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我々が知っていること
カルティエは、「タンク」や「サントス」のようなアイコンモデルを差し置いて、「パシャ」コレクションを最前線に押し上げようとしている。「パシャ」という80年代の寵児を新しいオーディエンスに届けるために、ラミ・マレック(Rami Malek)やウィロー・スミス(Willow Smith)といった若いアンバサダーを起用したこともあった。そして、昨年は「パシャ ドゥ カルティエ」 クロノグラフを発表。今年はゴールドからスティール、コンプリケーションからシンプルなものまで、「パシャ ドゥ カルティエ」の新作を一挙に発表する。
本日の記事では、クラシックなタイム&デイトのバリエーションと、SS製クロノグラフの新バージョンを中心に、最新のSS製モデルを紹介することにする。
両モデルとも、印象的な放射模様の入ったグレーダイヤルに、クラシックなパシャ数字(クロノはひとつの数字)、そして針にはブルーのアクセントが施されている。日付窓の位置は4時半と同じだが、デザイン上、その位置が非常に顕著に現れている。
クロノグラフは、ホワイトのアウターダイヤルトラックと対照的なホワイトのインダイヤルを備えている。タイム&デイトモデルではポリッシュ仕上げの滑らかなベゼルが、クロノグラフモデルでは「パシャ」のほかのモデルでも見られるダイブタイムベゼルが採用されている。
我々が思うこと
そう……これぞパシャだ! デザインは確かに万人向けではないが、アイコニックな時計だ。この時計は時代を象徴するものであり、その美学は徐々に浸透しつつあると思う。
私はパシャがあまり好きではなかった。ただ、自分の好みではなかったということだ。でも、ブルック・シールズ(Brooke Shields)と一緒にTalking Watchesのエピソードを撮影したとき、彼女の時計を見たのだ(有名人の名前を出せるときに出しておかないとね)。実際に手にとって、ダイブタイムベゼルの上にあるねじ込み式のリューズロックや、ダイヤルの細部など、一風変わったディテールを見てみると、この時計に対する私の理解は変わった。
いや、自身の手首に「パシャ」が似合うとは思っていないが、それでも評価することはできる。というわけで、本日の作品だ。ベーシックなものとクロノグラフ、パシャデザインの真骨頂とも言えるふたつのバリエーションである。
私はダークグレーのダイヤルをとても気に入っており、メタルのテクスチャーパターンを見るのが楽しみだ。ブルーとグレーの組み合わせはとてもうまくいっており、41mmのサイズでも十分に見栄えがすると思う。
カルティエが若い世代にアプローチするために行っていることと言えば、クイックスイッチストラップや簡単に調整できるブレスレットで、エコシステムに確実に取り込もうということだ。ストラップを交換したりブレスレットを調整するために、家を出るのが好きな人はいないだろう。
今年は「パシャ」の時計がたくさんあるが、これはそのうちのたったふたつだ。今年はパシャの年になるのだろうか? それを見極めよう。これらの新作のハンズオンは、また後日。
基本情報
ブランド: カルティエ(Cartier)
モデル名: パシャ ドゥ カルティエ(Pasha de Cartier)
直径: 41mm
厚さ: 9.55mm(タイム&デイト)、11.97mm(クロノグラフ)
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: グレー
インデックス: プリント
夜光: あり
ストラップ/ブレスレット: インターチェンジャブルクイックスイッチ搭載のグレーアリゲーターレザーストラップ、スマートリンクスティールブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: 1847 MC(タイム&デイト)、1904-CH MC(クロノグラフ)
機能: 時、分、秒、日付、そしてクロノグラフモデルのみクロノグラフを搭載
直径: 25.6mm(タイム&デイト)、 25.58mm(クロノグラフ)
厚さ: 3.76mm(タイム&デイト)、5.71mm(クロノグラフ)
パワーリザーブ: 約42時間(タイム&デイト)、約47時間(クロノグラフ)
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時(4Hz)
石数: 23(タイム&デイト)、37(クロノグラフ)
クロノメーター: なし
価格 & 発売時期
価格: SSのタイム&デイトは84万7000円、SSのクロノグラフは120万1200円(すべて税込予価)
発売時期: 5月予定
限定: なし
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