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Photos by Shota Akiyoshi
我々が知っていること
2025年に創業160周年という大きな節目を迎えたため、今年のゼニスは、ややペースダウンすることもあり得たし、むしろそれが自然だったかもしれません。しかし実際には、ブランドは勢いを維持し、充実した数々の新作を発表しました。昨年のWatches & Wondersを振り返ると、シグネチャーであるブルーがひとつの軸となり、それに寄せたモデルが多く見られました。しかし今年はそれと素晴らしい補完関係をなすかのように、デザインやカラーのバリエーション、重要な(そして古い)ムーブメントの意義深い復活、そしてラインアップ全体にわたる幅広い表現力が見られます。
まず、マザー オブ パールダイヤルを備えたクロノマスター スポーツは、既存モデルをベースにツートン仕様で登場し、41mmのステンレススティール(SS)製ケースに、ローズゴールド(RG)製のベゼル、リューズ、プッシャーが組み合わされています。依然としてスポーティなクロノグラフですが、金属の組み合わせによって少し柔らかな印象になっています。最も大きな変更点はダイヤルで、MOPのベースに、3時、6時、9時位置に異なる色のインダイヤルが重なり合うように配置されています。クロノマスターの特徴であるコントラストを強調したデザインは、ダイヤル素材そのものによって、さらにその効果が高められています。
レイアウトは従来どおりで、中央に時・分表示、9時位置にスモールセコンド、4時30分位置に日付表示、そして10分の1秒クロノグラフを配置。中央のクロノグラフ針は10秒ごとに1回転し、60時間のパワーリザーブを備えるムーブメント、エル・プリメロ 3600によって駆動。その姿はケースバックから鑑賞できます。
このモデルは50本限定で、価格は269万5000円(税込)。ツートンのSS&RG製ブレスレットに加え、ブラックラバーストラップが付属します。
続いてクロノマスター スポーツ スケルトンは4モデルが展開され、基本仕様は共通しつつ、いずれもスケルトン仕様となっています。SS製モデルは2種類(ひとつはブラックセラミックベゼル、もうひとつはグリーン)で、いずれもブレスレット仕様に加えてラバーストラップが付属。さらにラバーストラップ仕様のRG製モデルと、ダイヤモンドベゼルを備えたフルゴールドの10本限定モデルも用意されます。
最大の変更点はダイヤル、というより“ダイヤルがないこと”です。代わりに、着色されたサファイアクリスタル越しにエル・プリメロ 3600の機構を直接見渡せる構成となっています。3色のカウンターは引き続き備わっていますが、従来のようにダイヤル上に配されるのではなく、ムーブメント内部に組み込まれています。実用面でのアップデートとしては、新たに採用されたフォールディングクラスプも見逃せません。装着したまま2mm刻みで最大10mmまでの微調整が可能です。そのほかのスペックは従来どおりで、ケース径41mm、振動数は3万6000振動/時(5Hz)、パワーリザーブは約60時間、10分の1秒単位で計測するクロノグラフを備えています。
SS製ブレスレット付きのSS製モデル(ラバーストラップも付属)は214万7200円から展開されるレギュラーコレクションです。ラバーストラップ付きのRG製モデルは423万9400円、ダイヤモンド付きフルゴールドモデルは1492万7000円(すべて税込)で10本限定です。
最後に、新しいG.F.J.をふたつ紹介します。いずれもケース径は約39.5mm、厚さは10mm強で、イエローゴールド(YG)製の“ブラッドストーン”モデルは3層構造のダイヤルを採用し、外周にはレンガ模様のギヨシェ装飾、中央にはジャスパーのブラッドストーン(編注;ジャスパー/碧玉に、赤や茶色の斑点が散らばった天然石)、スモールセコンドにはマザー オブ パールを配し、インデックスと針のYGが全体の統一感を保っています。一方、タンタルモデルは趣を変え、中央にオニキス、インデックスにダイヤモンドを備えています。
いずれも搭載するのは、再設計されたCal.135。手巻きムーブメントでCOSC認定を取得し、約72時間のパワーリザーブを備えます。もともとは天文台コンクールのために開発された、ゼニスの歴史において重要なムーブメントのひとつであり、現代的にアップデートされながらも、その本質はしっかりと受け継がれています。
YG製のブラッドストーンモデルは161本限定で722万7000円、レザーストラップが付属。タンタルモデルは20本限定で1122万円(両モデルとも税込)、同系色でまとめたストラップが付属します。
我々の考え
個人的には、G.F.J.モデルが印象的でした。数週間前に、ブラッドストーンダイヤルを備えたモデルを実際に見る機会がありましたが、その完成度はきわめて高く、石のグリーントーンとYGのコントラストが鮮やかに際立っていました。全体としても、昨年の流れをうまく受け継いだ展開だと感じます。ひとつのテーマに絞るのではなく、ラインナップをバランスよく拡充しつつ、クロノマスターの着実なアップデートに加え、Cal.135という歴史的な重みを備えた存在が新作全体をしっかりと支えています。
基本情報
ブランド: ゼニス(Zenith)
モデル名: クロノマスター スポーツ(マザー オブ パール)/クロノマスター スポーツ スケルトン/G.F.J.キャリバー135(ブラッドストーン)/G.F.J.キャリバー135(タンタル)(Chronomaster Sport ,Mother-of-Pearl/Chronomaster Sport Skeleton/G.F.J. ,Bloodstone/G.F.J. ,Tantalum)
型番: 51.3102.3600/01.M3100(マザー オブ パール)/03.3130.3600/01.M3130、03.3131.3600/01.M3130、18.3130.3600/01.R951、22.3130.3600/01.M3100(スケルトン)/30.1865.0135/56.C216(ブラッドストーン)/not confirmed(タンタル)
直径: 41mm(クロノマスター)/39.5mm(G.F.J.)
厚さ: ~13.6mm(クロノマスター)/~12.8mm(スケルトン)/10.5mm(G.F.J.)
ケース素材: ステンレススティール、18Kローズゴールド(マザー オブ パール)/ステンレススティール、18Kローズゴールド(スケルトン)/ 18Kイエローゴールド(ブラッドストーン)/タンタル(タンタル)
文字盤色: 3色のカウンターを備えたマザー オブ パール(マザー オブ パール)/3色のカウンターを備えたオープンワークのサファイア(スケルトン)/ギヨシェ装飾の外周リングを備えたブラッドストーン(ブラッドストーン)/ギヨシェの外周リングを備えたオニキス(タンタル)
インデックス: ファセット仕上げのアプライド(クロノマスター)/18KYG製アプライド(ブラッドストーン)/ダイヤモンドインデックス(タンタル)
夜光: スーパールミノバ(クロノマスター)/なし(G.F.J.)
防水性能: 100m(クロノマスター)/50m(G.F.J.)
ストラップ/ブレスレット: ツートンのSSとRG製ブレスレット、ラバーストラップが付属(マザー オブ パール)/SS製ブレスレット、ラバーストラップが付属(RG製モデル)、ゴールド製ブレスレット、ラバーストラップが付属(スケルトン)/YG製ピンバックル付きレザーストラップが付属、ゴールド製ブレスレットはオプション(ブラッドストーン)/ブルー、ブラック、そしてグレーのレザーストラップが付属(タンタル)
ムーブメント情報
キャリバー: エル・プリメロ 3600(クロノマスター スポーツ マザー オブ パール仕様)/3600 SK(クロノマスター スポーツ スケルトン)/135(G.F.J.)
機能: 時・分表示、スモールセコンド、日付表示、10分の1秒クロノグラフ(クロノマスター)/時・分表示、スモールセコンド(G.F.J.)
パワーリザーブ: 60時間(クロノマスター)/72時間(G.F.J.)
巻き上げ方式: 自動巻き(クロノマスター)/手巻き(G.F.J.)
振動数: 3万6000振動/時(クロノマスター)/1万8000振動/時(G.F.J.)
クロノメーター認定: なし(クロノマスター)/あり、COSC認定(G.F.J.)
価格&発売時期
価格: 269万5000円(クロノマスター スポーツ マザー オブ パール仕様)、214万7200円から(クロノマスター スポーツ スケルトン仕様)、423万9400円(RG製モデル)、1492万7000円(ダイヤモンド仕様)、722万7000円(G.F.J. ブラッドストーン)、1122万円(G.F.J. タンタル仕様/すべて税込)
発売: ゼニスのブティックおよび正規販売店
限定: 50本(クロノマスター スポーツ マザー オブ パール仕様)/なし(ほとんどのクロノマスター スポーツ スケルトン)/10本(ダイヤモンドセットのスケルトン仕様)/161本(G.F.J. ブラッドストーン)/20本(G.F.J. タンタル)
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