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我々が知っていること
もし今年7月に発表されたドクサ サブ 750T “クライヴ・カッスラー”リミテッドエディションを見て、“なぜブランドのシグネチャーカラーで出さないのだろう”と思ったなら、もう心配はいらない。その疑問は解消された。ドクサはジュネーブ・ウォッチ・デイズで新しくリサイズした(しかも高い防水性を備えた)サブ 750Tをレギュラーモデルとして発表したのだ。
本モデルはラバーストラップ、または“ビーズ・オブ・ライス”スタイルのスティール(SS)ブレスレットから選択可能。新しいケースはSS製で、直径45mm、ラグ・トゥ・ラグ47mm、厚さ11.95mmだ。20年前のオリジナルサブ 750Tから2mmスリム化しており、さらにサブ 300(13.4mm)やサブ 300T(14mm)よりも薄いにもかかわらず、750m防水を実現している。きわめて優れたスペックであり、実際にここまで潜る人は(もしいたとしても)ほとんどいないだろうが、手首でやや大きめで迫力あるドクサを求める人にとって魅力的な選択肢となる。
カッスラーモデルではダイヤルにエンブレムが入る一方(カラーはブランドの“プロフェッショナル”オレンジのみ)、新作では標準的なドクサのテキスト、モデル名、ダイヤルカラー、非カラーマッチのデイト表示、そして視認性の高いブラックハンドが採用されている。さらに逆回転防止ベゼルには減圧時間を計測するスケールが備わり(通常の潜水で分を計測する機能に加えて)、ねじ込み式リューズにはドクサのフィッシュエンブレムが刻まれている。
念のため挙げておくと、カラーオプションは以下のとおりだ。プロフェッショナル(オレンジ)、シャークハンター(ブラック)、シーランブラー(グレー/シルバー)、カリビアン(ブルー)、ダイビングスター(イエロー)、アクアマリン(ターコイズ)、ホワイトパール(ホワイト)、そしてシーエメラルド(グリーン)。これだけのカラーバリエーションが用意されており、私としてはプロフェッショナルとシーランブラーのあいだで揺れつつも、ベゼルとカラーマッチした軽快で遊び心のある印象を与えるアクアマリンが気に入っている。
いずれのカラーを選んでも、今回のモデルはリミテッドエディションでもなく、限定生産でもない。価格はSSブレスレット仕様が2490ドル(日本円で約37万円)、ストラップ仕様が2450ドル(日本円で約36万円/前回のリミテッドエディションよりも手に取りやすい設定となっている)。
我々の考え
自分はサブ300の熱心なファンだ(少なくとも距離を置いてドクサについて書くたびに、やっぱりサブ300が欲しいと思い知らされる)。しかし前回のリミテッドエディションであるサブ750Tの反響から判断すると、今回の新作に胸を躍らせる人も多いはずだ。より大きく、視認性の高いダイヤルと、薄く仕上げられたケース厚を兼ね備えた本作は、まさに多くの要素をいいとこ取りした理想的なモデルといえる。ダイバーズウォッチには珍しく、大きいほどいいとはならない希有な例だ。ドクサの時計は興味深い存在で、手首の上で感じられる横幅やサイズ感の多くは、独特なフランジ付きケースのデザインに由来している。今回のモデルに加え、サブ300、サブ200Tをそろえることで、ブランドは実質的にすべてのニーズをひとつのなじみあるラインナップのなかで網羅している。
基本情報
ブランド: ドクサ(Doxa)
モデル名: サブ 750T(SUB 750T)
直径: 45mm、ラグ・トゥ・ラグ47mm
厚さ: 11.95mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: 8色のダイヤル展開
インデックス: 夜光付きのアワーマーカーをプリント
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 750m
ストラップ/ブレスレット: “ドクサフィッシュ”エンブレムの刻印入り、デプロワイヤントクラスプ付きSS製“ビーズ・オブ・ライス”ブレスレット、またはラグ幅21mmのラバーストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: セリタ SW300
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示
パワーリザーブ: 56時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25
クロノメーター認定: なし
追加情報: ドクサ装飾があしらわれたムーブメント
価格&発売時期
価格: ブレスレット仕様で2490ドル(日本円で約37万円)、ストラップ仕様で2450ドル(日本円で約36万円)
発売時期: 発売中
限定: なし
詳しくはこちらをご覧ください。
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