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Introducing G-SHOCKがMRG-B2100に“青墨”の彩りをプラス

MRG-B5000で確立された人気のカラーが、今回はラバーストラップを備えた八角形のアイコンモデルに登場。

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我々が知っていること

本日、G-SHOCKはフラッグシップである高級ラインMR-Gシリーズに新たなモデルMRG-B2100R-2AJRを発表した。数年前、5000シリーズの角形G-SHOCKのアイコンがMR-G仕様として登場したが、昨年初めて大人気の2100シリーズがラグジュアリーなアップグレードを受けた。これまでにチタン製とコバリオン(COBARION)製の2モデルが登場している。

 新年の幕開けとして、G-SHOCKはMRG-B2100の第3弾を発表した。今回はMRG-B5000BAでも採用された人気の青墨カラーを取り入れたモデルである。ブラックDLCコーティングが施された光沢のあるチタン製ケースに、日本の墨流し技法から着想を得た深いブルーのアクセント、そしてわずかに配されたゴールドが特徴だ。このモデルも同シリーズの八角形ベゼルを持つほかのバリエーションと同様、日本の木組み技法にインスパイアされたダイヤルデザインを採用した。立体感のあるダイヤルにはブルーの格子状パターン、その上にアプライドインデックスを配しており、小さな開口部からソーラー充電機能を支える暗色のソーラーパネルが垣間見える。

MRGB2100R on blue paint background
dial for solar charging
crown view

 G-SHOCKのアイコンモデルがMR-G仕様になってもそのシルエット自体は、はるかに低価格な通常モデルと変わらない。しかし数千ドル級のカシオが際立つ理由のひとつが、外装の仕上げの品質とその複雑さである。これは実際に手に取って見なければその真価を実感するのは難しいだろう。コバリオン製のベゼルは、27個のパーツを精密に組み合わせて構成し、44.4mmのケースを形成している。さらに一部の小さなパーツにはブルーPVDコーティングをあしらい、ダイヤルトーンと統一感を持たせている。MR-Gラインのポリッシュ仕上げには、同じジャパンブランドから言葉を借りると“ザラツ研磨”が採用されている。

 2100MRGシリーズとしては初めて、約1年前に登場したMRG-B5000R-1から採用された新しいラバーストラップを導入。これは一般的なG-SHOCKの薄い樹脂ストラップとは大きく異なる装着感を提供する。ストラップのエンドリンク部分にはチタンインサートが成形されており、チタン製のツイントリガークラスプを採用。さらにストラップには適切なサイズにカットするための溝が設けられており、余分なストラップのはみ出しを防ぐ仕様となっている。つまりこのモデルでは、自分の手首に合わせてサイズを調整する必要があるのだ。

case breakdown

 技術的な面では、G-SHOCKの持つ機能がすべて詰め込まれている。ダイヤルを通じたソーラー充電に加え、MRG-B2100R-2AJRはマルチバンド6(いわゆる電波受信機能)、スマートフォンと連携できるBluetooth接続による簡単な時刻調整やタイムゾーン変更機能、さらにデイト窓とデイインジケーターのための自動調整型永久カレンダーを搭載している。さらにすべてのMR-Gシリーズと同様、このモデルもハイエンドモデル専用の山形カシオ「プレミアムプロダクションライン」で製造されている。

 MRG-B2100R-2AJR 青墨の価格は55万円(税込)で、現在発売中だ。


我々の考え

多くの人にとって、G-SHOCKに約50万円の価格がつくというのは理解しがたいことだろう。その気持ちはよく分かる。しかし同時に、私はこのカテゴリーの時計が大好きだ。誰もが知る普遍的なデザインの時計を一切の妥協なく仕上げるという発想...そこがいい。これは高級クォーツのグランドセイコーや、プラチナケースにメテオライトダイヤルを備えたムーンウォッチと同じコンセプトだ。購入を考えたことがなくても、こうした時計には心引かれるものがある。

 実物を手に取ると、この時計の持つ存在感に圧倒される。確かに、そのつくり込みは価格に見合ったものだ。そして多くの人がデジタルウォッチのブランドとして認識しているG-SHOCKにおいて、この精巧なクラフトマンシップと手作業の仕上げこそがMR-GをMR-Gたらしめている要素のひとつだ。忘れてはならないのは、グレード5のチタンが手作業でザラツ研磨されている点である。

caseback
case side
soldier shot with case underneath

 このラバーストラップはまさにゲームチェンジャーだ。個人的に所有しているMRG-B5000R-1(そう、昨年発売されたときに購入し、今も愛用している)もその快適さは圧倒的で、正直なところ価格が3倍するスイス製機械式時計の高級ラバーストラップよりも優れていると感じる。G-SHOCKのストラップに関して、個人的に不満だったのは、多くのモデルでストラップが長すぎることだ。しかしこのカット・トゥ・サイズのデザインなら自分の手首にぴったりとフィットする。もしこの時計をすぐに手放す予定がないのであれば、より洗練された解決策と言えるだろう。

 しかしMR-Gラインの新しい2100シリーズによって、G-SHOCKはこれまでで最もシンプルなアナログウォッチを提供することになった。MRG-B2000シリーズよりもはるかにエレガントで、日常使いしやすいデザインだ。価格帯としてはスポーティなグランドセイコー 9Fクォーツモデルと正面から競合するが、ターゲットとする顧客層はまったく異なる。青墨のカラースキームをこのモデルに採用するのは、シリーズの進化として自然な流れに思える。ただひとつ願うとすれば、G-SHOCKがコーティングを施していないモデルで、もっと大胆なカラーバリエーションに挑戦してくれることだ。


基本情報

ブランド: G-SHOCK
モデル名: MR-G
型番: MRG-B2100R-2AJR

直径: 44.4mm
厚さ: 13.6mm
ケース素材: チタン/コバリオン(COBARION)
文字盤: ブルー
インデックス: アプライド
夜光: LED
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: ラバーストラップ


ムーブメント情報

キャリバー: 5718モジュール(タフソーラー)
機能: 時・分・秒表示、永久カレンダー(曜日・日付)、電波受信機能、Bluetooth接続、ソーラー充電


価格 & 発売時期

価格: 55万円(税込)
発売時期: 発売中
限定: なし

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