trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing ミンが、29.01 ワールドタイマーを発表

ミンの新コレクションとなる29最初のモデルは、19.02 ワールドタイマーをブラッシュアップしたものだ。

ADVERTISEMENT

我々が知っていること

19.02 ワールドタイマーの発表から4年、ミンは29.01 ワールドタイマーを発表した。このモデルは、従来の19シリーズを進化させた新しいコレクション、29の最初のモデルであるとも発表している。今ではすっかり定着したミンの世界観に、さらにアップデートを加えたものだ。

 ミン 29.01にはベゼルがなく、風防のクリスタルは40mmのチタン製ケースにぴったりと納められている。風防のなかにはサファイアでできたダイヤルの上に、同じくサファイアでできた針をセット。これらは昼と夜を表す絶妙なブルーとブラックのグラデーションがかかった、メタリックな24時間ディスクの上に位置している。ミンの時計のため、サファイア製の文字盤、その下のワールドタイムディスク、針といったいたるところに夜光(これはハイセラム セラミックス スーパールミノバX1だ。聞いてくれてどうもありがとう)が施されているのも特徴だ。ほかのミンウォッチと同様、実物を見てみないとわからないほど、立体感のある時計であることは間違いない。

ミン 29.01 ワールドタイマーの横置きイメージ

  ミンのほかの作品(19.02 ワールドタイマーを含む)と同じく、ムーブメントはシュワルツ・エティエンヌ社製だ。タングステン製のマイクロローターを搭載しているが、さまざまな部品を一新しており、特にブリッジのデザインは再設計しているという。フルスケルトンの香箱も19.02と同仕様であり、さらに受け板とブリッジにはDLCコーティングを施し、ダイヤモンドカットの面取りでコントラストをなしている。

 ミンを特徴づける中空加工が施された“フライングブレード”ラグは、新作の29.01では短く設計して着用感を損なわないように追求がなされている。ラグの上下ともポリッシュ仕上げで、ケースサイドのマットな質感とは対照的である。ミンについて話す上で必ずと言っていいほど話題になる、価格と入手方法についてお伝えしよう。このミン 29.01 ワールドタイマーは、世界限定100本の数量限定モデルだ。米国東部時間4月5日の午前9時(日本時間は4月5日の午後10時)より予約が開始された。価格は1万9500スイスフラン(日本円で約285万円)で、注文時に50%のデポジット(9750スイスフラン、日本円で約142万5000円)を支払う必要がある。2024年3月より、随時デリバリーが開始される予定だ。


我々の考え
ミン 29.01 ワールドタイマーの夜光
ミン 29.01 ワールドタイマーの文字盤
ミン 29.01 ワールドタイマーのリストショット

この記事を読んだりコメントをするころには、この時計はすでになくなっている可能性が高い。それはミンが過去6年のあいだにネット上で獲得して築き上げた、ブランドの熱狂的なファン層の賜物である反面、呪いでもある。セリタ製ムーブメントを積んだデザイン主体の価値提案から、スイスのハイエンドサプライヤーとの真の時計製造パートナーシップへシフトチェンジするよう、ミンは時間をかけて取り組んできた(まあはっきり言って前者もまだ展開しているのだが)。このモデルでミンは、シュワルツ・エティエンヌ社と共同でブランド独自のワールドタイマーキャリバーを設計・開発した。なお昨年発表した37.04 モノプッシャーでも、似たようなことをやっている。

ミン専用シュワルツ・エティエンヌ社製、Cal.ASE 222

 創業者の名を冠したミンというウォッチカンパニーは、6年前に創業者であるミン・ティエン(Ming Thein)氏が設立して以来、ほかの誰にも真似できないほどの時計設計、製造、販売を続けている。29.01 ワールドタイマーは、そのことを示す一連のリリースの最新作に過ぎない。ミンがデザインしたシュワルツ・エティエンヌ社のムーブメント、ベゼルレスのケース構造、ブランドの特色である夜光とサファイアの処理、そして2万ドルの時計なのに即座にネットで購入されるであろう方法(加えて購入者は納品まで1年待たされることになる)など、ミンのやり方はほかに類を見ない。これらの方法を好むか好まざるかは別として、ミンがミンにしかできないことをやり続けることで、時計の世界はよりよい方向に向かう。29.01 ワールドタイマーは、ブランドにとって素晴らしい次のステップとなるのだ。


基本情報

ブランド: ミン
モデル名: 29.01 ワールドタイマー

型番: 40mm
直径: 11.9mm
ラグ幅: 22mm
ケース素材: グレード5チタン
文字盤: サファイア製文字盤、その下にブルーブラックグラデーションがかったメタリックの24時間ディスク
インデックス: サファイア、ハイセラム セラミックス スーパールミノバX1
夜光: ハイセラム セラミックス スーパールミノバX1
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ジャン・ルソーのストラップ(ダークブルー1本、ユーザーの好みの色1本の、計2本)

ミン専用シュワルツ・エティエンヌ社製、Cal.ASE 222

ムーブメント情報

キャリバー: ミン専用シュワルツ・エティエンヌ社製、ASE 222
機能: 時・分表示、ワールドタイマー
直径: 30mm
厚み: 5.6mm
パワーリザーブ: 約70時間
巻き上げ方式: 自動巻き(マイクロローター)
石数: 31
追加情報: DLCコーティングされたブリッジ、コントラストロジウム、ダイヤモンドカットの面取り


価格 & 発売時期

価格: 1万9500スイスフラン(日本円で約285万円)
発売時期: 4月5日、日本時間午後10時から予約受付開始。2024年3月以降にお届け。
限定: あり、世界限定100本

詳しくは、ミンの公式サイトをご覧ください。