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ブルガリ2026年新作をWatches & Wonders 2026のブースからご紹介
我々が知っていること
2014年のデビュー以来、オクト フィニッシモはブルガリの現代的なコレクションにおいて中核的存在であり、革新のプラットフォームとなっているが、私は依然としてセルペンティこそがメゾンの最も象徴的なモデルであると心から信じている(これからも永遠に)。女性向けのデザインがここまでの存在感を持つ例はほとんどなく、それはブルガリがジュエラーとしてスタートしたことにも起因しているのかもしれない。
とはいえ、この時計は単に美しいだけの存在ではない。オクト フィニッシモと同様に、セルペンティは1948年の誕生以来、革新と卓越したクラフツマンシップのためのキャンバスであり続けてきた。その伝統はセルペンティ トゥボガスの全く新しい進化形として受け継がれているが、今回この象徴的な複雑なブレスレットデザインに新たなひねりが加えられた。また、セルペンティ エテルナコレクションからも新作が登場した。
セルペンティ トゥボガス。
最新のセルペンティ トゥボガスは、異素材の組み合わせに焦点が当てられており、ツートン仕様が3つラインナップ。そのうちふたつはステンレススティール(SS)とイエローゴールド(YG)の組み合わせ、もうひとつはSSとローズゴールド(RG)の組み合わせだ。さらに、フルイエローゴールドのモデルも加わる。今回注目したいのは、“クルー(clou)”と呼ばれるスタッズ装飾が新たにブレスレットにあしらわれたことだ。これはフランス語由来のイタリア語で、“ハイライト”や“主役”、“要点”といった意味を持つ。
ここでメゾンはジュエリー制作の原点へと立ち返り、スタッズ装飾をブレスレット構造に加えることで、その存在感をこれまで以上に際立たせている。ダイヤル(通常は主役となる要素)よりも(実用性以外の観点では見過ごされがちな)ブレスレットの美しさに焦点を当てるという点で、ブルガリのデザインアプローチを象徴する好例と言える。
トレードマークであるブレスレットが主役となるこのモデルでは、YG製×SS製のモデルにダイヤモンドのスタッドが、SS×YG製のモデルにシンプルなYG製のスタッズがあしらわれ、奥行きと立体感、そして質感が際立っている。滑らかな曲線を描くブレスレットはそのままダイヤルへとつながり、素材ごとに異なる色を採用。フルイエローゴールド製モデルにはローズ調のカーネリアン、SS×RG製モデルには深いブルーのソーダライト、SS×YG製モデルにはマザー・オブ・パールまたはマラカイトが組み合わされる。いずれのダイヤルも、それぞれの色調に対応したRGまたはYG製ベゼルにダイヤモンドをあしらっている。
セルペンティ エテルナ。
ブルガリはまた、セルペンティ エテルナにふたつの新しいバリエーションを追加した。こちらはトゥボガスブレスレットの代わりに、頭部と尾部で一周するシンプルなバングルを採用し、オリジナルへのオマージュを表現している。このシリーズでは、今回のWatches & Wondersにおけるラインナップのなかで唯一、全面に宝飾をあしらったモデルも登場する。
その内容を数値で見てみよう。ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドを493個、そしてラウンド、ペアシェイプ、スクエア、オーバルカットのカラーストーンを122個使用。カラーストーンには、ルベライト、アメジスト、トパーズ、エメラルド、シトリン、ピンクサファイア、タンザナイト、パライバ、ツァボライト、スペサルタイト、ピンクトルマリン、アクアマリン、ブルーサファイア、ペリドットなどが含まれる。合計すると18ctになるが、数字はこれだけにとどまらない。このモデルを完成させるには、開発に225時間、石の選定と準備に185時間、セッティングに60時間以上を要した。
セルペンティ エテルナ。
日常使いのハイジュエリーにひねりを加えたこのモデルは、明らかにセルペンティ エテルナコレクション内で主力モデルとなるよう意図して制作されたものだろうが、個人的にはYG製のシンプルなエテルナがお気に入りだ。これはまさに日常使いに最適で、驚くべきことに、セルペンティ エテルナがこの金属で作られた初めてのモデルだ。
モデルの細部にまで適度にエレガンスが行き渡っており、クラシックなマザー・オブ・パールのダイヤルに加え、バングルブレスレットの両端、すなわち蛇の頭部と尾部にほどよく配されたダイヤモンドがその魅力を引き立てている。ラインナップ全体のなかで、Watches & Wondersに先立って実機をプレビューし、手に取ることができたのはこの1本のみだったが、控えめでありながらも、実にタイムレスで美しく、気負いがなく、そして着け心地も快適だった。非の打ち所がない。
YG製のエテルナは1018万6000円(税込)、フルジェムセットモデルは価格要問合せで、いずれも現在販売中だ。
我々の考え
今年初めのLVMH Watch Weekを思い出すと、ブルガリはメンズラインについては目立った動きを見せず、レディスモデルに全力を注いでいた。多くのブランドがWatches & Wondersに向けて主力モデルを温存することはよく知られているし、実際ブルガリも今週、オクト フィニッシモの新作をいくつも発表している。しかし私は、メンズコレクションこそが主軸になると思っていたし、正直に言えば、ブルガリがさらにレディスモデルを発表するとは予想していなかった。
もちろん女性として、1月に見られたような豪奢なハイジュエリーや贅沢に宝石があしらわれた時計に比べ、より実用的で日常使いしやすい新しいレディスモデルに対して、いくらかひいき目にワクワクしているのは事実だ。しかし、10年以上この業界を取材してきたジャーナリストとして客観的に見ても、ブルガリのようにメンズと同等の比重でレディス向けの提案を重視するブランドの存在には、常に勇気づけられる思いがする。
多くのブランドは、その象徴的なモデルによって定義されている。デザインの変遷に深く関わるベテランコレクターと、新たに市場へ参入してくる次世代のコレクターの双方の存在によって、こうしたアイコンは単にブランドのシグネチャーであるだけでなく、あらゆる段階のコレクターにとって憧れの到達点にもなっている。もちろんセルペンティもそのひとつであり、ほかに類を見ないほどひと目でそれとわかり、オクト フィニッシモが誕生するはるか以前、60年以上にわたってブルガリと完全に同義の存在であり続けてきた。これは単にブルガリの歴史における重要な柱であるだけでなく、時計製造史全体においても重要な1本だ。
さらに言えば、セルペンティのようなレディスのアイコンは、この業界では決して多くはない。しかしそれは同時に、女性向けの時計もまた、男性向けに数多く存在する象徴的なデザインと同等の重要性を持ち得ることを示している。
このコレクションが消えることはない。むしろ年々、そして数十年というスパンで成長を続けていくだろう。そしてそれは、女性コレクターの存在そのものを象徴するメタファーでもある。私たちはどこにも行かないし、真剣に時計と向き合う女性コレクターは、これからも着実に増え続けていくはずだ。
基本情報
ブランド: ブルガリ(Bulgari)
モデル名: セルペンティ トゥボガス スタッズ カプセル/セルペンティ エテルナ(Serpenti Tubogas Studs Capsule, Serpenti Aeterna)
型番: 104301/104347 、104302、104340/104346、104360/104361、104312、104341/104352
縦: 35mm/24mm
厚さ: 非公表
ケース素材: スティールとイエローゴールド、フルイエローゴールド、スティールとローズゴールド(トゥボガス)/ローズゴールド、イエローゴールド(エテルナ)
文字盤色: それぞれマザー・オブ・パール、カーネリアン、ソーダライト、マラカイト(トゥボガス)/パヴェダイヤモンド、またはホワイトマザー・オブ・パール(エテルナ)
インデックス: 金コーティングの針およびインデックス(トゥボガス)/パヴェダイヤモンド(エテルナ)
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: スタッズ装飾を施したSS、YG、またはツートンのトゥボガススタイルブレスレット(トゥボガス)/ダイヤモンドおよびカラーストーンをセッティングしたゴールドブレスレット(エテルナ)
ムーブメント情報
キャリバー: クォーツ
昨日: 時・分表示
価格&発売時期
価格: Ref.104301/Ref.104347は239万8000円、Ref.104360/Ref.104361は245万3000円、Ref.104340/Ref.104346は348万7000円、Ref.104302は805万2000円(セルペンティ トゥボガス スタッズ カプセル)/Ref.104341/Ref.104352は1018万6000円、Ref.104312は要問い合わせ(セルペンティ エテルナ)
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