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毎年春にジュネーブで開催される、年間最大かつ最も重要な時計見本市であるWatches & Wondersに、2027年から新たにブランドが加わる。ベルネロン、ポルシェデザイン、シンガー・リイマジンなどがその顔ぶれに含まれ、参加ブランド数は75に達する。今回加わるブランドには、今年初めに2027年からの参加を発表したブライトリングのハウス・オブ・ブランズも含まれる。
Watches & Wondersの主催者によると、2027年に初参加となる13ブランドの多彩な顔ぶれは、現在このイベントに参加する時計業界のプレイヤーがいかに多様であるかを示しているという。ロレックス、カルティエ、パテック フィリップといった老舗ブランドから、ボストンを拠点とするバイオテクノロジー企業の元幹部が立ち上げ、神話上の生き物にちなんで名付けられたスイスの新興高級時計ブランド、シュトレンヴルムまで、その顔ぶれは実に多様だ。
Watches & Wonders 2027には、ベルネロンも新たに加わる。2022年に設立され、デザイナーで元ブライトリング幹部のシルヴァン・ベルネロン氏が率いるこのブランドは、業界やコレクターから高い評価を得ている。限定生産、シェイプドケース、フルゴールドムーブメントを採用したモデルは、2次流通市場で価格が急騰している。クリソプレーズ(緑玉髄)ダイヤルを備えたホワイトゴールド製のミラージュ 34 ビリジアンは希少なモデルで、ブランドが顧客に約5万1000スイスフラン(約970万円)で販売した個体が、最近オークションサイトのLoupe Thisで52万1400ドル(約8200万円)で落札された。
カンティエームは、ベルネロンの2つ目のモデルラインだ。Photo credit: Mark Kauzlarich
ベルネロン氏は最近、HODINKEEのインタビューで、自身の時計が2次流通市場で取引されている価格について「持続可能ではない」と語った。また、ある顧客が購入した時計をあまりに早く転売したことについて、自身とチームのメンバーが「非常に残念に思っている」とも述べている。
同ブランドは昨年、ミラージュに比べてよりクラシックなスタイルの年次カレンダーを搭載した新モデル、カンティエームを発表した。このモデルは独自設計のムーブメントを搭載し、価格は14万スイスフラン(約2600万円)である。ベルネロンは2027年のWatches & Wondersで、最新作となる“フィアスコ(Fiasco)”を発表する予定だ。
ポルシェデザイン クロノグラフ 1 オールチタン。Photo credit: TanTan Wang
さらに、時計業界で数十年にわたる歴史を持つポルシェデザインも来年、Watches & Wondersに初めて参加する。ポルシェデザイン・スタジオから派生した時計ブランドである同社は、最近、スイスのグレンヒェンに新たなマニュファクチュールを開設した。HODINKEEでは、今年初めにタンタン・ワンが同施設を訪れている。
シンガー・リイマジンのダイブトラック。Photo credit: Mark Kauzlarich
また、ポルシェのレストモッドを手がけるシンガー・ビークル・デザインから2017年に派生して誕生し、ジュネーブを拠点とするスイスの時計メーカー、シンガー・リイマジンも今回が初参加となる。同ブランドはこれまでにも、革新的かつ目を見張るようなタイムピースをいくつも発表しており、今回は最新の“リイマジニング”モデルを披露するとみられている。
Watches & Wondersの主催者によると、2027年の開催は4月5日から11日まで、ジュネーブのパレクスポで行われる。会場では、スイス時計産業の中心地として知られるジュネーブを取り囲む湖や川、山々をイメージした新たなテーマと装飾が採用されるという。また、昨年初めて実施された“イン・ザ・シティ(In The City)”プログラムも規模を拡大。2027年は7夜にわたり、毎晩ジュネーブ中心部で音楽やイベント、さまざまなアクティビティが開催される予定だ。
Watches & Wonders 2027に新たに参加するブランドは以下のとおりだ。アコール、アラン・シルベスタイン、ベルネロン、ブレーヴァ ジュネーブ、ブライトリング、ダミアーニ、フォルティス、ギャレ、ケルベダンズ、ポルシェデザイン、シンガー・リイマジン、シュトレンヴルム、ユニバーサル・ジュネーブの13ブランドである。
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