ADVERTISEMENT
我々が知っていること
7月15日、この日は故クライヴ・カッスラー(Clive Cussler)の誕生日を記念したドクサの限定モデルが登場する日だ。カッスラーはアメリカの伝説的な小説家であり冒険家である。その代表作に登場する架空の探検家ダーク・ピットの手首には常にドクサが巻かれており、彼の物語においてドクサはまるで主要な“登場人物”のひとりのような存在感を放っていた。ここ数年、ドクサはカッスラーへのオマージュとして使い込まれたような風合いを放つ限定モデルを発表してきた。だが今回は違う。外観は新品同様であるばかりか、スペック面にもアップデートがなされている。
“サブ 750T クライヴ・カッスラー”スペシャルエディションは従来のサブ 750Tをわずかにスリム化したものであり、ケースサイズは従来モデルと同じ横45mm×縦47mmのままに厚さは11.95mmへと抑えられている。750mの防水性能を備えつつサブ 300(13.4mm)やサブ 300T(14mm)と比べて薄く仕上がっているうえ、幅はわずかに2.5mm増したのみとなっている。またこれは、20年前に登場した初代サブ 750Tと比べても2mm薄い仕様だ。外観の進化だけでなく、ディテールにも特別な要素が盛り込まれている。ダイヤルの7時30分位置にはカッスラーが設立した国立海中海洋機関(NUMA)のロゴが配されており、さらに日付表示ディスクには7、15、31の数字が赤く印字されている(これはカッスラーの誕生日、1931年7月15日にちなんだものだ)。裏蓋にはコンパスローズのエングレービングも施されている。
ムーブメントには2万8800振動/時で駆動するセリタ SW300を搭載し、パワーリザーブは56時間。時計は以下の写真のように、カッスラー文学の世界観満載の特別仕様のボックスに収められて届けられる。ちなみにマシュー・マコノヒー(Matthew McConaughey)氏のファンにとっては見逃せないトリビアとして、カッスラーの小説を原作としている映画『サハラ 死の砂漠を脱出せよ(原題: Sahara)』が7月15日で公開20周年を迎える。もしこのエピソード(そして時計本体のスペック)に心を動かされたなら、94本限定のこのモデルをドクサの公式サイトにて2990ドル(日本円で約45万円)で購入できる。
我々の考え
私は“プロフェッショナル”な仕様(つまりオレンジのダイヤルを備えていること)でこそ、ドクサの真価が発揮されると固く信じている。7時30分位置にアクアラングのロゴが入ったサブ 300こそ、まさに自分にとって理想的なドクサの姿だ。カッスラーのNUMAロゴをダイヤルに配するというアイデアも、同じように敬意を込めた好例だと思う。しかしより興味深いのはサイズのアップデートだ。これは実際に手に取って装着感を確かめてみたいところである。写真を見る限りこの時計はバランスがよさそうだし、自分のように体格の大きな人間にはフランジ(亀の甲羅のように丸みを帯びたスカート状の外縁)付きの45mm径ケースでも十分快適に感じられるはずだ。
基本情報
ブランド: ドクサ(Doxa)
モデル名: サブ 750T “クライヴ・カッスラー”(SUB 750T 'Clive Cussler')
直径: 45mm×47mm
厚さ: 11.95mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: 国立海中海洋機関(NUMA)のロゴを配した“プロフェッショナル”オレンジ
インデックス: 蓄光付きのアワーマーカーをプリント
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 750m
ストラップ/ブレスレット: SS製の“ライスビーズ”ブレスレット、ドクサの“フィッシュ”エンブレムが刻印されたフォールディングクラスプと、ダイビングスーツ対応のエクステンション付き。中央にブラックストライプが入った、ラグ幅21mmのオレンジNATOストラップが付属
ムーブメント情報
キャリバー: セリタ SW300
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示
パワーリザーブ: 56時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25
クロノメーター認定: なし
追加情報: DOXA仕上げのムーブメント
価格&発売時期
価格: 2990ドル(日本円で約45万円)
発売: ドクサの公式オンラインストアにて発売中
限定: 限定94本(シリアルナンバー入り)
詳しくはこちらをご覧ください。
話題の記事
No Pause. Just Progress GMW-BZ5000で行われた継承と進化
Introducing ゼニス デファイ エクストリーム クロマに新たなふたつの限定モデルが登場
Introducing ヴァシュロン・コンスタンタンが36.5mmの新型トラディショナル・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダーを3本発表