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先週末、イギリス・ケント州ドーバーの断崖近くにあるサンドウィッチという町の有名なロイヤル・セントジョージズゴルフクラブでゴルフトーナメントが開催された(このようなタイプのトーナメントはほかにない)。それもただのトーナメントではなく、2021年のゴルフシーズン最後のメジャー選手権、全英オープンだ。
このリンクススタイルのコースは、多くのトッププレーヤーにとって挑戦的なものであり、わずか8戦で2つめのメジャーを制したコリン・モリカワをジョーダン・スピースがもう少しで捕らえそうになるという厳しい結果になった。そして24歳のコリン・モリカワがクラレット・ジャグを掲げてキスをした時、彼の手首には特別なオメガがあった。
彼はオメガのアンバサダーであるため、時計の選択は最初からかなり絞り込めていた。スピードマスターであることは一目瞭然だが、それは普通のムーンウォッチではない。
その代わりに、この若いゴルファーはオメガの最も有名な時計にモダンヴィンテージなテイストを取り入れたモデルを選んだ。彼が選んだのは、スピードマスター '57 コーアクシャル クロノメーター クロノグラフだ(レファレンスナンバーはここでは書ききれない)。オリジナルのムーンウォッチは手巻きキャリバーを使用していたことで有名だが、このモデルは1957年に発売されたムーンウォッチのデザインにヒントを得て、41.5mmのケースサイズと自動巻きムーブメントのコーアクシャル Cal.9300を採用している。
彼の時計は、2013年に発表されたホワイトマーカー付きのブラックダイヤルモデルのようだ。興味深いことに、オメガは1年後、このコレクションに別のモデルを発表した。それはこの時計と似ているが、マーカーはフェイクエイジング加工されている。この2つのモデルは、針で見分けることができる。2014年のモデルでは、クラシックなブロードアロー針が復活した。彼の時計にはそれが見当たらない。正直なところ、ブロードアローのモチーフがないため、よりモダンなスタイリングになっているように思う。
これはそれほど衝撃的な選択だろうか? 実際のところそうではないが、あまり目にすることのない時計であり、コレクターの間でもあまり注目されていない時計だ。オールステンレススティール製のベゼル、ヴィンテージ風のフォールドリンクブレスレット、ガードレスリューズなど、この時計は、宇宙時代にインスピレーションを得た自動巻きクロノグラフを探している人にとって、かなり有力な選択肢となるだろう。
彼はこの勝利に酔いしれているに違いない。それゆえ、この選択を非難することはできない。
そのほかの詳細については、オメガ公式サイトまで。