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我々が知っていること
“架空のヴィンテージ”デザインで独自の地位を築きつつあるスイスブランド、アルビスホルンが、レガッタクロノグラフを簡素化した新作、マリーナグラフ クラシックを発表した。スイスブランドのアルビスホルンは“架空のヴィンテージ”デザインで独自の地位を確立しており、今回、レガッタクロノグラフのシンプルなバージョンであるマーリナグラフ クラシックを発表した。私がこの複雑機構について初めて取り上げたのは2年前、アルビスホルンのデビューモデルであり、マッセナラボとのコラボモデルでもあるマキシグラフの実機レビューだった。それ以来、レガッタクロノグラフはアルビスホルンの“ウォーター”コレクションのマリーナグラフとして受け継がれ、レガッタ機能に潮汐表示用のベゼルを組み合わせたモデルとして展開されてきた。
今回のマリーナグラフ クラシックは、マリーナグラフ クラシック レーシングとそれほど大きくは変わらない。外観における最大の違いは、カラフルなアルミニウムインサートの潮汐ベゼルから、より伝統的な蓄光目盛りを備えた大型の両方向回転式サファイアベゼルへと変更されたことだ。もちろん、ダイヤルにも新たなバリエーションが加わった。サンレイ仕上げのブラックダイヤルは引き続きラインナップされる一方、新作としてホワイトのフュメダイヤルが登場。ブランドの写真では影のようにも見えるが、実際にはホワイトのダイヤル外周に向かってほんのりと色が濃くなる繊細なグラデーションが施されている。ブラックダイヤルはコントラストの効いたシルバーの針とインデックスを備えているが、ホワイトフュメ ダイヤルには鮮やかなブラックのコントラストを採用。どちらのダイヤルでも、7時位置のレトログラード式10分レガッタカウントダウンの目盛りはブルーとレッドで彩られ、クロノグラフ秒針とレガッタ秒針は、ブラックダイヤルではレッド、ホワイトダイヤルではブルーでそれぞれ統一されている。初代マキシグラフ以来、私のお気に入りの機能は“ランニング”インジケーターとして機能する3時位置の開口部だ。
スティール製ケースは両モデルとも直径39mm×厚さ13mm、ラグ・トゥ・ラグ47.7mmで、海での使用に適した100m防水性能を備えている。リューズは10時位置にあり、レガッタクロノグラフのアルミニウム製モノプッシャーはレッドにアルマイト処理され、9時位置に配置されている。プッシャーを押すと、クロノグラフ秒針が動き始めると同時に、カウントダウン針が10分間のカウントダウンを開始する。カウントダウン針がゼロに達すると停止するが、クロノグラフ秒針は動き続ける。再びプッシャーを押すとタイマー全体が停止し、さらにもう一度押すことでクロノグラフがリセットされる仕組みだ。
内部のクロノグラフ機構を駆動するのは、特許取得済みの独自開発クロノグラフキャリバー、ALB01だ。このムーブメントは自動巻きのモノプッシャー・クロノグラフに、レトログラード式の10分間レガッタ機能、ランニングインジケーター、64時間のパワーリザーブを組み合わせるという独自の仕様を維持している。マキシグラフのレビューでも触れたように、このキャリバーはバルジュー7750の設計を一部ベースとしているものの、その内容は大きく異なる。モノプッシャー仕様への変更、パワーリザーブの延長、特許取得済みのレトログラード式レガッタ機構を備えながら、厚さも7.9mmから6.6mmへと薄型化されている。また以前にも指摘したが、クロノグラフの操作感は多くの7750系クロノグラフとは明らかに異なり、より洗練された印象だ。
ふたつのバリエーションはそれぞれ99本限定で、3年間にわたって製造される。いずれも個別のシリアルナンバーは付されず、レッドとブラックのラバーストラップ2本が付属する。ラバーストラップ仕様は3950スイスフラン(日本円で約77万5000円)、ブレスレット仕様(もちろんラバーストラップ2本も付属する)は4400スイスフラン(日本円で約86万3000円)だ。いずれもアルビスホルンの公式サイトから直接購入できる。販売は、アメリカ東部夏時間で8月14日(金)午前9時(編注;日本時間で同日午後10時)から開始される。
我々の考え
新しいマリーナグラフ クラシックは、従来モデルとそれほど大きくは変わらないものの、ベゼルやダイヤルといった要素をシンプルにすることで、従来の大胆なデザインをより抑制の効いたものに仕上げている。とはいえ、そうであっても決してアルビスホルンらしさは失われていない。ダイヤル上のスタイリッシュなロゴや、3・9・12時位置の三角形のアプライドインデックスといった力強いグラフィック要素も、実用的ではあるものの視覚的な情報量が多かった潮汐ベゼルがなくなったことで、はるかにバランスよく感じられる。コレクションのなかではマキシグラフが依然として私のお気に入りではあるが、このモデルは日常使いにはるかに汎用性が高い。そのうえ、ほどよく鮮やかなカラーで表現されたユニークな複雑機構を楽しめるのも魅力だ。
基本情報
ブランド: アルビスホルン(Albishorn)
モデル名: マリーナグラフ クラシック(Marinagraph Classic)
直径: 39mm
厚さ: 13mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: サンレイ仕上げのブラック、またはグロッシーなホワイトフュメ
インデックス: アプライド
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: レッドとブラックのラバーストラップ2本が付属、オプションでブレスレットも選択可能
ムーブメント情報
キャリバー: ALB01 A
機能: 時・分表示、“ランニング”インジケーター、クロノグラフ、特許取得済みレトログラード式10分レガッタ機能
直径: 30mm
厚さ: 6.6mm
パワーリザーブ: 64時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25
クロノメーター認定: なし
価格&発売時期
価格: ラバーストラップ仕様は3950スイスフラン(日本円で約77万5000円)、ラバーストラップ+ブレスレット仕様は4400スイスフラン(日本円で約86万3000円)
発売: アメリカ東部夏時間で8月14日(金)午前9時(編注;日本時間で同日午後10時)
限定: あり、各ダイヤル99本限定(個別番号なし)
詳しくはこちらをご覧ください。
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