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クイック解説
ボーム&メルシエが帰ってきた。彼らの新しいクリフトン デイデイト ムーンフェイズは、複雑機構、品質、そして手頃な価格を兼ね備えている。ステンレススティール、またはピンクゴールドの塊から作られたこのタイムピースは新しいボーマティックを搭載しており、ひと目で分かるケースデザインに加え、ムーンフェイズ、デイデイト、5日間のパワーリザーブを備え、全体的に魅力的な仕上がりとなっている。
ファースト・インプレッション
ボーム&メルシエにとって複雑機構は目新しいものではないものの、自社製ムーブメントのコンプリケーションというのは、非常に新鮮だ。今作は、昨年のクリフトン ボーマティック 10470 永久カレンダーをより身近に感じられるようなもので、ムーブメントの技術面においては、何も手を抜いていない。搭載されているボーマティックは、シリコン製ヒゲゼンマイ、高性能脱進機、そして前述の通り5日間パワーリザーブを誇る。シースルーケースバックには、「コート・ド・ジュネーブ」の文字が刻まれた金メッキのオープンワークが施されたローターも配されている。従来の永久カレンダーはゴールド製のみだったが、本モデルでは18KPGとSSの2種類のバリエーションが用意され、より手の届きやすい価格設定となっている。どちらのモデルでも、スモーキーなグラデーショングレーのラッカー仕上げダイヤルに、細長いリベットインデックスが配される。
僕はボーム&メルシエが、複雑時計を発表するたびに驚かされている。バランスのとれた文字盤デザインにさらに磨きがかけられているのだ。本機では、それぞれ9時と3時位置の2行のテキストによってもたらされるバランスが非常に素晴らしい。 コンプリケーションを縦に配置することで、非常にハンサムな文字盤となっている。また、明らかにドレッシーなデザインでありながら、この時計にはスポーツウォッチのDNAが少しだけ残っていることにも驚いた。もしかすると僕だけかもしれないが、文字盤外周に配されたミニッツスケールのアラビア数字がそう思わせるのだ。いずれにしても、ボーム&メルシエは、クリフトンにこの新作のボーマティックを追加して、スタイルと価格の組み合わせをさらに成功させるだろうと思う。
基本情報
ブランド: ボーム&メルシエ(Baume & Mercier)
モデル名:クリフトン デイデイト ムーンフェイズ(Clifton Day-Date Moon-Phase)
型番:M0A10548(SS)、M0A10547(18KPG)
直径:42mm
厚さ:13.2mm
ケース素材: SSまたは18KPG
文字盤色: グレーラッカーのグラデーション塗装
インデックス: ロジウムメッキのリベットインデックス
夜光: なし
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: アリゲーターストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: ボーマティック BM14 1975 AC2
機構:時、分、秒表示、デイデイト、ムーンフェイズ
厚さ:5.7mm
パワーリザーブ: 5日間
巻き上げ方式:自動巻き
振動数: 4Hz(2万8800振動/時)
石数: 21
クロノメーター認定: なし
その他:ブリッジにペルラージュ仕上げ、サンドブラスト仕上げの地板にコート・ド・ジュネーブ装飾
価格・発売時期
価格: 18KPGモデル 127万5000円
SSモデル 47万5000円
(全て税抜)
販売時期: 2020年10月
限定:なし
詳細についてはボーム&メルシエ公式サイトへ。