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我々が知っていること
マッセナLAB(Massena LAB)とレボリューション(Revolution)は、知る人ぞ知る本格的なディープカットをリリースするべく手を組み、史上最高のクロノグラフのひとつを目の覚めるような輝きで表現した。
マッセナLABのほかのユニレーサーと同じプラットフォームに基づいて作られたこのモデルは直径39mm、厚さ13mmの手巻き式クロノグラフで、ムーブメントにはセリタ SW510 エラボレを搭載している。このムーブメントは9時位置にスモールセコンド、3時位置に30分積算計を備え、2万8800振動/時で駆動し、58時間のパワーリザーブを有している。また、ケースは50m防水のステンレススティール(SS)製だ。
先に触れた“ディープカット”なリファレンスについては、文字盤のなかにその存在を確認できる。BASE1000のタキメーターを備えた美しくも珍しいブラックのセクターダイヤルだ。しかしそれだけがこのモデルを特別なものにしているわけではない。セクターダイヤルは夜光のパンプキンカラー(マッセナLABによれば、スーパールミノバの新配合色)で、12時と6時にローマ数字が配されている。クロノグラフとインダイヤルの針はホワイト、時針と分針はブルーで、同じパンプキンカラーの夜光塗料で満たされている。
デザインのベースとなったのは、現在では入手不可能な希少なパテック フィリップの1949年製 Ref.130 クロノグラフだ。 ジョン・ゴールドバーガー(John Goldberger)氏の著作である『Patek Philippe Steel Watches』でも紹介されているので、ご存じの方もいるかもしれない。 私の知る限り、この時計は現在、世界有数の歴史的に価値のあるヴィンテージウォッチコレクションに所蔵されている。 こんなクールな限定モデルにこれ以上ふさわしいベースがあるだろうか?
そう、この時計はレボリューションのウェブサイトで7月28日(金)23時(日本標準時)に120本限定で発売されており、価格は3750ドル(日本円で53万7000円)となっている。
我々の考え
私は新旧のいいとこ取りが大好きで、それはマッセナLABがもっとも得意とするところだ。コレクターであり創設者であるウィリアム・マッセナ(William Massena)氏とレボリューションの創設者であるウェイ・コー(Wei Koh)氏が持つ時計に関する知識をミックスし、この新作のベースとなる実に興味深いリファレンスを掘り当てたのだ。
もちろん、カーボンコピーではない。昔のパテック Ref.130はかなり小型のクロノグラフで、現代にはあまりそぐわないだろう。実際、33mmサイズのケースに収まる手ごろなムーブメントがどこで手に入れられるかわからないし、ましてやそのサイズの時計を買う人がどれだけいるのかもわからない。だからこの時計はヴィンテージへの敬意を表しながらも、現代的なつけ心地に落とし込んだフォーマットとして非常に理にかなっているのだ。
ケースはRef.130よりも角ばっており、プッシャーも長方形ではなくポンプ型となっている。また、個人的にはケースの形状やラグの薄さをもう少し工夫するとなおよかったと思う。また、市場に出回っているほかのセリタ SW510を搭載した時計と比べると少々値が張るが、その以外の小さな工夫も含めて魅力的な提案がなされている。そう、魅力的なので、発売までのあいだに私はこの時計についてじっくりと考え抜く必要があったほどだ。
基本情報
ブランド: マッセナLAB(Massena LAB)
モデル名: マッセナLAB × レボリューション ユニレーサー 1949(The Massena LAB x Revolution Uni-Racer 1949)
直径: 39mm
厚さ: 13mm
ケース素材: 316L ステンレススティール
文字盤色: 光沢のあるブラックダイヤルに夜光を施したセクターダイヤル
インデックス: ローマ数字とBASE1000タキメーター
夜光: 特別配合色のスーパールミノバ
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: イタリア製ブラックディアススキンストラップ、マッセナLABによるSS製バックル。ラグ幅は20mm
ムーブメント情報
キャリバー: セリタ SW510 エラボレ
機能: 時・分表示とスモールセコンド、クロノグラフ
パワーリザーブ: 58時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 23
追加情報: SS製クローズドケースバック、サークル状のグレイン仕上げ、“One of 120”の刻印。M LABのサインとレボリューションのスターロゴ
価格 & 発売時期
価格: 3750ドル(日本円で53万7000円)
発売時期: 販売中
限定: 120本