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Introducing ドクサ サブ 200 T.グラフ II “グレート ホワイト” トッパーエディション(編集部撮り下ろし)

“グレーのスーツを着た男”に敬意を表した、ダイバーズクロノグラフの限定モデル。

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我々が知っていること

“もう海に戻っても安全だと思った矢先に(Just when you thought it was safe to go back in the water)”、カリフォルニアを拠点とするトッパー・ジュエラーズが、最近リニューアルされたドクサ サブ 200 T.グラフ IIの限定モデルをリリースした。鮮やかなホワイトダイヤルを備えたこのモデルは、ドクサが伝説的なダイバーズクロノグラフを復刻した直後に登場したモデルだ。“グレート ホワイト”という名称はダイヤルカラーに由来するのはもちろん、サンフランシスコ・ベイエリア沖に現れる悪名高き海の頂点捕食者、ホホジロザメへのオマージュでもある。

Doxa T.Graph Topper LE Great White

 念のためおさらいしておくと、T.グラフは1969年に登場したドクサ初のダイバーズクロノグラフで、プロフェッショナル(オレンジ)、シャークハンター(ブラック)、シーランブラー(シルバー)の3種類のダイヤルがあった。時計史の研究家たちのあいだでは、それぞれ約300本ずつしか製造されなかったと考えられており、その希少性からヴィンテージウォッチコレクターや熱心なドクサファンにとって垂涎の的となっている。

 2017年には、無垢ゴールド製モデルを含む限定モデルが登場していたが、先月ついにドクサは、待望のレギュラーモデルとなるT.グラフ IIを発表した。オリジナルへの忠実な再解釈でありながら、よりスリムなケース、自動巻きムーブメント、そして(クロノグラフでは)初となるカリビアン(ブルー)ダイヤルを採用し、アップデートが加えられている。そして今回、ドクサを販売するカリフォルニア州バーリンゲームに拠点を置く小売店のトッパーから、さらに進化した“グレート ホワイト”が限定モデルとして登場した。

Doxa T.Graph II Topper Great White LE
Doxa T.Graph II Topper Great White LE
Doxa T.Graph II Topper Great White LE

 今回が、トッパー・ジュエラーズにとって初めてのドクサ限定モデルというわけではない。2年前にはパールホワイトダイヤルに濃紺のインデックスやベゼル表示、針を組み合わせた“グレート ホワイト サブ 300”を発表し、2025年には“サブ 250 GMT グレート ホワイト”を発表。今回のT.グラフ II グレート ホワイトもそのデザインを踏襲しつつ、クロノグラフの30分積算計に、交互に並ぶオレンジの弧を配することで、新たなアクセントを加えた。またサブ 300およびサブ 250 GMTの限定モデルと同様に、日付表示を省くことで、もともと情報量の多いこの時計に、よりミニマルなダイヤルを与えている。夜間のダイビングでは、全面に夜光塗料を施したダイヤルが淡いブルーに発光する。

Doxa Topper T.Graph

 外観こそトッパー・ジュエラーズ仕様となっているものの、それ以外は基本的にT.グラフ IIそのものだ。200m防水のケースは直径42mm×厚さ14.6mmのステンレススティール(SS)製で、ラチェット式のダイバーズエクステンションを備えたビーズ・オブ・ライスブレスレットが装着されている。内部には、セリタ製の自動巻きムーブメント Cal.SW510を搭載。今回は日付表示が省かれているものの、深夜0時になると、内部に残された日付送り機構による小さなクリック音が生じるため、真のノンデイト仕様を望む愛好家には、気になる点だったかもしれない。[編注;ドクサによると、製品版ではこの日付送り機構も取り除かれ、真の日付表示なしのモデルとして提供される予定だ]

 限定100本の本作は現在発売中で、価格は4690ドル(日本円で約76万7000円)だ。特製の記念ボックスに収められ、ネイビーブルーのFKMラバーストラップが付属する。トッパー・ジュエラーズによると、売上の一部はカリフォルニア州北部から中部沿岸沖に広がる約3295平方マイルのグレーター・ファラロンズ国立海洋保護区において、沿岸環境の再生や保全、海洋生物の保護活動を行う非営利団体、グレイター・ファラロンズ・アソシエーション(Greater Farallones Association)へ寄付される。

doxa topper t.graph

我々の考え

1969年製の初代T.グラフのオーナーとして(私はシャークハンターを所有している)、この伝説的な時計のアップデートにはどうしても厳しい目を向けてきた。だがT.グラフ IIを何度か手に取ってみて、わずかに薄くなったケース、自動巻きムーブメント、ねじ込み式リューズを備えたこの進化は十分に納得できるものであり、私も太鼓判を押したい。“グレート ホワイト”は日付表示窓のない広々としたホワイトの夜光ダイヤルを備えている点で、先行モデルから大きく踏み込んだデザインとなっている。

Doxa T.Graph II Topper Great White LE

 私は夜光ダイヤルのダイバーズウォッチが大好きで、この淡いブルーの発光も、多くのモデルで見られる定番のグリーンとは違った魅力がある。しかしこういった夜光ダイヤルには意外な弱点もある。夜光が徐々に弱まってくると、夜光を施した針とアワーマーカーが溶け合って見え、ダイヤル全体がぼんやりと光る円盤のようになってしまうため、視認性が低下しがちなのだ。とはいえナイトダイビング(文句なしにおすすめなので、ぜひ体験して欲しい)では、ダイビングライトを持たずに潜ることはまずないだろうから、大きな問題にはならないだろう。一方で、時差ボケで目が覚めた暗いホテルの部屋で時刻を確認するといった場面では、少し見づらく感じるかもしれない。

Doxa T.Graph II Topper Great White LE

2009年、私はドクサを着用し、アルカトラズ島からサンフランシスコ湾を横断するオープンウォータースイムに参加したことがある。東の空から朝日が昇るなか、湾の真ん中で立ち止まり、水中に垂らした足の下で、何が泳いでいるのだろうと考えていたのをはっきりと覚えている。ホホジロザメは、ときおり湾内で戯れるアシカを追ってサンフランシスコ湾に入り込むことがあるといわれている。カリスマ性がありながら誤解されがちな捕食者の姿が、T.グラフ II “グレート ホワイト” トッパーエディションのケースバックに刻まれているのを見ると、当時の記憶が、巡り巡って鮮やかに蘇ってくる。本作は熱心なファンを持つダイバーズクロノグラフの、見事に作り込まれた限定モデルであり、その名の由来となったホホジロザメと同様に、この時計も存在してくれてうれしく思う。


基本情報

ブランド: ドクサ(Doxa)
モデル名: サブ 200 T.グラフ II “グレート ホワイト” トッパーエディション(Sub 200 T.Graph II "Great White" Topper Edition)

直径: 42mm
ラグ・トゥ・ラグ: 44.5mm
厚さ: 14.6mm
ケース素材: スティール
文字盤色: ホワイトの全面夜光ダイヤル、ブルーアクセント
夜光: あり、スーパールミノバ(ダイヤル全面)
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: SS製のビーズ・オブ・ライスブレスレット


ムーブメント情報

キャリバー: セリタ SW510
機能: 時・分表示、スモールセコンド、クロノグラフ
パワーリザーブ: 56時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
クロノメーター認定: なし


価格&発売時期

価格: 4690ドル(日本円で約76万7000円)
限定: あり、100本限定

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