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クイック解説
H.モーザーはこれまで、時計の枠にとらわれず、そもそも枠というものがあるのかどうか疑問に思うようなことをしてきた。例えば、最新のスイス・アルプ・ウォッチ(詳細は記事「H.モーザー スイス・アルプ・ウォッチ ファイナル アップグレード 実機レビュー」をご覧いただきたい)は、完全なベンタブラック®️(地球上において確認されているものとしては、これ以上ないブラック)のダイヤルを採用しており、誰もが知っているあのスマートウォッチに酷似している。搭載するスモールセコンドは、このテーマをさらに強調するものだ。
早いもので、このブランドがまたやってくれた。ただし、この時計はジョークではない(ただし、極めて限定的だ)これは、エンデバー・センターセコンド・コンセプトとseconde/seconde/のコラボレーションモデルで、そう、ピクセル化されたダイヤルは意図的なものである。
ファースト・インプレッション
これはモーザーの得意とする予想を裏切るもので、今回のケースは、アーティストのseconde/seconde/とのコラボレーションによるものである。seconde/seconde/は、アイコニックなヴィンテージウォッチのモディファイでよく知られている(例えば、時針にクロワッサンをあしらったティファニーネーム入りのパテックなど)。しかし、これは単なるモディファイではない。時計の世界の周辺で既に起こっていることを主流とするために、ブランドが積極的に働きかけているのだ。
この時計の推しのポイントは、サンバースト仕上げのファンキーブルー フュメダイヤルと、ピクセル化された消しゴム形の時針である。我々の目は間違いなく消しゴムに奪われる(ダイヤルで緩和されるのを待っている)が、それ以外のもの、つまりそこにないものを見落としがちだ。
大きな消しゴムをあしらったブルーの派手なダイヤルと共に、ミニマルな効果が発揮されている。あるはずのロゴ(またはそれに関するテキスト)は一切見当たらない。それどころか、アワーマーカーもミニッツトラックもないのだ。これは、消しゴムの針が消してしまったのだろう。
ブランドによれば、この時計は、商品としてではなくアート作品として、つまりコレクションするものとして紹介することを目的としている。そのため、ブランドロゴを一切使用せず、ピクセルを大きく用いた大胆なデザインを採用した。
このミニマルな時計とアートを組み合わせた作品には、H.モーザー製の自動巻きキャリバーHMC200が搭載されており、シースルーバックから見ることができる。この時計は極めて希少で、20本の限定品だ。購入した各作品には、下の写真のようなseconde/seconde/によるシリアルナンバー入りのオリジナル作品が付属する。
基本情報
ブランド: H.モーザー(H. Moser)
モデル名: エンデバー・センターセコンド・コンセプト X seconde/seconde/
型番: 1200-1229
直径: 40mm
厚さ: 10.7mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: サンバースト仕上げを施したファンキーブルー フュメダイヤル、seconde/seconde/のデザインによるピクセル化された消しゴム形の時針
インデックス: なし
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: 手縫いのブラックのアリゲーターレザーストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: HMC 200
機能: 時・分表示、センターセコンド
直径: 32mm
厚さ: 5.5mm
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 27
クロノメーター: なし
価格・発売時期
価格: 247万5000円(税込)
販売時期: 発売中
限定: 世界限定20本
詳細は、H.モーザー公式サイトをクリック。