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この度ジャガー・ルクルトは、新たなグローバルアンバサダーとしてレニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)氏を起用したことを発表した。ミュージシャン以外としても様々な側面を持ち、独自の道を歩んできたレニー氏と、クリエイティビティを大事にするジャガー・ルクルトの哲学が非常に似ていることから、ごく自然にアンバサダー就任の話は決まったようだ。
プレスリリースの画像には、ストライプが入ったブラックのスーツでドレスアップしたレニー氏の姿が映っている。そのシックなブラックスーツに映えるよう彼の腕に巻かれた、キラリと光るピンクゴールドでできた時計は、先日盛況のうちに終わったWatches&Wondersでジャガー・ルクルトが発表したばかりのレベルソ・トリビュート・デュオ・トゥールビヨンだ。自社製のCal.847を搭載した同モデルは、サンレイを施したシルバー文字盤を表に、ギヨシェ文字盤(セカンドタイムゾーンとデイ/ナイトインジケーター付き)を裏に配した、異なるふたつの文字盤を備えている。
レニー氏の持つボヘミアンスタイルとファッションセンスに、うまくジャガー・ルクルトのアイコンウォッチを合わせている。彼の大胆なイメージと、少しドレッシーなレベルソがミックスされて、両者がよりよく引き立て合っているのだ。
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レニー氏はジャガー・ルクルトレベルソを着用し、今年のアカデミー賞授賞式でパフォーマンスを行った。Images courtesy of Getty.
またレニー氏は先日行われた2023年アカデミー賞授賞式でもジャガー・ルクルトのレベルソを身につけていた。彼は当日、ブラックシルクのジャンプスーツに身を包んでおり、そして腕には同色の文字盤、ストラップを組み合わせてスタイリッシュに着こなしていた。普段からお気に入りのうちのひとつとして、レベルソを愛用しているのだろう。ジャガー・ルクルトのインタビューに対して、「レベルソは変えたいときに反転させています。気分が変わり、雰囲気も変わるため、まったく新しいことが起こるのです」と答えている。レニー氏にとってもこのアンバサダー起用はうれしかったに違いない。
最後に、作曲家であり俳優でもある(ほかにもたくさんの肩書がある)彼は、クラヴィッツ・デザイン(Kravitz Design Inc.)というクリエイティブファームも設立している。クラヴィッツ・デザインではホテルやコンドミニアムの内装デザイン、さらにはライカやドン・ペリニヨンの限定バージョンを製作するなど、彼がデザインを手掛けてきたジャンルは多岐にわたる。またジャガー・ルクルトは2022年から“メイド・ オブ・メーカーズ”プロジェクトを始動している。これはブランドが持つ価値観と同じビジョンを持つ、時計製造以外で活躍するアーティストや職人とコラボレートして交流を図るというものだ。今回のアンバサダー就任をきっかけに、もしかしたら今後ジャガー・ルクルト×レニー・クラヴィッツ(もしくはクラヴィッツ・デザイン)モデルがリリースされるかもしれない。やや毛色は違うが、クラヴィッツ・デザインは過去にカスタムウォッチメーカーのアーティザン・ドゥ・ジュネーブともコラボしている。可能性はまったくゼロではなさそうだ。もしレニー氏がデザインした特別なレベルソがこの世に誕生したら、それはカッコよくてハイセンスなものに違いない。