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Introducing ロレックス オイスター パーペチュアル デイデイト 40、まったく新しい貴金属合金であるジュビリーゴールドを採用(Ref.228235)

新しいデイデイトでロレックスは、ケース、ベゼル、そしてプレジデントブレスレットに“ジュビリーゴールド”を採用した。これはロレックスが自社内で開発・製造した、より控えめな表情を備える18Kゴールド合金であり、今回初めて実用化されたものである。


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我々が知っていること

デイデイトはロレックスのラインナップにおける頂点であり、ロレックスという時計が備える革新性、信頼性の高い機能、そして際立ったエレガンスを最も格調高く体現する存在である。著名な外交官、実業界や産業界の指導者たち、そしてこのモデルにその名を与えた歴代大統領たちに愛用されてきたことでも知られるデイデイトは、1956年に登場した。デイト表示に加え、12時位置のアーチ型ウィンドウに曜日をフルスペルで表示した、初のカレンダーウォッチでもあった。そして何より、その特別な地位を物語るようにデイデイトは一貫して貴金属のみで製造されてきた。具体的には、現行世代において用いられてきたのは18Kイエローゴールド、ホワイトゴールド、エバーローズゴールド、そして950プラチナの4種類のみである。しかしその前提が今日、変わることになる。オイスターケース誕生100周年を記念して、ロレックスは“ジュビリーゴールド”と名付けられた、まったく新しい18Kゴールド合金を採用した新作デイデイト 40を発表したのだ。この合金はロレックスが自社内で開発し、製造したものだ。

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 イエロー、ホワイト、ローズゴールド、それぞれの性質と特徴をあわせ持つ新しいジュビリーゴールドは、18Kゴールドに独自の洗練と抑制の効いた表情をもたらしている。イエローゴールドやエバーローズゴールドほど明快に“金”を主張せず、よりマットな質感を備える一方で、ホワイトゴールドよりは温かみがある。しかし実際にはその3つすべての要素が溶け込んでおり、プレジデントブレスレット、フルーテッドベゼル、オイスターケースの上を光が移ろうにつれて、この新合金は色味やニュアンスを大きく変化させる。

 華美さを狙ったものではまったくなく、この新しい合金が目指しているのは静かな自信と確かな力量を感じさせる佇まいである。ほかのゴールド合金と比べると、ロレックス独自のこの新しい貴金属はグレーの色調がより際立っており、イエローゴールドやローズゴールドに特有のきらめきはやや抑えられている。ただし、注意深く見たり、光の条件が変わったりすると、その気配はなおしっかりと感じ取れる。

 このジュビリーゴールド合金はまた、ロレックスが誇る比類ない工業力と、現在も続く研究開発の厚みをあらためて思い起こさせるものでもある。2005年にピンクの色調を帯びたエバーローズが登場して以来、20年以上にわたってロレックスが新たなゴールド合金を世に送り出してこなかったことを思えば、ジュビリーゴールドは同社の冶金分野における重要な成果といってよい。

 それは、ジュネーブのアカシア地区にある本社R&D部門で積み重ねられてきた、長年の実験と計算、そして試行錯誤の結晶である。そこではまず24Kの純金に銅、パラジウム、銀、インジウムといった素材や金属を組み合わせ、独自の色調と特性を備えたゴールド合金が生み出される。ジュビリーゴールドのあくまで控えめな色合いは、そうした長年にわたるレシピ検証と冶金技術の蓄積の末に到達した、この新合金ならではの感触と印象の結実なのである。

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 新しいジュビリーゴールド合金の製造は、プラン・レ・ワットにあるロレックスの自社鋳造所で行われる。ロレックスはここで時計に用いるすべての貴金属合金を生産しており、それによってブランドの持ち味である均質で安定した品質を実現している。オイスターケースにおける100m防水も、そうした一貫したものづくりの延長線上にある。この新しいデイデイト 40で初登場する“カタログ掲載なし”の特別な1本は、現時点ではこの新貴金属合金を採用する唯一のモデルとなる見込みだ。とはいえ、今後数年のうちに、ほかの貴金属モデルにもこの素材が選択肢として広がっていくことを期待したい。

 注目すべき新合金に加えて、このダイヤルはロレックスの過去と現在を映し出すショーケースでもある。淡いグリーンのアベンチュリンから切り出された天然石ダイヤルは、クォーツ系の鉱物ならではの特性を備え、その表面には大理石を思わせる繊細な筋模様が散りばめられている。オイスターケース100周年という節目にあって、その色味はブランドを象徴するシグネチャーカラーをさりげなく想起させるものでもある。ダイヤルを囲むアワーマーカーは、10個のバゲットカットダイヤモンドによる円環状のレイアウトで構成されており、3時位置のサイクロップレンズ付きのデイト窓と、12時位置の曜日表示窓を除いてインデックスの役割を担うことで、ラグジュアリーな趣を一段と高めている。時・分・秒針はデイデイト伝統のスタイルを踏襲し、すべてジュビリーゴールドで統一された。さらに石素材のダイアルを囲むフルーテッドベゼルが、新合金にいっそうの質感と奥行きを与えている。

 “カタログ掲載なし”とアナウンスされたことからもわかるように、このジュビリーゴールド製デイデイト 40は、ごく限られた顧客だけに向けられた真に特別なモデルとなりそうだ。価格は6万2700ドル(日本円で約1000万円)である。

デイデイト 40を駆動する、ロレックスの自社製ムーブメントCal.3255。

 3連のプレジデントブレスレットは外側のリンクがサテン仕上げ、センターリンクがポリッシュ仕上げとされており、この新しい合金においてもデイデイトならではの古典的なフォルムをしっかりと受け継いでいる。さらに目立たない仕様のクラウンクラスプを備えることで、もともとロレックスのラインナップでもっとも洗練されたブレスレットに、いっそうの上質さが加えられている。デイデイト本体と同様、プレジデントブレスレットも1956年に登場したものだ。それ以来ゴールドまたはプラチナのみで製造され、デイデイト、あるいはデイトジャストの貴金属モデルにのみ用いられてきた。

 ジュビリーゴールドのデイデイト 40を駆動するのは、自社製のCal.3255である。これは2015年以来このモデルを支えてきたムーブメントであり、ロレックスのムーブメント群のなかでも、とりわけ堅牢で実績を積み重ねてきたキャリバーのひとつといえる。クロナジー エスケープメントと最適化されたレバーの形状を備えており、昨年ランドドゥエラーとともに画期的なダイナパルス エスケープメントが登場するまでは、ロレックスでもっとも革新的なムーブメントのひとつでもあった。

 もっともこの新作モデルには、2026年版としてアップデートされたロレックスの高精度クロノメーター認定基準が適用される。新たに加わった試験項目は、耐磁性能、信頼性、そして持続可能性の3つである。これにより試験内容は、日差±2秒以内という従来の精度基準に加え、2015年に盛り込まれた精度の管理、防水性能、自動巻き性能、パワーリザーブといった評価項目をさらに押し広げるものとなった。ロレックスはこの新しい高精度認定の試験内容や方法について、現時点ではごく一部しか明らかにしていないが、近いうちにこの新プロセスについてさらに詳しい情報が得られることを期待したい。


我々の考え
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本作はオイスターケースの記念すべき節目を告げるにふさわしい、きわめて特別で印象的なデイデイトである。そこには、いまの時代感覚を見事に捉えた新たな貴金属合金が用いられている。1オンス5000ドル(日本円で約80万円)を超える水準にまで達し、過去最高値を更新している金価格は、貴金属に対する私たちの見方、そして伝統的なゴールドウォッチが放つ華やかさや価値との向き合い方を変えつつある。そうしたなかで、新しいジュビリーゴールド合金は、控えめな佇まいをたたえ、富や価値を声高に誇示することはない。むしろそれを静かに示しつつ、より近くで見つめ、その奥行きを味わうよう促してくる。

 もっとも、留保すべき点を挙げるとすれば、ひとつ、あるいはふたつほどある。まず、直径40mmの貴金属製デイデイトが放つ重量感は、この時計を享受する層を確実に狭めるだろうということだ。私たちの多くにとって理想的なサイズはいまなお変わらずデイデイト 36であり、その均整の取れたプロポーションはジェニファー・アニストンからトニー・ソプラノにまで及ぶ幅広い人物像に似合う選択肢としての価値をすでに証明してきた。できることなら次は、このより親しみやすいサイズのモデルにもジュビリーゴールドの仕様が用意されることを期待したい。

 そして本作がカタログ掲載のないモデルである以上、6万2700ドル(日本円で約1000万円)という価格も、通常ラインの量産モデルほど大きな問題にはならないのかもしれない。ロレックス公式サイトから比較として挙げるなら、エバーローズゴールド製で、アイゼンキーゼル(これもクォーツ系に属する天然石)のダイヤルにダイヤモンドインデックスを組み合わせたデイデイト 40が、同じく6万2700ドル(日本円の定価は税込1251万1400円)で掲載されている。

 ブランドカラーを思わせる天然石ダイヤルにダイヤモンドインデックスを組み合わせたこの個体は、長らくロレックスでもっとも格式高いモデルであり続けてきたデイデイトの歴史にふさわしいオマージュである。デイトナやGMTマスター IIのような熱狂的な話題性は持たないかもしれない。だが、デイデイトこそがロレックスにおける金無垢時計のひとつの到達点であり、その基準に今年、新たにジュビリーゴールドというより控えめで抑制の効いた貴金属合金が加わったのである。


基本情報

ブランド: ロレックス(Rolex)
モデル名: デイデイト 40
型番: 228235(ケース)

直径: 40mm
厚さ: 12mm
ケース素材: ジュビリーゴールド合金
文字盤色: ライトグリーン
インデックス: アプライドのバゲットダイヤモンド
夜光: なし
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ジュビリーゴールド製のプレジデントブレスレット(83415)


ムーブメント情報

キャリバー: ロレックス製のCal.3255
機能: 時・分表示、センターセコンド、デイデイト表示
パワーリザーブ: 70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 31
クロノメーター認定: COSC認定取得済み。さらにロレックスの高精度クロノメーター認定も取得


価格 & 発売時期

価格: 6万2700ドル(約1000万円)
発売時期: 発売中
限定: カタログ非掲載モデル

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