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我々が知っていること
ブルガリの新しいワールドタイムウォッチをご紹介する。多面ファセットでオクト フィニッシモに似ているようだが、華奢さを感じさせないオクト ローマの新作モデルとして登場した。
オクト ローマ ワールドタイマーは、2種類のバージョンで登場した。1つめはステンレススティール製で、非常に優れた一体型ブレスレットを備えたモデル。ダイヤルはブルーだ。さらに、DLCコーティングされたSSケースのモデル。後者はブラックのラバーストラップ付きで、それらにあわせたブラックダイヤルを備えている。それぞれ、直径41mm、厚さ11.35mm、100m防水だ。オクト ローマのケースは、オクト フィニッシモと同様に建築的な外観でありながら、手首での存在感を高めているように見える。私がオクト フィニッシモで気に入っている点のひとつは、手首の上で消えてしまうような感覚だが、その逆だという人もいるだろう。
ワールドタイム機能はリューズで操作する。二重に回転するワールドタイムリングには高級感あふれる地名が描かれている。セント・バースはカリブ海を意味し、中央ヨーロッパ時間にはもちろんローマ、しかも「Rome」ではなく「Roma」というスペリングであり、唯一英語で書かれていないことに気づくだろう。
ブルガリによると、261個の部品からなるCal.BVL257は、ル・サンティエにあるブルガリのマニュファクチュールで開発・製造されている。
我々が思うこと
ブルガリは、この7、8年で時計メーカーとして飛躍的な進歩を遂げた。HODINKEEをご覧になっている方には、特にお伝えする必要はないだろう。以前は、多くの愛好家が、ブルガリはジュエリーやファッションブランドであり、時計は副業のようなものだと思っていたが、そんな時代は終わったと言っていいと思う。
ワールドタイムを自社で製造することは、高機能でありながら薄さの世界記録を毎年のように塗り替えているメーカーにとっては理にかなっている。とはいえ、本機は11.35mmで、ムーブメントも6.03mmとそれほど薄くはなく、42時間というパワーリザーブは、それを考えるともう少し長くてもいいのではないかと思う。
これらの実機を早く見てみたい。特にブレスレットのモデルだ。オクトのケース(フィニッシモであろうとなかろうと)とあのブレスレットの組み合わせは、過去10年間で最も魅力的な組み合わせだと個人的に思っている。
基本情報
ブランド: ブルガリ(Bvlgari)
モデル名: オクト ローマ ワールドタイマー(Octo Roma WorldTimer)
型番: 10381 (スティール)、10396 (DLC)
直径: 41mm
厚さ: 11.35mm
ケース素材: スティール、またはDLCが施されたスティール
文字盤色: ブルー、ブラック
インデックス: ブルーダイヤルはアプライド、DLCモデルは夜光を搭載
夜光: あり、DLCモデルのみ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: 10381にはスティール製の一体型ブレスレット、10396にはラバーストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: BVL257
機能: 時、分、秒、ワールドタイム
直径: 33mm
厚さ: 6.03mm
パワーリザーブ: 42時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26
価格 & 発売時期
価格: スティール、DLCともに102万3000円(税込)
発売時期: 2021年10月予定