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Introducing グランドセイコーからSBGH351 “立夏”とSBGH353 “秋分”がリリース

定番モデル、SBGH271とSBGH273の後継機が細かなアップデートを加えて登場。

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我々が知っていること

火曜日に、今年最初のグランドセイコーの限定モデルであるSLGH027を紹介した。そして本日は、グランドセイコーヘリテージコレクションに加わる新作2本、SBGH351 “立夏”とSBGH353 “秋分”を紹介する。これらは2019年に発表された人気の“二十四節気”コレクションに、自然に調和するモデルと考えてよいだろう。両モデルの名称は、日本の二十四節気のひとつに由来している。立夏は二十四節気の第7節で、春の終わりと夏の始まりを象徴し、秋分は第16節にあたり、秋分の時期に該当する。

SBGH351

SBGH351

 SBGH351とSBGH353には、約55時間のパワーリザーブを備えた9S85ハイビート自動巻きムーブメントが搭載されており、40mm×12.9mmのエバーブリリアントスチール製ケースに収められている。もし先日紹介した限定モデルと比較したくなるなら、SLGH027は約80時間のパワーリザーブを備えており、ケースはわずかに1mm厚くなっている。

 文字盤デザインは、ファンに人気の高い二十四節気シリーズのSBGH271やSBGH273のダイヤルパターンと驚くほど似ている。SBGH351では、針とインデックスの色がゴールドからステンレススティールに変更されている点も特徴だ。SBGH351 “立夏”は、春から夏への移り変わりを表現したグリーンの文字盤を備えている。一方SBGH353は、日本の旧暦における秋分の時期、すなわち“秋分”の深夜の空を思わせるディープブルーの文字盤としている。また、これまでの二十四節気シリーズでは通常のSSが使用されていたが、この2モデルではグランドセイコーが世界で最も耐食性に優れたSSとうたうエバーブリリアントスチールが採用されている。

SBGH353

SBGH353

 これらは限定モデルではないため、SBGH351 “立夏”とSBGH353 “秋分”はすでにブティックや正規販売店で予約受付中であり、価格はともに99万円(税込)となっている。


我々の考え

オリジナルの通常モデルとして登場した二十四節気コレクションは、2019年以来コレクションの定番となっており、当時も詳しく取り上げた。SBGH351とSBGH353には、これまでと同じ9S85ムーブメントが搭載されている。違いはケース素材にあり、今回のモデルではエバーブリリアントスチールへとアップグレードされている。これは確かに改良点と言える。この素材について調べた限りでは、成分構成はロレックスが採用する904LSSに近いものの、やや白みが強いようだ。理論的には、腐食耐性が大幅に向上する一方で316LSSよりもわずかに柔らかいとされている。汗の成分によって腐食しやすい体質の私にとっては、歓迎すべきアップグレードである。

SBGH353

SBGH353

 この素材のアップグレードに900ドル(日本円で約14万円)の価値があるかどうかは、最終的に購入者の判断に委ねられるだろう。私が最も気になるのは、従来のゴールドのアクセントが施されたグリーンダイヤルを好む人が多いのか、それとも新たに採用されたSSの針とインデックスのほうが汎用性が高いと感じる人が多いのか、という点である。


基本情報

ブランド: グランドセイコー(Grand Seiko)
モデル名: ヘリテージコレクション(Heritage Collections)
型番: SBGH351(立夏)、SBGH353(秋分)

直径: 40mm
厚さ: 12.9mm
ケース素材: エバーブリリアントスチール
文字盤: グリーン(立夏)、ブルー(秋分)
インデックス: SS製アプライド
夜光: なし
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: エバーブリリアントスチールケース、ワンプッシュ3つ折れクラスプ

SBGH351

SBGH351


ムーブメント情報

キャリバー: ハイビート9S85
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示
パワーリザーブ: 約55時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3万6000振動/時
石数: 37
クロノメーター: なし(日差+5〜-3秒)
追加情報: シースルーバック(サファイア)


価格 & 発売時期

価格: 各99万円(税込)
発売時期: 現在予約受付中
限定: なし

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