部分ではないだろう。シャツの袖口に収まるかどうか、タキシードに似合うかなんていうことを考える必要はないのだ。
本機は、見た目的にも非常に馴染みのある、つまりG-SHOCK的な外見をしている。同様の機能を提供するプロダクトは他社にもあるが、G-SHOCKのように非常に頑丈でほぼ無敵というわけにはいかない。写真のネオン/ブラック/ホワイトの3色カラーがお好みでない場合は、フルブラックモデルなどを選ぶとよいだろう。
カシオはG-SQUADによって、G-SHOCKに必要な全ての要素をもたせながら、心拍計のためのテクノロジーも追加した。時計のサイズはかなりのものだが、機能もそれに比例している。
基本情報
ブランド: カシオ(Casio)
モデル名: G-スクワッド(G-SQUAD)
型番: GBDH1000-1A7
直径: 63×55mm
厚さ: 20.4mm
ケース素材: SS/レジンカバー付きのメタルベゼル
文字盤色: ブラック
インデックス: デジタル
夜光: フルオートのLEDバックライト
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: ソフトウレタンバンド
価格&発売日
価格: 5万円(税抜)
発売日: 5月下旬発売予定
限定: いいえ。通常モデル。
詳細はG-SHOCK公式サイトをクリック。