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クイック解説
ランゲ1にとって2019年が重要な年だということは、読者諸氏ならば既にご承知のことだろう。今回ご紹介するこの美しい時計は、ランゲ1ファミリーの25周年を記念するコレクションの、フィナーレのひとつ前(10本中の第9本目)に当たる。2017年に初めて発表されたリトル・ランゲ1のケース(直径36.8mm)で登場する。
25本限定で、ツートンのブルースティール針、シルバー文字盤、ブルーの数字やインデックスという共通テーマを受け継ぐ。スティーブン(Stephen Pulvirent)も以前書いていたが、このデザインは素晴らしい。実物を見ればさらにその良さが分かるだろう。文字盤はアプライドではなく印字のために堅苦しくならず、シルバーを背景にしたブルーの文字がきれいに目に飛び込んでくる。ケースバックで目立つのはブルーのラインが刻まれた テンプ受けだ。ランゲのアウトサイズデイトのデザインを用いて“25”の数字がエングレーブされている。また、手作業で装飾が施された自社製のキャリバーL121.2が2万1600振動/時で正確に動いているのが確認できる。2つの香箱を持ち、ゼンマイは3日に一度巻けば良い仕様となっている。
ファースト・インプレッション
私は、A.ランゲ&ゾーネのファンだ。このブランドを敬愛しており、ランゲ1はラインナップ中でも傑作だと思っている。本モデルの主役を演じるのはなんといってもムーンフェイズである(他にも優れた部分がたくさんあるが)。近くで見ると、手仕上げのディテールがまさに芸術作品のようなのだ。女性が身に着けているところを見たが、サイズが美しくフィットしていた。文字盤自体がそうであるように、プロポーションやバランスが完璧なのである。
また、これまでの型にはまった考え方では、このサイズは女性用マーケットをメインターゲットにしていた。しかし、過去12ヵ月の間に登場したさまざまな復刻モデルの中で、このくらいのサイズのものが好評を博しており、手首の細い男性用としても見栄えするのではないかと思うようになった。そうしたことがあるうえ、最近のトレンドとしてユーザーがより小さめのサイズを好む傾向にあること、また機構やディテールに興味を持つ女性の顧客がかなり増えていることから、この小さな時計も早々に完売となることは間違いないと思われる。
基本情報
ブランド: A. ランゲ & ゾーネ (A. Lange & Söhne)
モデル: リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ “25th アニバーサリー”(little Lange 1 Moon Phase "25th Anniversary")
型番: 182.066
直径: 36.8 mm
厚さ: 9.5 mm
ケース素材: ホワイトゴールド
文字盤色: シルバー無垢
インデックス: 印字された数字
夜光: なし
ストラップ/ブレスレット: シルバーのステッチがある手縫いのブルーアリゲーターストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: キャリバー L121.2
機構: 時、分、秒表示(ハック機能付き)、パワーリザーブ表示、ランゲのアウトサイズデイト、ムーンフェイズ
直径: 30.6 mm
厚さ: 5.7 mm
パワーリザーブ: 72時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 44
価格・発売時期
価格 : 482万円(税抜)
発売時期 : 予約受付終了
限定 : 25本
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