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我々が知っていること
A.ランゲ&ゾーネが通常ラインの1815にブルーダイヤルを追加するという話を初めて耳にしたとき、それはブランドにとって堅実ではあるものの極めて無難なリリースに思えた。とはいえ不満があるわけではない。というのも、ランゲはそもそもブルーダイヤルのモデルをあまり手がけておらず、標準的な製品ラインでの展開となるとなおさら珍しいからである。
ただ詳細を掘り下げていくうちに、この時計には最初に見た以上の魅力があることに気づいた。そう、ブルーダイヤルの1815には、ホワイトゴールドとピンクゴールドのふたつの新バリエーションも追加されたのだ。しかし注目すべきはそこだけではない。これらの1815は、既存のシルバーダイヤルとブルースティール針を備えた現行モデルの38.5mmとは異なり、新たに34mmという小振りなケース径を採用しているのだ。しかもこの新ケースは厚さわずか6.4mmと非常に薄い。34mm×6.4mm? 実に見事である。
ダイヤルはまさしく1815そのものであり、往年のランゲ製ポケットウォッチへのオマージュとなっている。ポリッシュ仕上げのベゼルは縁にかすかな段差を設け、ブルーダイヤルを縁取っている。そのダイヤルにはレイルウェイのミニッツトラック、アラビア数字、そして6時位置にはスモールセコンドが配されている。ダイヤル全体にも微妙な段差がつけられており、中央部は一段低く、スモールセコンドのインダイヤルには繊細なスネイル仕上げが施されている。
ケース厚(あるいはその薄さ)の領域においては依然として5.9mmのサクソニア・フラッハが頂点に君臨しているが、この新たな薄型1815も決して容易な挑戦ではない。この実現のために、まったく新しいムーブメント、Cal.L152.1が開発された。このムーブメントにはブランドに期待されるすべての特徴が備わっている。ジャーマンシルバー製の地板にはグラスヒュッテ・ストライプが施された特徴的な4分の3プレートが配され、ゴールドシャトンはブルースティールのネジで固定されている。そしてもちろん手彫りによるバランスコックも健在である。
このムーブメントにはプロポーション的に大きなテンワが搭載されており、その内側にはフリースプリング式のヒゲゼンマイが収められている。なにより、新キャリバーは従来の大径1815モデルの約55時間を上回る約72時間パワーリザーブを実現しているのに注目だ。構造面では、ブランドによれば動力系の輪列が再設計されており、これは過去にムーブメントを刷新する際にも見られたランゲらしいアプローチである。
我々の考え
35mmのサクソニア・フラッハが静かにディスコンとなったとき、ブランドが小径ケースをいずれ復活させるのは必然だと感じていた。今となっては推測に過ぎないが、おそらくこの動きはリデザインされた小型のタイムオンリーキャリバーの登場を見越してのことだったのだろう。
ブルーダイヤルが特別なリリースに用いられることが多いことを考えれば、今回この色が選ばれたのも偶然ではないはずだ。実に控えめな発表でありながらも特別な存在である。各ブランドが次々と大型キャリバーを発表するなかで、直径28.1mm、高さ2.9mmという小さなムーブメントにこれほどまでの注力がなされていることは新鮮に感じる。ドレスウォッチとは何かという議論を蒸し返すつもりはないが、現代的でややカジュアルなドレスウォッチの定義に賛同する者であれば、これがフォーマルな場にふさわしい1本であることに異論はないはずだ。
今後数日にわたってWatches & Wondersからさらなる情報をお届けする予定だ。イベントの新作情報はすべて、ぜひこちらでチェックして欲しい。
基本情報
ブランド: A.ランゲ&ゾーネ(A. Lange & Söhne)
モデル名: 1815
型番: 222.028(ホワイトゴールド)/222.037(ピンクゴールド)
直径: 34mm
厚さ: 6.4mm
ケース素材: ホワイトゴールドまたはピンクゴールド
文字盤: ブルー(シルバー925製ベース)
インデックス: プリント
夜光: なし
ストラップ/ブレスレット: アリゲーターレザー(ホワイトゴールドはブルー、ピンクゴールドはレッドブラウン)
ムーブメント情報
キャリバー: L152.1
機能: 時・分表示、スモールセコンド
直径: 28.1mm
厚さ: 2.9mm
パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 21
価格 & 発売時期
価格: 要問い合わせ
発売時期: 発売中
限定: なし
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