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我々が知っていること
新素材以外の仕様は、おなじみのスペックだ。厚さ13.8mmの41mm径チタンケースに、プッシャー、ベゼル、ケース、ブレスレットはすべてサテン仕上げされ、ポリッシュの面取り仕上げが施されている。ゼニスによると、重量は105gであり、スティール製クロノマスター スポーツより30%軽量になった。
内部にはおなじみのクロノグラフキャリバー、エル・プリメロ 3600を搭載し、3万6000振動/時のハイビートムーブメントと約60時間のパワーリザーブを備えている。
このチタンには新しい文字盤も投入され、ゼニスはこれを“ニッケルグレー”のサンバースト仕上げ文字盤と呼んでいる。クラシックな3色カラーのインダイヤルには、それぞれ異なる色調のグレーを使用している。
クロノマスター スポーツ チタンは、チタンブレスレットとラバー一体型ストラップの両方で提供。価格はブレスレットが155万1000円、ラバーストラップが149万6000円(どちらも税込)だ。
我々の考え
クロノマスター スポーツシリーズの延長線上にチタンがあるように思えるが、それとも、少なくともかなり明白ではないだろうか? クロノマスター スポーツ チタンは見栄えがよく、優れている。CS(クロノマスター スポーツ)は、伝統を重んじるクロノマスター オリジナルに対する現代的な回答であり、ゼニスがスポーツラインにチタンを導入するのは当然だ。そしてチタンをコレクションに追加することで、ゼニスは(おそらく)クロノマスター スポーツにインスピレーションを与えたロレックス クロノグラフで、やらないことをやってのけたのだ。もちろんゼニスとデイトナは歴史的に蜜な関係を築いていたということはご存じのとおりだ(ロレックスがデイトナをアップデートしようと、エル・プリメロキャリバーを搭載するためにゼニスの門を叩いた、80年代までさかのぼる)。
クロノマスター スポーツ チタンのブレスレットの価格は155万1000円(税込)で、2021年に発表された当時のSS製CSより18%高い(SS製CSは現在税込で140万8000円)。以前も述べたが、どう考えてもCSのほうが人気が高い。ただ私はどちらかというとスポーツよりもクロノマスター オリジナル派のため、これだけですでに少数派だ。正直、CSについて強い思いを抱くほど長い時間を過ごしたことはない。そしてクロノマスター スポーツが強い感情を引き起こすように設計されているとは思えない。ゼニスが新しいエル・プリメロ 3600を発表するためのクールな手段だったと感じている。結果、今は商業的に成功を収めている。このよくできたクロノマスター スポーツ チタンがその地位を確固たるものになることは間違いないだろう。
基本情報
ブランド: ゼニス(Zenith)
モデル名: クロノマスター スポーツ チタン(Chronomaster Sport Titanium)
型番: 95.3100.3600/39.M3100(ブレスレット)、95.3100.3600/39.R951(ラバーストラップ)
直径: 41mm
厚さ: 13.8mm
ケース素材: チタン
文字盤: ニッケルグレーのサンバースト仕上げ
インデックス: ファセットカットされたロジウムプレート加工ノアプライド
夜光: あり、インデックスと針にスーパールミノバ SLN C1
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: チタン製ブレスレットまたはブラックFKMラバーストラップ(どちらもフォールディングバックル付き)
ムーブメント情報
キャリバー: エル・プリメロ 3600
機能: 時・分・スモールセコンド、日付表示、コラムホイール式の垂直クラッチ式クロノグラフ(10分の1秒クロノグラフ、60分積算計)
直径: 30mm
パワーリザーブ: 約60時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3万6000振動/時
石数: 35
SS製クロノマスター・スポーツに見られるエル・プリメロ3600。
価格 & 発売時期
価格: ブレスレットは155万1000円、ラバーストラップは149万6000円(どちらも税込)
発売時期: ゼニスブティックおよび販売店にて発売中
時計の詳細は、ゼニスの公式ウェブサイトをクリック。
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