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Watch Spotting ロジャー・フェデラーが全米オープンでイエローゴールドのロレックス ル・マン デイトナの新作を着用

ロレックスCEOのジャン=フレデリック・デュフール氏の隣に座る彼。その手首にロレックスの新作がはまっているというのは、ある種の非公式な“ソフトローンチ”なのかもしれない。

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ロレックスが昨年のル・マン24時間レース100周年で新しいホワイトゴールド(WG)製デイトナを発表したのは、近年のロレックスにおいて最高の出来事のひとつであったかもしれない。逆パンダダイヤル(マルチトーンの“リング”カウンターがない、シンプルに白黒のダイヤルだ)、ポール・ニューマンスタイルのロリポップ型インダイヤルマーカー、そしてベゼルの赤い“100”のディテールが組み合わさったこのモデルは、昨年最も注目された時計であった可能性がある。さらに驚くべきことにロレックスは同モデルを1年足らずで生産終了し、イエローゴールド(YG)モデルに置き換えた。これほど短命なロレックスリファレンスをほかに思い出すことができない。私たちはこのオリジナルモデルについてIn-Depthでレビューを行ったし、ベンはA Week On The Wristを書いた。そして先日の全米オープンが、この新しいモデルが“現実世界”で初めて目撃された場になったのではないかと思う。手首に巻いていたのはロジャー・フェデラー(Roger Federer)氏で、彼の隣にはロレックスのCEO、ジャン=フレデリック・デュフール(Jean-Fédéric Dufour)氏が立っていた。

 ロレックスの動きにたまたまや偶然はほとんどなく、すべて何らかの意図を持って行われている。だが、それらすべての動きはある種控えめだ。フェデラー氏の手首にこの時計があり、その横にデュフール氏がいるのは一見偶然のように見えるかもしれないが、図書館で霧笛を鳴らすのと同じくらい目立つ行為である。フェデラーはロレックスの現代の“テスティモニー”のひとりとして、ブランドととりわけ親密な関係を持っているようだ。スイスの象徴でありテニスの伝説である彼の手首を多くの時計愛好家が注意深く見ているのは、彼がロレックスのカタログに載っていない、もしくは非常に希少なモデルを頻繁につけているからである。さあロレックス、私の目はもう釘つけだぞ。

 Watches & Wondersでリークされた1、2枚の写真を除けば、新しいYG製ル・マン デイトナを見た人はほとんどいないだろう。ロレックスとフェデラー氏のおかげで、私たちは再びその時計を見る機会を得た。昨夜の準々決勝の試合後に共有された動画では、その特徴的なディテールを見ることができる。その時計は最新のケース形状を持つYG製のデイトナであり、WGのル・マンと同様にシースルーバックを採用していると推測される。ブラックのセラミック製タキメーターベゼルには赤い“100”の数字が見られ、ブラックのダイヤルとホワイトのサブダイヤルには“ロリポップ”マーカーが施されている。今のところ私がこの時計に最も近づいたと言えるのはこの瞬間であり(ニューヨークからはだいぶ離れた場所だが)、もし実際に手に取る機会があればもっと多くの写真をお届けできるよう最善を尽くすつもりだ。

Top photo: Jamie Squire/Getty Images