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Introducing クロノトウキョウ Diver’s: ダイバーズ、入れ子構造で3通りの使い方ができるユニークなダイバーズウォッチ

ドレスウォッチかダイバーズウォッチか、その両方が手に入る2-in-1なクロノトウキョウの最新作。

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クイック解説

クロノトウキョウから、新作ダイバーズウォッチであるDiver’s: ダイバーズが発表されました。これまで同ブランドでは、三針モデル、カレンダーモデル、GMT、クロノグラフなどを展開してきましたが、スポーツウォッチ、とりわけダイバーズウォッチは今回が初となります。

 本作の最大の特徴は、ダイバーズウォッチとしては非常にユニークな“入れ子構造”にあります。インナーウォッチとダイバーズケースを組み合わせることで、防水性能や用途が変化する設計です。

 そのコンセプトは、ダイバーズウォッチの構造的な弱点とも言えるリューズに着目したところから始まっています。一般的なダイバーズウォッチでは、防水性を確保するためにねじ込み式リューズやリューズガードなどが採用されています。しかしリューズは同時に、ケース内部への水の侵入経路になり得るパーツでもあります。

 開発者である浅岡 肇氏は、現代の自動巻き時計は巻き上げ効率が高く、日常的に着用していればリューズを操作する機会がそれほど多くない点に注目しました。そこで「リューズを外側に出さない構造は実現できないか」という発想から、この時計の基本構造が生まれています。その答えが、ダイバーズケースの内部に時計本体を収めるという構造です。

インナーウォッチ

 ベースとなるのは、単体でも使用できるインナーウォッチです。ケースは316Lステンレススティール製のクッションケースで、直径35mm、厚さ9mm、ラグ・トゥ・ラグは37.4mmと非常にコンパクトなサイズとなっています。

 デザインはクラシカルな印象で、ホワイトダイヤルにブルースチールのコブラ針を組み合わせています。針とインデックスにはヴィンテージ調の夜光が塗布されており、レザーストラップを合わせることで1920年代のヴィンテージウォッチを思わせる雰囲気に仕上げられています。この状態でも50m防水を備えています。

ダイバーズケース

 より高い防水性能が必要な場合には、インナーウォッチを専用のダイバーズケースに格納します。時計はケース内部のスロットに収まる形で固定され、ケース内で回転したり動いたりしないよう設計されています。ダイバーズケース装着時のサイズは直径46mm、厚さ13.5mm、ラグ・トゥ・ラグ56.7mmと、本格的なダイバーズウォッチらしいサイズになります。

 ベゼルには逆回転防止ベゼルが採用されています。素材には航空機にも使用されるアルミ合金「超々ジュラルミン」が用いられており、軽量でありながら非常に高い強度を持つ素材です。このベゼルは潜水時間を計測する機能だけでなく、ケースをロックする役割も担っています。ベゼルを締め込むことでインナーウォッチがケース内部に固定され、防水性能が高まる構造となっています。

 また、ダイバーズケース格納時には外側にリューズが存在しません。そのためダイビング時にリューズが手首に当たるといった問題も解決されています。この構造は単なるアイデアにとどまらず、開発段階で複数のフィールドテストが行われました。さらに最大水圧の評価については、日本国内の公的試験研究機関による高圧試験も実施されています。

3段階の防水性能

専用ツールDUOSEAL。

 この時計の特徴のひとつが、防水性能が3段階に変化する点です。

  • インナーウォッチ単体:50m防水
  • ダイバーズケースを手締めした状態:100m防水
  • 専用ツールDUOSEALで締め込んだ状態:300m防水(ダイバーズケース自体には10気圧防水の記載しかないが構造上は300mまで耐えられる設計となっており、テストでは500mにも耐えた)

 つまりドレスウォッチ、スキンダイバー、そして本格ダイバーズウォッチという3つの用途を1本で使い分けることができます。

 ムーブメントにはミヨタ Cal.90S5が搭載されています。振動数は2万8800振動/時で、パワーリザーブは約40時間です。

 価格は税込42万6800円です。販売はオンライン抽選方式で、応募受付期間は2026年3月5日から3月11日までとなっています。また、PADI、SSI、NAUIなどのダイビングライセンス保持者には優先抽選枠が設けられています。ただし当選が保証されるものではありません。


ファースト・インプレッション

クロノトウキョウのDiver’s: ダイバーズは単なるダイバーズウォッチではなく、ダイバーズウォッチの構造そのものを見直した時計です。これまで多くのブランドは、防水性能を高めるためにケース構造やリューズの密閉性を改良しながら「より深く潜れる時計」を目指してきました。しかし本作は、そもそもリューズを水に触れさせないという発想からスタートしています。

 その結果生まれた入れ子構造は、既存のダイバーズウォッチとは異なるアプローチを提示しています。さらにこの時計の面白い点は、ひとつの時計がまったく異なる2つのキャラクターを持っていることです。インナーウォッチは35mmのクラシカルなドレスウォッチですが、ダイバーズケースを装着すると46mmのタフなスポーツウォッチへと変化します。この二面性は非常にユニークで、個人的にはタキシードの下に潜水用のウェットスーツを着込んでいる映画のスパイのようなイメージを連想しました。

 個人的な話になりますが、僕が初めて手に入れた機械式時計はダイバーズウォッチでした。そしてその次に購入したのは、よりフォーマルなシーンで活躍するドレスウォッチです。もし仮に「2本しか時計を所有できない」としたら、おそらくこの2つのカテゴリーから1本ずつ選ぶと思います。

 そんな自分にとって、この時計が提示している「ドレスウォッチとダイバーズウォッチを1本で持つ」という発想はとても興味深いものに感じました。ダイバーズケース装着時は46mmというサイズ感もあり、個人的には日常的に使うことはあまりないと思いますが、2-in-1でその両方を手に入れられるというアイデア自体はとても気に入りました。

 また、防水性能を50m、100m、300mと段階的に使い分けることができる点も興味深いポイントです。どれだけ深く潜れるかを競う大手ブランドによるスペック競争とは異なり、ダイバーズウォッチの構造そのものを別の視点から考えたモデルと言えるでしょう。

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基本情報

ブランド: クロノトウキョウ(Kurono Tokyo)
モデル名: Diver’s: ダイバーズ
型番: CS034P

直径: インナーウォッチ 35mm(クッションケース) / ダイビングケース装着時 46mm
ラグ・トゥ・ラグ: インナーウォッチ 37.4mm /ダイビングケース装着時 56.7mm
厚さ: インナーウォッチ 9mm / ダイビングケース装着時 13.5mm
ケース素材: 316Lステンレススティール
文字盤色: ホワイト
インデックス: ブラックの縁取り付きインデックス
夜光: あり、針およびアワーマーカー
防水性能: インナーウォッチ単体 50m / ダイビングケースを手締めした状態 100m / 付属ツールでケースを完全に閉めた状態 300m(ダイバーズケースは10気圧防水だが、構造上は300mまで耐えられる設計であり、チャンピオンデータの検証においては500mでも耐えることができた)
ストラップ/ブレスレット: カーフレザー(インナーウォッチ用、19mm → 16mmテーパード) / ラバーストラップ(24mm → 22mmテーパード)


ムーブメント情報

キャリバー: ミヨタ90S5
機構: 時・分・センターセコンド
パワーリザーブ: 約40時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 4Hz
石数: 24石
クロノメーター認定: なし
追加情報: ダイビングケースの開閉用ツールが付属


価格 & 発売時期

価格: 42万6800円(税込)
発売時期: 購入希望の応募受付は3月11日 23:59(日本時間)まで、当選者への連絡は3月13日〜3月16日の間にメールで通知。
限定: 再生産なしの限定リリース
追加情報: 応募は1人1回、レクリエーショナルダイビング(またはそれ以上)の認定資格保有者が優先されるが、購入が保証されるものではありません。

詳細は、クロノトウキョウ公式サイトへ。