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Introducing ギャレからマルチクロン パイロットが登場

ギャレはクラシックなパイロットウォッチを蘇らせつつ、それを全く新しいものへと昇華させています。

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我々が知っていること

今回、さまざまな新作や復刻モデルが発表されるなか、現在はブライトリングのハウス・オブ・ブランズの一員となったギャレが、マルチクロン パイロットをお披露目しました。この新作は、1969年に登場したオリジナルのマルチクロン パイロットのデザインコンセプト(あるいは構成)を現代的にアップデートしたものです。その結果、ひと目でギャレとわかる個性を保ちながらも、真新しいギャレのラインナップのなかで最も現代的とも言えるモデルに仕上がっています。本作は、その名の由来となったオリジナルモデルから多くの要素を受け継いでおり、2本を並べてみると、その共通点がよくわかります。新しいマルチクロン パイロットも、トリコンパックス配置のクロノグラフに、両方向回転式の12時間ベゼル、ポンプ型プッシャー、バー形状の針、そして先端を切り落としたような矢印形のインデックスを組み合わせています。

Vintage Gallet Multichron Pilot

比較のために、ヴィンテージのギャレ マルチクロン・パイロットを掲載。Image, courtesy Analog Shift

 一方で、明確な違いもあり、その多くは現代の嗜好に合わせた変更です。まず、先端を切り落としたような矢印形のインデックスには、ポリッシュ仕上げではなく夜光が充填されています。さらに、6時位置に日付表示も追加されています。一方、テレメーターは新作にも残されているものの、タキメーターは省かれました(ヴィンテージモデルでは第2スケールとして設けられていました)。またサイズもヴィンテージのマルチクロンより大きくなっています。

 新作ではケース径が38mmから42mmへとサイズアップし、厚さは15.25mm、ラグ・トゥ・ラグは45.59mmとなりました。このサイズにより、新生ギャレのカタログでは最大のモデルとなりますが、それでも十分に扱いやすいサイズではあるものの、やや厚みは感じられます。ブライトリングのラインナップに今でも多く見られるような特大サイズの時計とは大きく異なります。

Gallet Multichron Pilot

 本作は、テクスチャー仕上げを施した2種類のダイヤルカラーが用意されます。ひとつはブラック&シルバーのリバースパンダダイヤル、もうひとつはブラックのインダイヤルを組み合わせたデニムブルーのダイヤルです。どちらもテレメータースケールはブラックで、随所にオレンジとタンカラーのアクセントが施されています。搭載されるのは、ヴィンテージのマルチクロン パイロットに使われていたバルジュー72に代わるクロノグラフムーブメント Cal.ギャレ 23。これはセリタ SW510(SW500の派生キャリバー)をベースとしたカム式の自動巻きムーブメントであり、マイクロブランドをはじめ、手ごろな価格帯のクロノグラフによく採用され、信頼性と実績を備えています。

 本作の価格は、ストラップ仕様が58万9600円、斜め形状のコマを用いたブライトリングスタイルのブレスレット仕様が62万2600円(税込)です。


我々の考え

アンディがブライトリングによるギャレの復活を報じてから、およそ18カ月が経ちました。そのあいだ、ブライトリングのハウス・オブ・ブランズの全体像や仕組みが徐々に明らかになってきましたが、ギャレについては「ただ待つしかない」という漠然とした状況が続き、具体的な情報は驚くほど少なかったのです。しかしようやくわかりました。私たちが待っていたのは、まさにこれだったのです。

Gallet Multichron Pilot

 まず目を引くのは、ここ18カ月にわたってブライトリングが発信してきたメッセージどおり、少なくとも2026年の時計市場という文脈で見れば、価格設定が明らかに良心的であることです。しかし次に気になるのは、新たに復活したユニバーサル・ジュネーブとは異なり、これらの新しいギャレの時計は、私が予想していた以上にブライトリングらしさが強く、完全に独立した製品というよりは、既存のラインの延長線上にあるように感じられることです。私としては、ロンジンとオメガのような関係性を期待していましたが、実際にはチューダーとロレックスのような関係性に近いと言えるかもしれません(これは私の主張を極端に単純化しすぎた表現かもしれません)。

Gallet Multichron Pilot

 では、マルチクロン パイロット自体はどうでしょうか? 今回ギャレから発表された一連のモデルを見渡すと、これが最も時計愛好家向けのモデルだとは思いません。しかしより幅広い層をターゲットとした時計として考えれば、きわめて納得のいくモデルです。好みに合う人にとっては、どこかブレモンを思わせる魅力すらあるように感じます。それが新生ブレモンなのか、それともかつてのブレモンなのか、その答えは今後の展開を見守りましょう。


基本情報

ブランド: ギャレ(Gallet)
モデル名: マルチクロン パイロット(Multichron Pilot)
型番: AG2303251B1W1/AG2303171C1W1

直径: 42mm
厚さ: 11.3mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ブラックまたはブルー
インデックス: 夜光入り矢印型アプライドインデックス
夜光: あり、針とインデックスにスーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: レザーストラップまたはSS製ブレスレット。ラバー、“フィールド”、ファブリックも選択可能


ムーブメント情報

キャリバー: ギャレ 23(セリタ SW510)
機能: 時・分表示、スモールセコンド、日付表示、クロノグラフ
直径: 30mm
厚さ: 7.9mm
パワーリザーブ: 62時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
クロノメーター認定: なし


価格&発売時期

価格: ストラップ仕様が58万9600円、ブレスレット仕様が62万2600円(税込)
限定: なし

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