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昨年、ドクサは新しいサブ 750T “クライヴ・カッスラー”をリリースし、その後まもなく、ブランドのシグネチャーカラーを網羅したバリエーションを展開した。新しいスペックは多くのファンを魅了したが、象徴的なサブ 300、サブ 300T、さらにはサブ 1500Tときわめてよく似ているため、見逃してしまう人もいたかもしれない。直径45mm、ラグ・トゥ・ラグ47mmの新しいステンレススティール(SS)製のケースは、カルト的な人気を誇る直径42.5mmでラグ・トゥ・ラグ45mmのサブ 300よりも明らかに大きい。しかしサブ 750Tは23年前のコンセプトを基に、より薄く快適な装着感を実現している。
私の記事を(写真だけでなく)読んでくださっている方ならご存じだろうが、身長6フィート7インチ(およそ2m)の大男であるため、ほかの人が着けたいと願うような大型時計の多くを着用できる。近頃ようやく、この事実を利点として受け入れつつある。そして、IWC ビッグ・パイロット・ウォッチやパネライ ラジオミールといった時計に引かれ始めている。しかしただ大きいだけの時計と、身に着けやすい時計とでは大きな違いがある。
サブ 750Tはサブ 300の好きなところをすべて備えており、さらにインパクトも増している。もしかするとサブ 750Tのほうが、私にとってはよい選択なのかもしれない。ブランドがリリースしている8色のうち数本を試したが、今回の撮影ではオレンジの“プロフェッショナル”とブルーの“カリビアン”に特に引かれた。
色のバリエーションは公式サイトで確認できるが、ここで紹介する2色(それにシルバーの“シーランブラー”かブラックの“シャークハンター”を加えたもの)が最も人気のある選択肢になるだろう。ダイヤルはセクタースタイル、盛り上がったブラックやホワイトのプリントインデックス、大胆な針、そして外周に“no deco(無減圧限界)”と刻印されたSS製ダイビングベゼルを備えており、多くの人がドクサと聞いて思い浮かべるすべてを体現しているかのようだ。
しかし、この時計の真の魅力はその薄さにある。2002年にオリジナルモデルが発売されたとき、その厚さは約14mmだった。参考までに、新しいサブ 750T(写真下)と、ドクサがこのデザイン言語を保持しながら最も堅牢に作り上げたサブ 1500T(写真上)との比較を掲載する。両モデルともケース径とラグ・トゥ・ラグは同じだが、新作の厚さはわずか11.95mmであるのに対し、1500Tは16.25mmという厚さとなっている。オリジナルから2mmも薄くすることで、ドクサは視覚的なマキシマリズムと薄型化の絶妙なバランスを見つけ出したのだ。
ブレスレット付きで2800ドル弱(日本円で約44万円)という価格はかなり妥当だと思うが、少し割高感は否めない。もっとも、最近は何でもそう感じてしまう。そしてたとえ普段はあまり使わないとしても、ダイバーズウォッチは常にブレスレット付きで購入すべきだと私は考えている。
ジェームズのメッシュブレスレットを装着するという天才的なアイデアもよいのだが、ドクサ純正のデプロワイヤントクラスプとラチェット式エクステンションが備わったブレスレットも十分に快適だ。さらに440ドル(日本円で約6万9000円)を追加すれば、専用のデプロワイヤントクラスプ付きラバーストラップも手に入る。唯一の欠点はラグ幅が21mmであることだ。これは、人によってはNATOストラップを新たに一式購入しなければならないことを意味する。
私の7.25インチ(約18.4cm)の手首には、サブ 300よりもサブ 750Tのほうがフィットする可能性が濃厚だ。サブ 300(何年も前から購入しようと考えていた)よりも幅が2.5mm広く、ラグ・トゥ・ラグが2mm長いため、手首にぴったりフィットする。また、私が長年愛用していたチューダー ブラックベイ 58よりもわずか0.05mm厚いだけで、多くのオーバーサイズウォッチほど巨大ではないが、やはり大きく見える。
ドクサが寸法を共有してくれたのは見事だ。しかしムーブメントについては、少なくともウェブサイト上ではもっとうまく伝えることができるはずだ。スペックの大部分は記載されているが、名称がない。ここでそれをはっきりさせておこう。この時計はセリタ製の自動巻きムーブメント Cal.SW300を搭載しており、(ウェブサイトによれば)ブランドによる装飾が施されているが、(エングレービングが施された)クローズドケースバックのため、それを見ることはできない。56時間のパワーリザーブは十分であり、2万8800振動/時の振動数も妥当だ。しかし、ムーブメントに特定の精度認定がないのは残念だ。2230ドル(日本円で約35万円)を出せば、同じムーブメントだがCOSC認定を受けたものを搭載したフォーメックスの“リーフ” ダイバーズウォッチを手に入れることができる。
750m防水を必要とする人がいないことは間違いない。実際に必要な防水性よりも少し上のスペックを持つ時計が欲しくなるものだが、人類がスキューバダイビングで到達した最深記録は332.35mだ。3900m防水のロレックス ディープシーや、1万1000m防水のディープシー チャレンジと同様に、これは実用性というよりも視覚的なインパクトを重視したものだ。しかしロレックス(正直、特にディープシーは、防水深度とケース厚のバランスにおいても驚異的な技術的達成を果たしている)とは異なり、このドクサは12mm以下の厚さで、より太い手首にフィットするダイバーズウォッチとしてさらに印象的かもしれない。そしてサブ 300より100ドル(日本円で約1万5000円)安いため、一部の購入者が待ち望んでいた選択肢となるかもしれない。
ドクサ サブ 750Tの詳細は、ブランドの公式サイトから。
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