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Introducing オメガ シーマスター 37mm ミラノ・コルティナ 2026は、2026年冬季オリンピックに向けたブランド初のリリースだ

オメガは長年にわたるオリンピックウォッチの歴史を振り返り、今回の新作でその伝統を見事に体現している。

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我々が知っていること

今や、オメガとオリンピックの関係が時計業界において最も重要であり、最も長きにわたるスポンサーシップ/パートナーシップのひとつであることは広く知られていることだろう。1年と1日後の2026年2月6日、オリンピックは2026 ミラノ・コルティナ冬季オリンピックとして再び開催される。時計愛好家にとってのカウントダウン開始を告げる非公式な合図として、オメガは新たに37mmのシーマスターをムーンシャイン™ ゴールドで発表した。

Seamaster 37 mm Milano Cortina 2026

 この時計は、1950年代から2008年に至るまでのオメガの歴代オリンピックウォッチとつながりを持つ(その詳細については後述する)。“ドッグレッグ”と呼ばれるラグや、ムーンシャイン™ ゴールドのインデックスを備えた端正なホワイトダイヤルはヴィンテージ志向に見えるかもしれないが、ケース径をわずかに大きくした37mm(厚さ11.4mm)など、21世紀の感覚に適応するための細かなアップデートが施されている。またホワイトのグラン・フー・エナメルダイヤルにゴールドのアプライドインデックスを配するなど、オリジナルからのインスピレーションも忠実に取り入れている。

 この時計におけるオリンピック関連のブランディングは、ケースバックにある2026 ミラノ・コルティナ冬季オリンピックロゴのみである。近年ではシースルーバックが一般的になっているが、このクローズドケースバックはオリジナルモデルの仕様により近いものとなっている。裏蓋の下に収められているのは自動巻きムーブメントのオメガ製Cal.8807。このムーブメントは2万5200振動/時で駆動し、約55時間のパワーリザーブを備えている。またMETAS認定のマスター クロノメーターを受けており、1万5000ガウスまでの耐磁性能を誇る。

Seamaster 37 mm Milano Cortina 2026

 本作は限定版ではなく、信じられないほど魅力的で手に入れるために貯金を考える価値のある時計であることを考えると、大きなプラスに感じられる。価格は297万円(税込)と決して手ごろではないが、近年の金の価格を考慮すれば、緻密にデザインされた時計としては標準的な設定といえる。


我々の考え

今回の発表は非常に引きつけられる。“知る人ぞ知る”という要素があり、それこそが時計の世界を特別なものにしている。ではその知るべきこととは何か? まず“ドッグレッグ”ラグはオメガのラインナップにおいて象徴的なデザインであり、ドレッシーなシーマスターだけでなくコンステレーションラインにも採用されている。特に1952年、オメガはオリンピックの公式計時に20年間貢献した功績を称えられ、“メリットクロス(Cross of Merit、オリンピックの公式計時に20年間貢献したことを称えられて授与された賞)”を授与された。そして1956年のメルボルンオリンピックではその功績を記念し、オリンピックのブランディングと“メリットクロス”ダイヤルを備えた特別なシーマスターを発表した。

 下のモデルを見ると、今回の新作のインスピレーションがどこから来ているのかがよくわかる。2008年、オメガは再び“メリットクロス”ウォッチから着想を得て、北京オリンピックのための限定モデルを発表した。オメガはオリンピックの公式計時を約100年にわたり担ってきたブランドであり、オリンピックの歴史とともに歩んできた存在である。そして、それはこれからのオリンピックの未来にもつながっていく。

1956 Omega Seamaster XVI Ref. 2850SC For The 1956 Melbourne Olympic Games

1956年製のオメガ シーマスター XVI Ref.2850SC。これは1956年メルボルンオリンピック記念モデル(HODINKEEで販売済み)

 私はこの立体的なラグデザインを気に入っている。ケースバンドからラグが落ち込んで再び持ち上がり、そこから幾何学的に下方向へと形作られる。この独特の構造が生み出す切れ目のようなものは、ヴィンテージクロノグラフに見られるスピルマンケースを好む理由と同じで、非常にシャープな印象を与える。またわずかにドーム状になったホワイトのグラン・フー・エナメルダイヤル、クラシカルなシーマスターロゴ、そしてグレーのプティ・フー(コールド)・エナメルで転写されたミニッツトラックで転写されたミニッツトラックが、現代的な信頼性を求める現代の着用者のためのヴィンテージスタイルの時計として、このモデルを非常に魅力的なものにしている。

Seamaster 37 mm Milano Cortina 2026

 それとケースプロファイルにも注目する価値があると感じた。このような幾何学的デザインは、まさに1950年代を象徴するスタイルだといえる。そして写真を見る限り、オメガはケースの細部に至るまで完璧に仕上げており、六角形のリューズにまで細心の注意が払われている。時計選びは価格帯ごとにそれぞれの好みがあるものだが、もし2万ドル(日本円で約300万円)未満の価格でエレガントなデザインを持つ現代的な時計を探しているとしたら、このモデルは間違いなく私の候補リストの上位に入るだろう。

Seamaster 37 mm Milano Cortina 2026

基本情報

ブランド: オメガ(Omega)
モデル名: シーマスター 37mm(Seamaster 37mm)
型番: 522.53.37.20.04.001

直径: 37mm
厚さ: 11.4mm
ラグからラグまで: 45mm
ラグ幅: 19mm
ケース素材: ムーンシャイン™ ゴールド
文字盤: ホワイトグラン・フー・エナメル
インデックス: ムーンシャイン™ ゴールド製アプライド
夜光: なし
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: アリゲーターレザーストラップ

Seamaster 37 mm Milano Cortina 2026

ムーブメント情報

キャリバー: オメガ 8807
機能: 時・分表示、センターセコンド
直径: 29mm
パワーリザーブ: 約55時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万5200振動/時
石数: 35
クロノメーター: METAS認定のマスター クロノメーター


価格 & 発売時期

価格: 297万円(税込)
発売時期: 発売中
限定: 2026年冬季オリンピック記念の特別モデル(限定版ではない)

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