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スタイルがいいと責められることはないだろう、そんな私が、Watches & Wondersの取材でスタイルスポットを担当することになったのは、皮肉としか言いようがない。
私のスタイルを最もよく褒めてくれたのは、初日、ロレックスのミーティングで散々な目に遭う前、私のスーツを気に入ってくれたThe Armouryのマーク・チョーだった。幸運にも、実際にファッショナブルな同僚であるジェームズ・ステイシーに撮影を手伝ってもらうことができた。来年は、スタイル・エディターのマライカ・クロフォードとチームを組む予定なので、今すぐ着こなしの準備を始めるべきだね。
Watches&Wondersの会期中のパレクスポ(Palexpo)は、最も簡単なストリートスタイルの場所ではない。なぜなら、私自身を含め誰もが、5マイル離れた場所にあるような約束のあいだを必死で走り、とのときすでに5分遅れていることがほとんど。また、世界各国から来た人たちに、母国語もわからないまま近づき、彼らの一日を止めて素早くポートレートやリストショットを撮るのは大変なことなんだ。しかし、スイスウォッチのエグゼクティブやスタッフの標準的な服装である、堅苦しいネイビーのビジネススーツのなかにも、文字通り、そして比喩的に明るい部分があり、彼らは忙しい一日に戻る前の数秒間、喜んで話をしてくれた。
パンデミックの影響で、Watches & Wondersのドレスコードは大幅に緩和されたと聞く。確かに、まだスーツはたくさん見るが、ストリートウェア、明るい色、奇抜な服装、時計とサルトリアの素晴らしい組み合わせも混ざっていた。私は、そこに何がふさわしいかが分からなかったので、過剰な荷物になってしまった。今、ようやく理解し、それは想像していたよりもはるかに広い範囲にわたっていたようだ。
このレポートでは、私たちがバッタリ会った人たちのなかから、写真や挨拶に応えてくれた、おなじみの人たちの顔をたくさん見ることができる。ここでは、Watches & Wondersでのスタイルと、彼らが激写されたシーンを少しご紹介していこう。