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我々が知っていること
オメガは、楕円形のサブダイヤルに別れを告げた。今回、ブランドのミドルサイズモデルであるスピードマスター 38コレクションが全面刷新されたのだ。合計7つの新モデルが、これまでのラインナップに代わって登場する。
ブラックダイヤルのバリエーション、Ref.324.30.38.50.01.002 はクラシックなムーンウォッチの意匠を踏襲している。
324.30.38.50.04.001。
324.30.38.50.02.003。
前世代のスピードマスター 38が、よりラグジュアリーでファッション性を意識したアプローチを取っていたのに対し、新しいデザイン言語は、よりムーンウォッチに近いスタイリングへと原点回帰している。楕円形のサブダイヤルがなくなっただけでなく、ベゼルもクラシックな幅広のインサートを採用した、より王道の佇まいへと変わったのだ。
ムーンウォッチとの結びつきはさらに明確だ。ベゼルインサートのタキメータースケールには、ドット・オーバー・ナインティ(D.O.N.)が採用され、ブレスレットも現行の5連リンク仕様のムーンウォッチ・ブレスレットをひと回り小さくしたような仕上がりになっている。しかもクラスプには、2段階のポジションと2.3mmの調整幅を備えた、オメガの“コンフォート・リリース”マイクロアジャストシステムが組み込まれている。この刷新ではダイヤルも全体的に整理されテキストが減り、12時位置にはアプライドのオメガロゴが配された。
7つの新バリエーションのうち、3本はステンレススティール製だ。ひとつはムーンウォッチを思わせるマットなブラックダイヤルにブラックのアルミニウム製インサートを組み合わせたモデル(6時位置のデイト表示窓はない)。もうひとつは、光沢のあるラッカー仕上げのホワイトダイヤルにブルーのセラミック製ベゼルインサートを備えたモデル(昨年10月に発表されたミラノ・コルティナ・エディションを思わせる仕上がり)。そして3つ目は、シルバーダイヤルにグレーのアルミニウム製ベゼルインサートを合わせ、針とインデックスにはセドナゴールドカラーのPVDコーティングを施している。さらに2本は、ベゼル、プッシュボタン、リューズ、そしてブレスレットの小さなリンクにソリッドゴールドを用いたツートン仕様となっている。
そのうち1本は、アイボリーのダイヤルにコントラストの効いたブラウンのサブダイヤル、そしてブラウンのアルミニウム製ベゼルインサートを組み合わせたモデルだ。もう1本は、シルバーのオパライン文字盤にグリーンのアルミニウム製ベゼルインサートを合わせ、ムーンシャイン™ゴールドのアクセントを効かせている。針とインデックスには、それぞれ対応するオメガ独自のゴールド合金カラーのPVDコーティングが施されている。最後を飾るのは、ダイヤモンドをセットしたベゼルを備える2つのバリエーションで、アイスブルーのダイヤルとマザー・オブ・パールのダイヤルが用意されている。
324.20.38.50.02.001。
324.20.38.50.02.002。
左が324.15.38.50.03.001、右が324.15.38.50.05.001。
多くの人が今回のスピードマスター 38の刷新で、ケースのプロポーションが見直されることを期待していたはずだ。だが残念ながらそうではなかった。これらのモデルには引き続き旧世代と同じ自動巻きCal.3330が搭載され、ブラックダイヤルモデルにはノンデイトのCal.3332が採用されている。そのため、ケース径38mm、ラグ・トゥ・ラグ44.96mmというコンパクトなサイズでありながら、スピードマスター 38mmは厚さ14.75mmと、プロポーションの上ではかなりの厚みを保っているのである。
このシリーズは価格帯も幅広く、SSのブラックダイヤルモデルが97万9000円、シルバーダイヤルが99万円、ホワイトダイヤル/ブルーセラミック製インサートのモデルが105万6000円、ツートンモデルが173万8000円、アイスブルーのダイヤモンドセッティングモデルが183万7000円、そしてマザー・オブ・パールのダイヤモンドセッティングモデルが194万7000円(すべて税込)となっている。
我々の考え
今回のスピードマスター 38コレクションのアップデートは、少々意外なものだった。いずれ刷新されるだろうとは以前から思っていたが、その際にはケース径に対するケース厚のバランスが見直され、より薄型化されるものだと考えていた。実際、インターネット上では、このシリーズのケースをもっと薄くしてほしいという声を至るところで目にする。その望みはかなえられなかったとはいえ、ムーンウォッチにより忠実なルックスへと舵を切ったことは、大きな前進だと思う。とりわけノンデイトのブラックダイヤルモデルは、オメガの旧スピードマスター リデュースドをすぐに思い起こさせる。
スピードマスター愛好家のあいだで特別な存在だっただけに、その印象はいっそう強い。生産終了となった従来のスピードマスター 38モデルでは、オーバル型のサブダイヤルは、外側へ寄ったクロノグラフのインダイヤル配置を視覚的にバランスさせるための試みだったが、今回のアップデートでは、このケースにこのキャリバーを収めた結果として生まれるサブダイヤル配置そのものを、ひとつの個性として受け入れた判断は正しかったと思う。
将来的には、スピードマスター 38に新しいキャリバーが導入されることを期待したい。私には、現在のキャリバーこそがケース寸法の自由度を制約している最大の要因に思えるからだ。とはいえ当面は、旧世代よりも新世代のほうが見た目の変更は確実に好ましく、実際の購入者がどう受け止めるのかを見守りたい。
基本情報
ブランド: オメガ(Omega)
モデル名: スピードマスター 38(Speedmaster 38)
型番: 324.30.38.50.01.002(ブラックダイヤル)/324.30.38.50.04.001(ラッカー仕上げのホワイトダイヤル)/324.30.38.50.02.003(シルバーダイヤル)/324.20.38.50.02.001(ムーンシャイン™ゴールド)/324.20.38.50.02.002(セドナゴールド)/324.15.38.50.03.001(アイスブルーダイヤル)/324.15.38.50.05.001(マザー・オブ・パールダイヤル)
直径: 38mm
厚さ: 14.75mm
ケース素材: ステンレススティール(18Kゴールドのアクセント、またはダイヤモンドセッティングベゼルを備えたバリエーションあり)
文字盤: ブラック、ホワイト、シルバー、アイスブルー、マザー・オブ・パール
インデックス: アプライド
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: 2段階のマイクロアジャスト機構を備えた、5連リンクのムーンウォッチスタイル・ブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: 3330(ブラックダイヤルには3332)
機能: 時・分表示、スモールセコンド、クロノグラフ
パワーリザーブ: 約52時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
クロノメーター認定: なし
価格 & 発売時期
価格: SSのブラックダイヤルモデルが97万9000円、シルバーダイヤルが99万円、ホワイトダイヤル/ブルーセラミック製インサートのモデルが105万6000円、ツートンモデルが173万8000円、アイスブルーのダイヤモンドセッティングモデルが183万7000円、マザー・オブ・パールのダイヤモンドセッティングモデルが194万7000円(すべて税込)
発売時期: 発売中
限定: なし
詳しくはこちらをご覧ください。
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