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今年、オーデマ ピゲはロイヤル オークの誕生50周年を迎えた。そして APはこのアニバーサリーを祝う最初のタイムピースを発表した。
※オーデマ ピゲ ロイヤル オークは、その製造工程により生産本数が大幅に増えるような性質のマスプロダクトではない。2022年も続く人気・需要の過熱ぶりにより、残念ながらブティックに問い合わせたからといってチャンスが巡ってくることはないと思われるが、その素晴らしい時計自体の魅力と50年間にわたる豊かな歴史や背景を知り(この記事がオススメだ「オーデマ ピゲ ロイヤル オークの起源について、あなたが知らない8つのこと」)、まずAPを知ることから始めよう。なお、時計の入荷状況は各国ごと、日本でも地域ごとに差があり、現時点で未定とのことだ。
我々が知っていること
今、最も熱いラグジュアリーウォッチ、それがオーデマ ピゲのロイヤル オークだ。
あぁ、でもどのロイヤル オークだろうか? 現行生産モデルのなかで、最も興味深く、コレクター心をくすぐるのはどれなのだろうか? 個人的な推しは、セラミックケースのロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー(QP)だ。
グランドタペストリー文字盤、薄型のプロファイル、それ自体が芸術作品のような一体型ブレスレット、そしてもちろん八角形ベゼルなど、「従来の」ロイヤル オークのよさをすべて備えているが、セラミックケースのロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーはそのすべてを極限まで高めている。ケースとブレスレットに最先端のカラーセラミックを使用することで、パッケージ全体がこれまで以上に大胆になり、認知度も高まり、傷のつきにくさも向上している。
同時に内部では、超薄型Cal.5134が、高度な技術と最高にスリムという一見異質な領域を、超一流の方法で両立させているのだ。2017年、初代セラミック製ロイヤル オークQPを紹介したとき、ベンが「今ここで、SIHH2017で最もホットな時計と呼ぶ」と言ったのは、まったく正しいことだった。それから5年、現在進行中のロイヤル オークの50周年記念期間中も、この時計は気温の上昇を引き起こしているのだ。
というのも、本日未明(記事執筆時)、オーデマ ピゲがまたもや灼熱のモデルをひっそりと発表したのだ。2017年に発表されたブラックアウトセラミックのオリジナルRO QPと、その2年後に登場したホワイトセラミックの続編に続き、APは公式ブランドサイトを通じて新しいロイヤル オーク パーペチュアル カレンダー(Ref. 26579CS.OO.1225CS.01)をリリース。そしてこれはまさに初めてブルー(!)セラミックを採用したものだ。汗をかいている人は私だけだろうか?
超薄型自動巻きムーブメント(Cal.5134)とケースサイズ(41mm×9.5mm)は同じだが、ハイテク・ブルーセラミック製ケースとグランドタペストリーのブルーダイヤルだけが大きく進化している。しかし、ブラックとホワイトのセラミック製ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーがいかに垂涎の的となっているかを考えると、このモデルはやはりビッグディールであることがわかる。
この新作リリースに関する詳細は、現在かなり不足している(あなたが見ているものと私たちが見ているものは同じだ)。しかし、以前のセラミック製ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーの既知の所有者の多くの知名度を考えると、それは同社の最高のクライアントたちの手首に着陸する時計だと言っても問題はないだろう。以前、私たちはNBA選手のドレイモンド・グリーンがホワイトセラミックを身につけているのを目撃したし、イギリスのラッパー、ストームジー、フランスの俳優オマール・シー、アメリカのコメディアン、ケヴィン・ハート、ノルウェーのDJ カイゴなど、錚々たる面々の腕にセラミックがつけられているのを目撃している。
もし、トビアス・フンケがまだいたら、間違いなく真っ先に新作を買っていただろう。
我々が思うこと
ロイヤルオークは今年50周年を迎えるが、すでにとんでもないパーティーが開催中だ。新しいロイヤル オーク "ジャンボ"、Ref. 16202? それが世に発表されたのは、今年の1月のこと。故カール・ラガーフェルドのロイヤル オークはオークションに出品され、ジェラルド・ジェンタの個人所有の品も出品された。私たちは、オリジナルのref. 15202の最古参として知られるロイヤル オークA2をクローズアップし、さらにリファレンスポイントの最新エピソードで、この時計の全歴史を打ち明けることにした。今年はすでにロイヤル オークに捧げられた印象的な瞬間がたくさんあったが、今日の発表は私の一番のお気に入りかもしれない。
ロイヤル オークのデザインには、常に賛否両論がある。1972年に発表されたオリジナルデザインは、当時としては斬新なものだったが、半世紀を経た今も、高級スポーツウォッチの分野で、多くのライバルに囲まれながら孤高の存在であり続けている。私の見るところ、同じパッケージで、これほどまでに男らしさとエレガンスを両立させたライバルはひとりだっていないだろう。そして、ブルーセラミック製のロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーは、超硬質セラミック素材とアグレッシブなスタイリングに、ロイヤル オークのコレクターが期待するハイグレードムーブメントと、ケースやブレスレットの繊細なサテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせ、その両方のよさを引き出しているのだ。
このような時計は、ロイヤル オークのアニバーサリーのある種の頂点と見なさないわけにはいかないだろう。加工が非常に難しい未来的な素材に、最も伝統的で精巧なコンプリケーションを組み合わせ、そのすべてが純粋にアイコニックなパッケージのなかに収められているのだ。
オーデマ ピゲの新しいブルーのロイヤル オーク パーペチュアルカレンダーの詳細については、次回のハンズオンレビューをお待ちください。
基本情報
ブランド: オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)
モデル名: ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー(Royal Oak Perpetual Calendar)
型番: 26579CS.OO.1225CS.01
直径: 41mm
厚さ: 9.5mm
ケース素材: ブルーセラミック
文字盤色: ブルーのグランドタペストリー装飾
インデックス: ホワイトゴールド製アプライドのアワーマーカー
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 20m
ストラップ/ブレスレット: ブルーセラミック、チタン製APフォールディングクラスプ
ムーブメント情報
キャリバー: Cal.5134
機能: 週表示つきパーペチュアルカレンダー、デイデイト表示、アストロノミカルムーン、月、閏年表示、時、分
直径: 29mm
厚さ: 4.5mm
パワーリザーブ: 40時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 1万9800振動/時(2.75 Hz)
石数: 38
クロノメーター認定: N/A
追加情報: 合計部品点数374個
価格 & 発売時期
価格: 要問合せ
発売時期: 予約制
限定: 特に数は限定されていないようだが、間違いなく、生産数は制限されるだろう。
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