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Hands-On シチズン プロマスター ランド エコ・ドライブ GMTを実機レビュー

“ランド”という名がついているが、実は空の旅が多い人にとって、これは手ごろで素晴らしい時計になる可能性を秘めている。

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HODINKEE編集部で2番目のGMTファンを自負する私だが、お気に入りのタイプの時計の動向は追いかけるようにしている。しかしあまりに多くの新作が発表されるため、すべてのブランドを追いかけるのは難しい。だが、近々旅行を控えていることもあり、シチズンの新作をチェックするにはちょうどいいタイミングだった。

Citizen Promaster Land GMT

 ここでThe Grey Natoのコミュニティ、とりわけ、今週シチズンのニューヨーク旗艦店で私と一緒にパネルディスカッションに参加する、シチズン・ウォッチ・アメリカのマーチャンダイジングディレクターであるニール・ブリック(Neall Brick)氏に感謝を述べたい。彼が、シチズンがフィールドウォッチ志向の新しいGMTを複数のバリエーションで発売したことを教えてくれたのだ。さらにうれしいことに、その時計はエコ・ドライブムーブメントを搭載しており、ブランドの革新的な“光発電”技術の50周年にぴったりのタイミングで登場した。ここで紹介するように、アメリカではふたつの選択肢がある。他国の市場で掘り出し物を探すのが好きなファンの方には、ステンレススティール(SS)製のケースにブラックダイヤルとブレスレットを備えたモデルや、ブラックコーティングされたSS製のケースとベゼルに、ダークグリーンのダイヤルとNATOストラップを組み合わせたモデルもあるが、今回は私が実際に手に取ることができたモデルについて詳しく紹介する。それにブラックダイヤルを備えたGMTウォッチがあふれるなかで、たまには少し違ったものに目を向けるのもいいものだろう。

Citizen Promaster Aqualand GMT
Citizen Promaster Aqualand GMT
Citizen Promaster Aqualand GMT

 まず外観から明らかな要素を含め、いくつかの批判的な点に触れたいと思う。GMTベゼル、特に回転式ベゼルは、トラベルタイムウォッチの信奉者にとっては購入を決定づける重要な機能であることが多い。GMTを日常的に使っている私自身、その気持ちはよくわかる。GMTを手に入れる前は、ロレックスのエクスプローラーIIのような(本作は外観や機能に類似点がある)回転式GMTベゼルを持たない時計を、どこか敬遠していた。新しいプロマスター ランド GMTにも回転ベゼルはない。しかし個人的には、GMTベゼルをほとんど使わないことに気づいた。むしろ、タンタンが私のベゼルを掴んで1クリック回して私をイライラさせることのほうが多いぐらいだ。

Citizen Promaster Aqualand GMT

 その代わりに、私が重視するのはふたつのことだ。まず、その時計がローカルジャンピングGMT(別名“フライヤー”GMT)かどうか、つまり時針だけをジャンプさせ、参照タイムゾーンはそのままにできるかということだ。もしそうなら素晴らしい。では、その時針の切り替えはどれほど軽快だろうか? 不思議なことに、私はロレックスのGMTマスター IIで半クリックの位置に合わせるのが苦手で、時針ではなく誤って時刻全体を変えてしまうことがよくある。だから完璧なものなどないのだ(まあ、パテック フィリップのRef.5164Aは別かもしれないが)。とはいえ、一度正しいリューズ位置に合わせれば、ロレックス GMTマスター IIの針はきわめて小気味よくクリックする。

Citizen Promaster Land GMT
Citizen Promaster Land GMT

 このプロマスター ランド GMTは、部分的に“フライヤー”GMTであり、いわばハイブリッドだ。このとても手ごろな価格帯を考えれば、独立した時針のジャンプが少し曖昧な感触であることは驚くことではないかもしれない。正しいリューズ位置で、リューズを時計回りにほぼ1回転させると時針が1時間進むのだが、その際にGMT針も少し揺れてしまう。しかし一度設定してしまえば、すべてが正しく整列する。もうひとつの欠点は、残念ながら時針を逆戻しできないこと(これが“ハイブリッド”たる理由)だ。ヨーロッパからアメリカへ移動するような場合には、不便に感じるかもしれない。その代わり、時針を前に進めていく必要があり、日付は(同じリューズ位置で)反時計回りに回してリセットすることになる。

Citizen Promaster Land GMT
Citizen Promaster Land GMT
Citizen Promaster Land GMT

 これらの批判的な点を乗り越えれば、プロマスター ランド GMTは600ドル以下(ブレスレットモデルが595ドル/日本円で約9万4000円、NATOストラップモデルが525ドル/日本円で約8万3000円)という価格で、きわめて堅実な時計だ。無反射コーティングが施されたドーム型サファイアクリスタル風防は特に印象的で、30.1mmのダイヤルを拡大して見せる効果がある(ちなみに私のGMTマスター IIは30.9mm)。これは39.5mmというコンパクトな時計にとっては、実に大きなポイントだ。ダイヤルにはかなり奥行きがあり、それが拡大感をさらに強めている。ただ、ケースの影がダイヤルを覆うと、見返しリング上のミニッツトラックが見えにくくなることがある。

Citizen Promaster Land GMT

 ダイヤルの質感もいい。マット仕上げから1段階進化したグレイン仕上げが施されており、フィールドウォッチらしい雰囲気を保っている。ブルー(あるいは私が見ていないブラック)のほうがはるかにスタイリングしやすいだろうが、レッドも印象的だ。いずれにせよ、大きな数字とインデックスはきわめて視認性が高く、夜光塗料は素早く蓄光し、長時間持続する(しかし使用されている夜光塗料の種類はシチズンから公表されていない)。

Citizen Land
Citizen Promaster Land GMT
Citizen Promaster Land GMT
Citizen Promaster Land GMT

 素早く充電できると言えば、エコ・ドライブは最近、見過ごされ、過小評価されているムーブメント技術だと思う。光発電ムーブメントを搭載した時計が登場してから50年が経ち(そして他社もこの技術に追随し)、その存在を当たり前だと考えがちだ。すべてのエコ・ドライブムーブメントと同様に、Cal.B878は太陽光だけでなく、あらゆる光源で充電できる。この点が、私が所有するほかの同様の時計との違いだ。これまで何度も、時計を窓際に置いて1日待ってから身に着けたり、あるいはそこに置いたことを1週間忘れてしまったりしたことがある。一度のフル充電で、この時計は6カ月間動き続ける。

Citizen Promaster Land GMT
Citizen Promaster Land GMT
Citizen Promaster Land GMT

 着け心地の観点から言えば、これは幅広い人々にとって素晴らしい選択肢だと思う。SS製のケースはサテン仕上げとポリッシュ仕上げの中間のような仕上げで、フィールドウォッチの美学によく合っている。13.4mmとやや厚めではあるが、手首の上でそれほど厚さを感じさせない。すでに高価格帯のGMTを所有していて、旅行中にあまり目立たない手ごろな時計を探している人にも、あるいは初めてのトラベルウォッチを探している人にも、これは間違いない選択だろう。

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